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「もう少し低くしてくれたらいいのに」観覧席で三脚を頑として譲らぬ保護者。だが、スタッフの対応で状況が一変

  • 2026.8.10
「もう少し低くしてくれたらいいのに」観覧席で三脚を頑として譲らぬ保護者。だが、スタッフの対応で状況が一変

最前列に置かれた大きな三脚

子どもの運動会があった日のことです。

私と夫は開門時間に合わせて学校へ向かいましたが、保護者用の観覧エリアに着いた頃には、グラウンド沿いの前方はすでにかなり埋まっていました。

「このあたりなら見えそうだね」

夫と空いている場所を探しながら進んでいると、最前列の中央付近に、大きな三脚を立てて撮影している男性がいました。

三脚そのものが禁止されているわけではありませんでしたが、かなり高い位置にカメラを固定していたため、そのすぐ後ろに座っている人たちはグラウンドの一部が見えにくそうでした。

私たちも少し後ろに場所を取りましたが、ちょうど子どもたちが走るコースと三脚が重なっています。

「もう少し低くしてくれたらいいのに」

近くにいた女性が家族に小声で話していました。私も同じことを思いましたが、運動会の場で知らない保護者に直接声をかけるのはためらわれました。

スタッフが声をかけると

しばらくすると、観覧エリアを見回っていた学校のスタッフが三脚に気づき、男性のところへやって来ました。

「すみません。後ろの方の視界を遮ってしまうので、三脚をもう少し低くしていただけますか」

男性は一度カメラから顔を上げ、「ああ、はい」と答えました。

ところが、脚の位置を少し触っただけで、カメラの高さはほとんど変わりません。

スタッフがその場を離れると、再び撮影を始めました。

後ろにいた保護者たちは、左右に体をずらしながらグラウンドを見ています。私たちも座る位置を少し変えてみましたが、競技によってはやはり三脚と重なってしまいました。

その後、別の保護者がスタッフに状況を伝えたようで、先ほどのスタッフがもう一度戻ってきました。

今度は男性の横に立ち、「この高さですと後ろから見えにくいため、低くしていただくか、後方の撮影スペースへ移動をお願いします」と具体的に案内していました。

男性は少し戸惑った様子でしたが、周囲を見回したあと、三脚を畳んで観覧エリアの端へ移動していきました。

ようやく見えた子どもの姿

ちょうどその頃、次の競技に出る子どもたちが入場してきました。

「いた、あそこ」

夫が指さした先に、うちの子の姿が見えました。

さっきまで三脚があった場所が空いたことで、後ろにいた私たちからもグラウンドがよく見えるようになっていました。

競技が始まると、周囲の保護者も一斉に拍手をしたり、カメラを構えたりしていました。私も最後まで子どもの姿を見ることができ、ほっとしました。

大きなカメラで我が子の姿をきれいに残したい気持ちは分かります。ただ、運動会は多くの保護者が同じ場所から子どもを見守る行事です。

少し高さを下げたり、周囲の様子を確認したりするだけでも、見え方は大きく変わります。みんなが気持ちよく応援するためには、撮影する側にも少しだけ周りへの配慮が必要なのだと感じた出来事でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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