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「A24」映画のおしゃれなアイコニック衣装16選!ファッションで楽しむ名作&話題作

  • 2026.8.12
Aflo

数々の名作を送り出してきた映画スタジオA24が贈る話題作『ドラマなふたり』の8月21日(金)の日本公開を前に、今こそ見返したいA24映画の名ルックを一挙紹介! 『ミッドサマー』のフォークロア、『レディ・バード』の等身大のスクールスタイル、『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』の1950年代ルックなど、スクリーンに刻まれた16のアイコニックな装いをピックアップ。キャラクターの装いと物語とのつながり、衣装にまつわる制作秘話、作品の評価とともに、名作&話題作をファッション目線で楽しもう。

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『ドラマなふたり』(2026)

日本では2026年8月21日(金)に公開予定の、ゼンデイヤとロバート・パティンソンが主演を務める注目のラブストーリー『ドラマなふたり』。結婚式を7日後に控えたエマ(ゼンデイヤ)とチャーリー(ロバート・パティンソン)の関係が、ある秘密をきっかけに揺らいでいく。

衣装デザインは、『Past Lives/パスト ライブス 再会』(2024)も担当したカティーナ・ダナバシス。あえて典型的で端正なエマの花嫁姿を演出するために、カティーナが選んだクラシカルなウエディングドレスは、スクエアネックと大きく広がるスカートが特徴。屋外を引きずられて汚れていく純白のドレスが、完璧な結婚を演じようとするエマの危うさを映し出す。

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対照的なオレンジのパファージャケットについては、暗い屋外でもエマの姿を捉えるために、意外で記憶に残る色を意識したと説明。白いドレスとの強烈なコントラストも、作品を象徴するビジュアルになっている。

公式サイトによれば、エマの告白の内容をめぐって全米では大きな議論が巻き起こり、全米公開された2026年4月時点でA24史上最速となる全世界興収1億ドル(約157億円)を突破したそう。ロマンスとブラックコメディを掛け合わせた話題作として、日本公開前から注目を集めている。

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『マテリアリスト 結婚の条件』(2026)

2026年5月に日本公開された『マテリアリスト 結婚の条件』は、ニューヨークの敏腕マッチメーカー、ルーシー(ダコタ・ジョンソン)が、忘れられない元恋人のジョン(クリス・エヴァンス)と理想的な男性ハリー(ペドロ・パスカル)の間で、自分にとっての愛を見つめ直していくストーリー。

METROPOLIS/Bauer-Griffin / Getty Images

衣装はカティーナ・ダナバシス。ルーシーのワードローブは、都会的でありながら決して華美ではない。画像の白い「トレジャー アンド ボンド(Treasure & Bond)」のシャツには、履き込んだ「ザラ(ZARA)」のデニムと「ナイキ(NIKE)」のスニーカーを合わせている。

カティーナが誰のクローゼットにもあるようなシンプルな定番と説明する、ルーシーのリラックスしたスタイルだ。仕事中の端正なジャケットとドレスとの落差によって、マッチメーカーとして振る舞う彼女とは異なる、肩の力の抜けた素顔が見えてくるよう。

全米公開から約3週間で全世界興収1億ドルを突破し、2026年4月時点でA24作品史上最速の到達を記録した。

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『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』(2025)

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』は、2026年3月に日本公開された映画。ジョシュ・サフディ監督がメガホンを取り、主役のマーティ役をティモシー・シャラメが務めた。1950年代のニューヨークを舞台に、卓球で世界の頂点を夢見る靴店員マーティ・マウザーの野心と奔走を描く。第98回アカデミー賞では、衣装デザイン賞を含む9部門にノミネートされた。

衣装を手がけたのは、『グッド・タイム』(2017)や『アンカット・ダイヤモンド』(2019)でも同監督と組んだミヤコ・ベリッツィ。1955年当時のマンハッタンのロウアー・イースト・サイドの映像や写真を調査しながら、衣装をきれいに作り込みすぎず、実際に着こまれた服に見せることにこだわったそう。

