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数か月ぶりのエアコン、いきなり運転して大丈夫?故障や水漏れを防ぐ試運転の方法

  • 2026.8.9
数か月ぶりのエアコン、いきなり運転して大丈夫?故障や水漏れを防ぐ試運転の方法

暑くなってきた日に、数か月ぶりにエアコンを動かそうとする人も多いでしょう。

「去年まで問題なく使えていたから」と、そのまま冷房運転を始めていませんか。

長期間使っていなかったエアコンでも、目立った異常がなければ運転できます。

ただし、使っていない間にフィルターへほこりがたまったり、室外機の周囲が物でふさがれたりしている可能性があります。

電源プラグやコードに異常がある状態で運転すると、発熱や発火につながるおそれもあるため注意が必要です。

本格的に使い始める前に、エアコンの状態を確認して試運転を行いましょう。

長期間使っていないエアコンをすぐ動かしてよい?

結論からいうと、室内機や室外機、電源まわりに目立った異常がなければ運転できます。

長期間使っていなかったことだけを理由に、エアコンを動かしてはいけないわけではありません。

ただし、何も確認せずに本格使用を始めるのではなく、フィルターや電源プラグ、室外機の周囲などを点検してください。

リモコンが反応して室内機が動き始めても、正常に冷房できることや、水漏れなどの不具合がないことまでは確認できません。

目で確認できる範囲を点検したうえで、冷房の試運転を行いましょう。

フィルターや吹き出し口を確認する

最初に確認したいのが、室内機のフィルターや吸い込み口です。

フィルターにほこりがたまったまま運転すると、空気の流れが悪くなり、冷房の効率が低下する可能性があります。

取扱説明書に従ってフィルターを取り外し、掃除機などでほこりを取り除きましょう。

水洗いできるフィルターを洗った場合は、十分に乾かしてから元に戻してください。

ぬれたまま取り付けると、カビや故障の原因になる場合があります。

室内機の吸い込み口や吹き出し口が、カーテンや家具などでふさがれていないかも確認しましょう。

自分でエアコン内部を洗浄してもよい?

フィルターの奥にある熱交換器や送風ファンの汚れが気になることもあるでしょう。

しかし、エアコン内部を自分で分解したり、市販の洗浄剤を使って洗ったりするのは避けてください。

洗浄液や水が電気部品に付着すると、故障や漏電、発煙、発火につながるおそれがあります。

内部の汚れやカビが目立つ場合は、メーカーや販売店、専門業者へ相談しましょう。

自分で掃除できる範囲は製品によって異なるため、必ず取扱説明書を確認してください。

電源プラグやコードに異常がないか確認

電源プラグをコンセントから抜いていた場合は、差し込む前に状態を確認しましょう。

プラグやコードに傷、変形、変色などがある場合は、そのまま使用してはいけません。

電源プラグにほこりが付着している場合は、乾いた布で取り除いてください。

プラグを差し込んだときにぐらつく、根元まで入らない、コンセントが変色しているといった場合も使用を中止しましょう。

接触不良によって異常に発熱し、発火につながる可能性があります。

エアコンは消費電力が大きいため、延長コードやタコ足配線を使わず、専用のコンセントへ直接接続してください。

室外機の周囲がふさがれていないか

室内機だけでなく、屋外に設置されている室外機も確認が必要です。

室外機の吸い込み口や吹き出し口が、植木鉢、段ボール、落ち葉、雑草などでふさがれていないか確認しましょう。

周囲がふさがれていると、室内から運んだ熱を十分に外へ逃がせず、冷房の効率が低下する場合があります。

室外機の上や周囲に置いている物は移動させ、空気が流れる空間を確保してください。

室外機が傾いている、固定部分が外れている、配管が大きく損傷しているといった異常がある場合は、自分で動かさず専門業者へ相談しましょう。

冷房の最低温度で試運転する

目で確認できる範囲に異常がなければ、冷房運転で動作を確認します。

運転モードを「冷房」にし、設定温度を使用している機種で設定できる最低温度にしてください。

最低温度は機種によって異なりますが、16~18℃程度に設定されている製品があります。

風量を強めに設定し、まず10分程度運転して、吹き出し口から冷たい風が出ているか確認しましょう。

運転ランプが点滅していないか、途中で運転が停止しないかも確認してください。

その後も運転を続け、運転開始から30分程度を目安に、水漏れや異音、異臭がないかを確認します。

試運転の設定や必要な運転時間はメーカーや機種によって異なるため、取扱説明書に記載された手順を優先してください。

何年も使っていない古いエアコンは特に注意

一冬や一夏だけでなく、数年間使っていなかったエアコンを再び動かす場合は、より慎重な確認が必要です。

使用していない期間も、内部の電気部品や配線などの経年劣化が止まるわけではありません。

室内機に表示されている製造年や「設計上の標準使用期間」を確認しましょう。

設計上の標準使用期間は、保証期間や一律の使用期限を示すものではありません。

ただし、期間を超えている製品では、長期間の使用による経年劣化に注意が必要です。

異音、異臭、異常な振動、意図しない停止などがある場合は、「まだ動くから」と使い続けず、点検や買い替えを検討してください。

まとめ

長期間使っていなかったエアコンでも、目立った異常がなければ運転できます。

ただし、何も確認せずに本格使用を始めるのではなく、フィルター、電源プラグ、室外機、ドレンホースなどを点検しましょう。

目で確認できる範囲に問題がなければ、冷房の最低温度で試運転を行います。

冷たい風が出るかだけでなく、水漏れ、異音、異臭、運転ランプの点滅などがないかも確認してください。

焦げたにおいがする、プラグが異常に熱い、ブレーカーが繰り返し落ちるといった場合は、直ちに使用を中止しましょう。

点検方法や試運転の手順は製品によって異なるため、使用しているエアコンの取扱説明書とメーカーの案内を確認してください。

※掲載情報は執筆時点のものです。製品によって点検方法や試運転の手順が異なるため、必ず使用している製品の取扱説明書とメーカーの最新情報をご確認ください。

参考:経済産業省「夏季を迎える前のエアコン試運転の重要性について」

参考:政府広報オンライン「暑いのに故障した!?夏本番前にエアコンの試運転を!」

参考:一般社団法人 日本冷凍空調工業会「家庭用エアコンを安全にお使いいただくために」

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