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「全部同じパスワード」が危ない!1つ漏れると別のサービスまで不正ログインされるワケ

  • 2026.8.9
「全部同じパスワード」が危ない!1つ漏れると別のサービスまで不正ログインされるワケ

通販サイトやSNS、メール、動画配信サービスなど、インターネット上で使うアカウントは増え続けています。

「すべて違うパスワードにすると覚えられない」と、複数のサービスで同じパスワードを使っている人もいるでしょう。

しかし、パスワードを使い回していると、一つのサービスから情報が漏れただけで、別のサービスまで不正ログインされる可能性があります。

どのように被害が広がるのかを知り、早めにパスワードの管理方法を見直しましょう。

一つのパスワード流出が別のサービスへ広がる

同じパスワードを使っているだけで、すぐにアカウントが乗っ取られるわけではありません。

問題になるのは、利用しているサービスからの情報漏えいや、フィッシングサイトへの入力などによって、IDやメールアドレス、パスワードの組み合わせが第三者に知られた場合です。

悪意のある第三者は、手に入れたIDとパスワードを使い、通販サイトやSNS、メールなど、別のサービスへのログインを試すことがあります。

複数のサービスで同じ組み合わせを使っていると、一つのパスワードが知られただけで、ほかのアカウントにも不正ログインされるおそれがあります。

SNSの乗っ取りや不正購入につながることも

不正ログインされた場合、アカウントの中を見られるだけで終わるとは限りません。

パスワードや登録メールアドレスを変更され、本人がログインできなくなる場合があります。

SNSでは、本人になりすまして投稿されたり、友人や知人へ不審なメッセージを送られたりする可能性があります。

通販サイトにクレジットカード情報や配送先を登録している場合は、身に覚えのない商品を購入されるなど、金銭的な被害につながるおそれもあります。

メールのアカウントが不正利用されると、ほかのサービスのパスワード再設定に悪用され、さらに被害が広がる可能性があります。

一つのアカウントだけの問題と考えず、同じパスワードを使っているサービス全体への影響を確認することが大切です。

パスワードはサービスごとに変える

不正ログインの連鎖を防ぐには、それぞれのサービスで異なるパスワードを設定することが基本です。

一つのサービスからパスワードが漏れたとしても、ほかのサービスで違うものを使っていれば、そのまま不正ログインされる危険を減らせます。

パスワードには、名前や生年月日、電話番号など、第三者が推測しやすい情報を使わないようにしましょう。

短く単純な文字列を避け、できるだけ長く、推測されにくいものを設定してください。

すべてのパスワードを覚えることが難しい場合は、スマートフォンやブラウザなどに備わっているパスワード管理機能を利用する方法もあります。

紙へ記録する場合は、人目に触れない場所へ保管し、財布やスマートフォンケースなど、紛失しやすい物と一緒に持ち歩かないようにしましょう。

多要素認証も有効にする

利用しているサービスに多要素認証の機能がある場合は、パスワードの変更とあわせて設定しておきましょう。

多要素認証とは、パスワードなどの「記憶情報」、スマートフォンなどの「所持情報」、指紋や顔などの「生体情報」のうち、異なる種類の情報を組み合わせて本人確認を行う仕組みです。

サービスによっては、「二段階認証」などの名称で案内されていることもあります。

多要素認証を設定していれば、IDとパスワードを第三者に知られた場合でも、それだけではログインできないため、不正ログインの防止に役立ちます。

ただし、SMSや認証アプリに表示された確認コードを他人へ教えると、認証を突破される可能性があります。

知人や運営会社を名乗る相手から頼まれても、パスワードや確認コードは伝えないでください。

対応している場合はパスキーも検討する

サービスが対応している場合は、パスキーを利用する方法もあります。

パスキーは、端末の画面ロックや指紋、顔などを使ってログインする仕組みです。

サービスへパスワードそのものを入力しないため、偽サイトへパスワードを入力してしまうフィッシング被害の防止にも役立ちます。

ただし、利用できる端末や復旧方法はサービスによって異なります。

設定する際は、公式の案内を確認し、端末を紛失した場合の復旧方法も把握しておきましょう。

すでに使い回している場合は?

現在、複数のサービスで同じパスワードを使っている場合は、サービスごとに異なるものへ変更しましょう。

特に、メール、SNS、通販サイト、銀行口座やクレジットカードに関係するサービスなど、個人情報や支払い情報を扱うアカウントは早めの見直しが必要です。

過去に情報漏えいや不正ログインの通知を受けたパスワードは再利用せず、新しいパスワードを設定してください。

使っていないサービスのアカウントが残っている場合は、退会やアカウント削除も検討しましょう。

長期間ログインしていないアカウントにも、氏名や住所、決済情報などが残っていることがあります。

まとめ

複数のサービスで同じパスワードを使っていると、一つのサービスから認証情報が漏れた際に、別のサービスまで不正ログインされる可能性があります。

SNSの乗っ取りや個人情報の閲覧、身に覚えのない買い物など、被害が連鎖するおそれもあります。

パスワードはサービスごとに異なるものを設定し、利用できる場合は多要素認証やパスキーも活用しましょう。

不審なログインに気づいた場合は、使い回しているすべてのサービスでパスワードを変更し、登録情報や利用履歴を確認してください。

「覚えやすいから同じにする」のではなく、一つの流出がほかのアカウントへ広がらない管理方法へ切り替えることが重要です。

※掲載情報は2026年8月6日時点のものです。各サービスの認証方法やアカウント復旧手順は変更される場合があります。

参考:IPA「不正ログイン被害の原因となるパスワードの使い回しはNG」

参考:IPA「インターネットサービスへの不正ログインによる被害が増加中」

参考:IPA「アカウントを安全に保つために」

参考:個人情報保護委員会「パスワードの使い回しにご注意!」

参考:警察庁「基本的なセキュリティ対策」

参考:警察庁「不正アクセス対策」

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