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こちらは、黒のポロシャツに、深みのあるグリーンのピンストライプパンツをコーディネート。落ち着いた配色ながら、ハイウエストとゆったり取られたプリーツが1950年代らしい輪郭を作る。現存する当時のポロシャツが少ないため、世界中から探したとか。クラシックな競技服を今見ても新鮮に感じさせる、端正なレトロスポーツルックを完成させた。

もうひとつの特徴が、細いメタルフレームのアイウェア。1930~50年代に流行した「アメリカン・オプティカル」の“ニューモント”モデルとされていて、モデルとなった卓球選手マーティ・リーズマンも似たタイプを愛用していた。

ティモシーは撮影では、視界をぼかすコンタクトレンズと、それを補正する度付き眼鏡を装着したというエピソードも。単なる小道具ではなく、実際に眼鏡を必要とする状態をつくることで、レンズ越しの見え方やしぐさにもリアリティを持たせたそう。

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『プリシラ』(2023)

ソフィア・コッポラ監督が、エルヴィス・プレスリーの妻プリシラの青春を、彼女自身の視点から描いた『プリシラ』。ケイリー・スピーニーがプリシラ、ジェイコブ・エロルディがエルヴィスを演じ、ケイリーは第80回ベネチア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞し、ゴールデングローブ賞主演女優賞のドラマ部門にもノミネートされた。

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衣装デザインは、『ブリングリング』(2013)や『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』(2017)など、コッポラ作品を長く支えてきたステイシー・バタット。画像のウエディングドレスは、「シャネル」が本作のために制作したもの。実際のプリシラのドレスと同様のシルエットを保ちながら、繊細なレースやスカラップ状の縁、袖口のディテールを加えている。

ハイネックとレースに包まれたプリシラの姿は可憐で夢のように美しい一方で、巨大なケーキやヴェールに囲まれた映像からは、彼女が“エルヴィスの妻”という像に収められていく感覚も伝わってくるよう。「シャネル」や「ヴァレンティノ」の協力を得た衣装も含め、1960~70年代の華やかさと、その裏側にある孤独を繊細に表現した作品として評価された。

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『ミッドサマー』(2019)

アリ・アスター監督が、恋人たちの休暇を白夜の悪夢へと変えたフォークホラー『ミッドサマー』。心に深い傷を抱えたダニー(フローレンス・ピュー)が、恋人や友人たちとスウェーデンの共同体を訪れる。全世界興収は約4,700万ドル(74億約円)を記録し、インディペンデント・スピリット賞では撮影賞にノミネートされ、明るく美しいイメージで恐怖を描く映像表現が高く評価された。

衣装デザインは、キーラ・ナイトレイ主演映画『コレット』(2018)も手がけたアンドレア・フレッシュ。住民たちの白い服は、スウェーデンの夏至祭の装いをベースにしながら、鮮やかな赤や青の刺しゅうを加えたもの。衣装の多くは手刺しゅうや手描きで作られ、ドイツやハンガリーから集めた約100年前のリネンも使われているよう。

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同じ白をまとった人々が並ぶ光景は、牧歌的で美しい反面、共同体の強い秩序も感じさせる。村を訪れた当初、くすんだ色の私服姿で白装束の共同体から浮いていたダニー。しかし、儀式が進むとともに白い民族衣装を与えられ、クライマックスには約1万輪のシルクフラワー(造花)で覆われたドレスをまとう。

祝福を表す華やかな衣装でありながら、重さによって身動きを封じる構造は、彼女が共同体に包み込まれ、取り込まれていく姿とも重なる。素朴なフォークロアが徐々に不穏な制服へと変わっていく様子が見どころだ。

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『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)

