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「あとでちゃんと返そうと思ってた」息子には即レスの夫と、未読のままの私からのメッセージ

  • 2026.8.7
ハウコレ

私が家の連絡をやめると、夫は数日後にその変化へ気づきました。牛乳も予定も、口で済ませる毎日。それに気づいた夫が口にしたのは、言い訳ではない、初めて聞く本音でした。

テーブルの上の夫のスマホが、息子の名前にだけすぐ明かりを灯しました。

返ってこない買い物の連絡

結婚して10年、中学生の息子と3人で暮らしています。私が夫に送る連絡は、家のことばかりです。買い物の途中で「牛乳、まだある?」と送っても、返事が届くのは帰宅後で、そのまま流れてしまう日もありました。急ぎではないから、と自分に言い聞かせてきました。それでも、息子の「今日って塾ある?」に数分で返信が届くのを横で見るたび、頼んだ覚えのない順番に並ばされている気がしました。

箸を置いてまで返す相手

その夕食の席でも、夫は息子の通知に箸を置いて返信していました。私が送った牛乳のメッセージは、まだ未読のままです。画面を伏せた夫に、私は言いました。「私の連絡は、後回しでいいんだね」。夫は間を置いて、「あとでちゃんと返そうと思ってた」とだけ答えました。私は自分の分の食器を重ねて、先に台所へ立ちました。蛇口の水音の向こうから、2人分の会話は聞こえてきませんでした。

連絡をやめてみた数日

翌日から、私は用件のない連絡を送るのをやめました。牛乳は自分で確かめ、予定は帰ってから口で伝える。そうして数日が過ぎた頃、夫のほうから「最近、連絡くれないね」と言ってきました。気づくんだ、と思いました。私が黙っていると、夫は言葉を探しながら話し始めました。「嫌われたくなくて、必死だったんだと思う」。息子が家で口をきかなくなってから、メッセージだけが唯一のやりとりだったのだと、夫は打ち明けました。

そして...

夫の事情を知っても、後回しにされ続けた寂しさが消えたわけではありません。ただ、あの日から牛乳のメッセージには、その日のうちに短い返事が届くようになりました。息子への即レスは相変わらずです。私はそれを責めない代わりに、自分の連絡を我慢するのもやめました。

(40代女性・パート)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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