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英王室のおしゃれ淑女、アン王女のお気に入りティアラTOP5

  • 2026.8.13
Matt Green

2026年8月15日で76歳の誕生日を迎えるアン王女は、亡きエリザベス女王のひとり娘であり、現国王チャールズ3世のただひとりの妹。ティアラの着用が必要なイベントには、これまで何度となく出席してきました。ですが、それにもかかわらず王女が公の場で披露してきたティアラの数は、わずか5つにとどまっています。

ただ、アン王女は着回しが得意なことで知られています。限られた数のティアラを使用することに決めていたとしても、驚くことではないのかもしれません。

その王女にとって、特にお気に入りのものとみられる5つのティアラをご紹介します。

【1】アリス妃の「メアンダー・ティアラ」

左から、2026年、1988年、1970年撮影 Getty Images

アン王女が最も多くの機会に着用しているのが、父方の祖母、アリス・オブ・バッテンバーグから受け継いだこのティアラです。2026年3月に出席した公式晩さん会でも、使用していました。

ダイヤモンドでギリシャの「メアンダーパターン(ギリシャ雷文)」を描いたこのバンドーは、1903年にギリシャおよびデンマークの王子アンドレアスと結婚したアリス妃に、結婚祝いとして贈られたものです。アリス妃は1914年に撮影されたポートレートで、初めてこのティアラを披露しました。

その後、このティアラは1947年にアリス妃の息子フィリップ王子と結婚したイギリスのエリザベス王女(当時)に譲り渡されました。ただ、エリザベス女王はこのティアラを公の場で着用したことがなかったといいます。

1960年代後半からは、女王の娘であるアン王女が頻繁に使用するようになりました。さらに王女の娘のザラも、2011年にはこのティアラをつけて、マイク・ティンダルと結婚式を挙げました。

アン王女の娘ザラ Max Mumby/Indigo / Getty Images

【2】メアリー王妃の「フリンジ・ティアラ」

アン王女とフィリップス大尉、1973年撮影 Evening Standard / Getty Images

1973年にマーク・フィリップス陸軍大尉と挙式したアン王女はその日、1919年にジュエラーの「ガラード」が制作したこのティアラを披露しました。1947年にフィリップ殿下と結婚式を挙げたエリザベス女王がウエディングドレスに合わせたのも、このティアラでした。そして、2020年には女王の孫娘であるベアトリス王女が、このティアラをつけて結婚式に臨んでいます。

ただ、アン王女がこのティアラをつけて公の場に姿を見せたのは、結婚式のとき一度だけです。

『TOWN&COUNTRY』誌の編集長、ステラ・ヴォランデスは、「フリンジ・ティアラはもともと、ヴィクトリア女王がメアリー王妃に贈ったネックレスでした」と説明しています。ジュエリーを好みに合わせて作り変えることが多かったメアリー王妃は、そのネックレスもティアラに変えて、頻繁に着用していました。

【3】フェストゥーン・ティアラ

2017年(左)、1974年(右)撮影 Getty Images

「ダイヤモンド・フェストゥーン・ティアラ」とも呼ばれるこのティアラは、「プリンセス・ロイヤル」の称号(イギリスの君主の長女に与えられる終身の名誉称号)も持つアン王女の、もうひとつのお気に入りです。1973年にアン王女が命名した船の持ち主である大手海運会社から贈られました。

起源は明らかになっていないアンティークのティアラですが、王女は長年にわたって愛用しています。

【4】アクアマリン・パインフラワー・ティアラ

左から、2025年、2019年、2015年撮影 Getty Images

「カルティエ」の「アクアマリン・パインフラワー・ティアラ」は、アン王女が個人で所有するティアラのひとつです。国王ジョージ6世が1948年に妻のエリザベス王妃(クイーンマザー)に贈り、その後、結婚祝いとして孫のアン王女に贈られました。クイーンマザーが公の場でこのティアラを披露したのは、わずか2回でした。

アン王女は1990年代にこのジュエリーをリフォームしています。中央にセットされていた宝石を取り外してブローチにしたほか、アクアマリン2個を外し、いっぽうはペンダントとして、パールのネックレスとともに着用しています。さらに、もうひとつは取り外した宝石に代えて、ティアラのセンターにセットされています。

このティアラは「カルティエ」が2025年にロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催した大回顧展、『Cartier』展に出品され、一般公開されました。

【5】ヘイロー・スクロール・ティアラ

1969年撮影 Mirrorpix / Getty Images

アン王女が若い頃によく使用していたのが、「カルティエ」のこのティアラです。現在では、キャサリン皇太子妃が結婚式で着用したティアラとして、より多くの人に知られています。

このティアラは、即位前の国王ジョージ6世(ヨーク公爵)が1936年、妻のエリザベス妃に結婚記念として贈ったものです。そしてエリザベス妃は1944年、長女のエリザベス王女の18歳の誕生日のプレゼントとして、このティアラを譲り渡しました。ただ、王女は即位して女王になって以降も、公の場ではこのティアラを一度も着用しませんでした。

1953年のエリザベス女王の戴冠式には、妹のマーガレット王女がこのティアラをつけて、式典に出席しました。また、1967年にはアン王女が初めて、このティアラをつけて人々の前に姿を見せました。ただし、6年後に結婚して以降は一度も使用していません。

From TOWN&COUNTRY

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