経営難のコインランドリーを営むエヴリン(ミシェル・ヨー)が、無数の平行世界を行き来しながら家族と世界の危機に立ち向かう映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。第95回アカデミー賞では最多11部門にノミネートされ、主演女優賞をはじめ、作品賞、監督賞など7部門を受賞。

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衣装デザインは、スタイリストとしても活躍するシャーリー・クラタ。画像は、エヴリンの娘ジョイ(ステファニー・スー)の別人格、ジョブ・トゥパキの代表的なルック。ピンクヘアに、ラインストーンや刺しゅうで装飾した白いエルヴィス風ジャンプスーツを合わせている。

シャーリーは、ジョブの衣装に原宿ファッションやK-POP、SFなどの要素を取り入れたと説明。次々に変わるスタイルは単なる奇抜さではなく、どのカテゴリーにも固定されないジョブの存在そのものを表すかのよう。白いジャンプスーツも、エルヴィス的な要素とピンクヘアの組み合わせで、性別や時代を軽やかに横断している。

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『Pearl パール』(2022)

タイ・ウェスト監督、ミア・ゴス主演作『Pearl パール』。『X エックス』(2022)に登場した老女パールの若き日を描く前日譚。1918年、農場で暮らしながらスターを夢見るパールの欲望が、次第に暴走していく。共同脚本も務めたミアの怪演はマーティン・スコセッシからも高く評価され、インディペンデント・スピリット賞では主演賞にノミネート。『X エックス』から続くA24初の映画三部作を決定づけた一作としても話題に。

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『X エックス』も担当したマウゴシャ・トゥルジャンスカが衣装デザインとして参加。赤いパフスリーブドレスは、青いリボンと編み込みヘア、ワークブーツとスタイリング。そこに斧が加わることで、古典的な田園映画のヒロイン像が一瞬で不穏なものに変わる。

鮮やかな赤は、テクニカラー映画を思わせる本作のスクリーンでも強烈な存在感を放つ。可憐なシルエットを崩さないまま、パールの無邪気な夢と抑えきれない衝動を同居させた、ホラー映画史に残るルック。

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『スプリング・ブレイカーズ』(2012)

セレーナ・ゴメス、ヴァネッサ・ハジェンズ、アシュレイ・ベンソン、レイチェル・コリン主演。春休みに刺激を求めてフロリダへ向かった女子大生4人が、犯罪と享楽の世界へと足を踏み入れていく。元ディズニー・スターたちの大胆なイメージチェンジも大きな話題になった。

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衣装デザインは、のちに『mid90s ミッドナインティーズ』(2018)やドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』(2019~2026)も手がけるハイディ・ビヴェンス。

画像は、タイガーフェイスのモノキニに、腰履きした黒のスウェットパンツ、蛍光ピンクの目出し帽を合わせている。ビーチウェアの無邪気なガーリーさと、犯罪者を思わせる目出し帽の悪趣味なミックスが、開放感と危険が区別できなくなっていく彼女たちの世界を象徴している。衣装だけで作品がわかるほどに、A24初期を代表するアイコニックなルックだ。

A24/Photofest / Aflo

『ブリングリング』(2013)

ソフィア・コッポラ監督がメガホンを取った『ブリングリング』には、エマ・ワトソン、タイッサ・ファーミガ、イズラエル・ブルサードらが出演。実際に起きたセレブ宅連続窃盗事件をもとに、セレブのファッションや華やかな暮らしに魅了され、やがて彼らの豪邸へ盗みに入る若者たちを描く。

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『プリシラ』(2023)も担当したステイシー・バタットが衣装デザインを手がけた。ニッキー(エマ・ワトソン)やサム(タイッサ・ファーミガ)たちは、大ぶりのサングラス、スキニージーンズ、メタリック素材や派手なアクセサリーを重ね、2000年代後半のセレブファッションをコピーしている。

服装は彼女たち自身の趣味というより、パリス・ヒルトンをはじめ雑誌の中のスターになるための借り物の人格。ブランド物を所有したいという欲望と、何者かになりたいという焦りが、きらびやかなY2Kスタイルに表れている。

