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60歳から「主婦の仕事」を手放すコツ。持ち物も家事もスリムダウンして心が軽くなる暮らし

  • 2026.8.6

60歳から「主婦の仕事」を手放すコツ。持ち物も家事もスリムダウンして心が軽くなる暮らし

人生の後半戦、“自分サイズ”を見直して、シンプルかつコンパクトに暮らし替えをされた方を紹介する「小さい暮らし」の見本帖。イラストレーターの小暮涼子さんに、子どもの独立を機に持ち物のサイズダウンを行ったことなどについてうかがいました。

持ちものと主婦業をスリムダウン

子どもたちの独立後も住まいはサイズダウンしない代わりに、小暮さんは持ち物のスリムダウンを行った。60歳目前に、近藤麻理恵さんややましたひでこさんの本に触発されたそう。

「まず向き合ったのは自分の洋服。『1年以内に着たか』は意識せず、迷ったら実際に着て『これで出かけたいと思うか』を判断基準にしました」

手放す服をリサイクル店に持ち込んだところ買取金額がとても低く、「価値のないものをとっておく必要はない」と、かえって吹っ切れたそう。欲しいものが高価だと、似たような安価なもので妥協することが多かったが、「やっぱりもの足りなくて、残念な気持ちになるんですよね。少々高くてもいいものを選んで、長く使おうと考えるようになりました」

そしてもうひとつ、小暮さんがスリムダウンしたのが「主婦の仕事」だ。

「自営業の二男の仕事を手伝いに行った帰り道、早く戻って夕食の準備をしなきゃ!と必死で、駅で偶然一緒になった長男から声をかけられるまで気づかなかったことがあったんです。リタイアして家にいる夫に、そこまでしてあげる必要はないですよね。これから夫婦でリタイア生活に入る方には、旦那さんにあまりサービスしすぎないでとアドバイスしたいです(笑)」

すっきりとした住まいを見渡すと、目に入るのはお気に入りの品ばかり。小暮さんが手に入れた自分優先の心穏やかな暮らしは、主婦業に母親業にと走り続けてきたこれまでへのご褒美にほかならない。

「はじめたこと」は何ですか?

孫の影響でBTSのファンに!新大久保の散策も楽しんでいます

「ダンスがものすごく上手でハマってしまった」とBTSの推し活をスタート! 写真の小暮さんと肩を並べるのはジミン♪(のアクリルスタンド)。

散財はしないが、推し活仲間と新大久保で韓国料理を楽しむことも。

空いた子ども部屋を私の部屋に。夫婦別寝の暮らしは快適です

「宵っ張りの私に対して夫は22時就寝。寝室に夫の趣味の熱帯魚の水槽があり、モーター音が気になることもあって部屋を分けました」。

壁をペイントしたり棚をつけたり、自分好みのインテリアを楽しめる。

「迎えたもの」は何ですか?

気になっていたショップで眼鏡をオーダー。高価でしたが見え方が全然違います!

「サイズ感がぴったりのおしゃれな眼鏡が欲しくて、初めてオーダーで眼鏡を作りました。『めがね舎ストライク』のもので、今までのものとは見え方が違い、裸眼のような感覚。色も気に入っています」

成長した孫のためにお泊まり用の客用布団を新調。ケースつきが便利です

2人の孫がいる小暮さん。お泊まりのときにしっかりした布団が必要になり、「無印良品」でセット販売している寝具を新調した。取っ手つきで持ち運びやすく、クローゼットのすき間に立ててしまえて便利。

ずっと憧れていた「有次(ありつぐ)」のおろし金。京都旅行で自分へのお土産にした「一生もの」です

500年以上の歴史ある京都の名店「有次」で、念願だった銅のおろし金を購入。店員さんが丁寧に説明してくれたことも旅のよい思い出に。最近はとろろをおろすのに活用した。

「お手入れ用の刷毛(はけ)も重宝しています」

Profile

小暮涼子さん
主婦●1959年埼玉県生まれ。インスタ投稿を機にWebマガジンの連載など活動を広げ、2025年に2冊目の著書『60代 大人旅の愉しみと工夫』(主婦と生活社)を発売。夫とのふたり暮らし。
インスタ https://www.instagram.com/ryoko_kogu/

撮影/土屋哲朗 取材・文/志賀朝子

※この記事は「ゆうゆう」2025年4月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

※2025年9月7日に配信した記事を再編集しています。

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