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「どいてください、ゴール前です」指定場所を離れて撮影を続ける保護者。だが、先生が毅然とした態度で対応した結果

  • 2026.8.11

決められた観覧場所を離れる保護者

秋晴れの日、子どもの通う園で運動会が開かれました。

園庭には保護者用の観覧スペースが設けられ、各家庭の場所は事前のくじ引きで決められていました。

場所によって多少見え方に差はありましたが、条件はどの家庭も同じです。

私も自分の席から、子どもの出番を楽しみに待っていました。

そんな中、少し離れた場所にいた一人のお母さんの動きが気になりました。

最初は席から立ってスマートフォンを構えていただけでしたが、撮りにくかったのでしょう。競技が始まるたびに、自分の場所から少しずつ前へ移動するようになったのです。

通路の端に立ったり、ほかの家族の前に出たりして、撮影が終わると席へ戻る。それを何度も繰り返していました。

先生が一度近づき、「恐れ入りますが、観覧は決められた場所からお願いいたします」と声をかけました。

しかし、お母さんは「すぐ戻りますから」と答えただけで、あまり気にしていない様子でした。

周囲の保護者も困ったように顔を見合わせていましたが、せっかくの運動会で揉めたくないのか、誰も直接注意することはありませんでした。

ゴール前まで出てきた母親

その後、子どもたちのかけっこが始まりました。

スタートの合図が近づくと、例のお母さんはまた席を離れました。

今度はスマートフォンを構えたまま、ゴール付近へ向かって歩いていきます。

園からは事前に、競技中はコースの近くへ入らないよう案内されていました。

放送でも、「安全のため、コース周辺には立ち入らないでください」と繰り返し呼びかけられています。

それでもお母さんは、自分の子どもを少しでも近くで撮影したかったのでしょう。ゴールの脇に立ち、そのままスマートフォンを構えました。

そこは、走り終えた子どもたちが勢いを落としながら進んでくる場所です。

「あそこ、危なくない?」

近くにいた保護者から、小さな声が聞こえました。

私も、走ってくる子どもとぶつからないか気になって仕方がありませんでした。

すると、先ほど注意していた先生がすぐに気づき、ゴールの脇から近づいてきました。

「どいてください、ゴール前です」

強い口調ではありませんでしたが、今度ははっきりとした声でした。

お母さんはスマートフォンを構えたまま、「もうすぐうちの子なので、少しだけいいですか」と答えました。

先生は首を横に振ります。

「ここは子どもたちが走ってきます。危険ですので、決められた観覧場所へお戻りください」

ちょうどそのとき、ゴールした子どもたちが次々とこちらへ走ってきました。

お母さんもようやく危険を感じたのか、スマートフォンを下ろし、黙って自分の席へ戻っていきました。

我が子を少しでも近くで撮りたい気持ちは、多くの保護者にあると思います。

それでも、みんなが同じ決まりを守っているからこそ、安全に運動会を楽しめるのだと感じた出来事でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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