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『BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ』(2022)

アマンドラ・ステンバーグ、レイチェル・セノット、ピート・デヴィッドソンらが出演した映画『BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ』。ハリケーンの夜に豪邸へ集まった若者たちと、パーティゲームをきっかけに崩壊していく友情を描いた。ハリナ・ライン監督がインディペンデント・スピリット賞監督賞、脚本家サラ・デラップは新人脚本賞にノミネート。殺人ミステリーの形を借りながら、SNS世代の友情や階級意識を風刺した“Gen Zホラー”として高く評価された。

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衣装デザインは、『ドラマなふたり』(2026)等、話題作を複数手がけてきたカティーナ・ダナバシス。現代的なGen Zファッションのなかでも注目したいのはアリス(レイチェル・セノット)のルック。レインボーカラーのクロシェホルタートップは「ザラ(ZARA)」、ボトムスには「アリツィア(Aritzia)」のレザーパンツ、首や腕には暗闇で光るグロースティックを合わせた。

カティーナは、デート相手を連れてきたアリスが、郊外のパーティのために少し気合いを入れた装いだと説明。クロシェトップス、光沢感のあるパンツ、発光するアクセサリーは、停電後の暗いスクリーンでも質感が際立つ。手の届くブランドで構成されている点も、現代の裕福な若い世代らしいリアリティにつながっている。

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『愛はステロイド』(2024)

『愛はステロイド』では、クリステン・スチュワートとケイティ・オブライアンがダブル主演を務めた。1989年、アメリカのニューメキシコにあるジムで働くルー(クリステン・スチュワート)と、ボディビル大会を目指すジャッキー(ケイティ・オブライアン)の出会いを、クライムとロマンスを交えて描く。

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Netflixの大ヒットドラマシリーズ『BEEF/ビーフ』シーズン2の衣装も手がけたオルガ・ミルが衣装デザイン担当。1980年代をネオンカラーやレッグウォーマーで華やかに再現するのではなく、その土地になじんだ荒々しくリアルなスタイルを目指したという。

ジャッキーの超短丈デニムは、現行の「リーバイス」をカスタムし、鍛えた脚とヒップが映えるよう両脇を斜めにカット。一方ルーは、ラグランシャツと色落ちした太めのデニムを着用。大胆に身体を見せるジャッキーと、服の中に身体を沈めるルー。対照的なシルエットが、ふたりの個性と距離を雄弁に語っている。

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『アンカット・ダイヤモンド』(2019)

ジョシュ&ベニー・サフディ兄弟が監督を務めた 『アンカット・ダイヤモンド』。ニューヨークの宝石商ハワード(アダム・サンドラー)が、大きな儲けを狙って危険な賭けを重ねていくサマを、息つく暇のないテンポで描く。アダムの緊張感あふれる演技は、それまでのコメディ俳優というイメージを覆した。

衣装デザインは、のちに『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』(2025)も担当するミヤコ・ベリッツィ。彼女は、マンハッタン47丁目のダイヤモンド地区で数カ月にわたるリサーチを実施。実在する宝石商の自宅のクローゼットまで見せてもらい、ハワードの人物像とワードローブを作り上げたそう。

Aflo

「カルティエ」のリムレス眼鏡や、「フェラガモ」のベルトとローファー、太めのスラックスなどは、ダイヤモンド地区で見かける宝石商のスタイルがベース。

一方、光沢感のあるピンクシャツは、物語の主な舞台である2012年のクラブシーンと、当時ミートパッキング地区のクラブで働いていたミヤコ自身の記憶から着想を得て特注されたもの。若々しくクールに見せたいと背伸びするハワードの、少し時代遅れで力の入った勝負服になっている。

Tobin Yelland / Aflo

『mid90s ミッドナインティーズ』(2018)

俳優ジョナ・ヒルの長編監督デビュー作『mid90s ミッドナインティーズ』では、サニー・スリッチが主人公スティーヴィーを演じる。1990年代半ばのロサンゼルスを舞台に、13歳の少年が年上のスケーターたちと出会い、自分の居場所を探していく青春映画。16ミリフィルムで撮影された質感も話題に。

ハイディ・ビヴェンスが衣装デザインを担当。ストーリーの序盤では子ども向けキャラクターTシャツを着ていたスティーヴィーが、仲間に溶け込むにつれて無地の服やスケートブランドを選ぶようになり、デニムも次第にワイドになっていく。

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カリフォルニア州サンタバーバラ発のストリートアパレルブランド「ショーティーズ」のTシャツを主役に、ビーニー、バギージーンズ、黄色いスケートボードを差し色にしてコーディネート。憧れの仲間たちのスタイルを吸収し、自分もスケーターメンバーになろうとするスティーヴィーの変化が、ひと目で伝わる。

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『レディ・バード』(2017)

グレタ・ガーウィグの単独長編監督デビュー作で、 シアーシャ・ローナンが主演の映画『レディ・バード』。カリフォルニア州サクラメントで暮らす高校生クリスティン(シアーシャ・ローナン)、通称“レディ・バード”が、進学や友情、恋愛、母との衝突を経験する一年を描く。ゴールデングローブ賞では作品賞と主演女優賞を受賞。

衣装デザインは、エイプリル・ネイピアが担当した。劇中では96種類もの衣装を用いて、1990年代末から2000年代初頭の空気を、ヴィンテージや古着を交えて再現している。

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画像のレディ・バードは、白Tシャツにチェック柄のジャンパースカートをレイヤードし、黒いバッグとシューズをスタイリング。背伸びしたい年頃の可愛らしさはありつつ、完璧に整いすぎていないところがリアル。限られた予算のなかで、自分らしい装いを模索する、高校生らしい工夫が詰まっている。

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『aftersun/アフターサン』(2022)

『aftersun/アフターサン』は、シャーロット・ウェルズの長編監督デビュー作で、ポール・メスカルとフランキー・コリオが父娘を演じる。11歳のソフィー(フランキー・コリオ)が父カラム(ポール・メスカル)と過ごしたトルコ旅行の記憶を、成長した彼女の視点からたどっていくストーリー。ポールは本作でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。

衣装デザインはフランク・ギャラチャー。監督の幼少期の家族写真を参考に、1990年代後半の色彩やシルエットを再現したそう。新品の服も、襟を交換したり袖丈を調整したりすることで、当時のもののように見せている。

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画像では、カラムがゆるめのストライプシャツと黒のハーフパンツ、ソフィが黄色いオーバーサイズTシャツとデニムショーツ、キャップを着用。特別におしゃれした服ではないからこそ、古いホームビデオに残っていそうな生々しさがある。何げない旅の装いが、そのまま大切な思い出の色になっている。

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『ミナリ』(2020)

スティーブン・ユァンが主演を務めた映画『ミナリ』は、1980年代にアメリカ・アーカンソーの農地で新生活をはじめる韓国系移民の一家の物語。祖母スンジャを演じたユン・ヨジョンは、アカデミー賞助演女優賞を受賞した。

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スザンナ・ソングが衣装デザインを手がけたルックのなかでも特筆すべきは、長男デビッド(アラン・キム)の、カラフルなボーダーのポロシャツにハーフパンツ、ラインソックス、そしてカウボーイブーツを合わせたこちらのコーディネート。彼女によると、ポロシャツは当時の韓国男性や男児によく見られた服で、幼いデビッドを少し大人びて見せる役割もあるという。

一方、カウボーイブーツは、監督自身が子どもの頃に欲しがっていた思い出を反映したものだとか。韓国の家庭で育ちながら、アメリカの子どもになりたいと願うデビッドの気持ちが、ポロシャツとブーツの組み合わせに凝縮されている。

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