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「庭の草、抜いておいたぞ」留守宅の敷地に無断で入った義父。だが、夫の一言で態度が一変

  • 2026.8.4

帰宅すると庭に義父の姿が

一年ほど前、平日のパートを終えて帰宅したときのことです。

自宅の前まで来ると、門の近くに見覚えのある車が停まっていました。

ナンバーを確認すると、義父の車です。

その日は義父が来るという話を聞いていませんでした。夫からの連絡もありません。

不思議に思いながら庭へ回ると、作業着姿の義父が、花壇の近くにしゃがみ込んでいました。

足元には、抜いた雑草が山のように積まれています。物置から出したらしい園芸用の袋や道具も、庭に広げられていました。

「お義父さん、どうしたんですか」

驚いて声をかけると、義父は何でもないことのように立ち上がりました。

「庭の草、抜いておいたぞ。ずいぶん伸びてたからな」

義父としては、私たちのために手入れをしてくれたつもりだったのでしょう。

しかし、留守中に連絡もなく敷地へ入られていたことに、私は戸惑いを隠せませんでした。

庭には育てている花や、まだ抜かずに残していた植物もあります。見ると、私が大切にしていた苗の近くまで土が掘り返されていました。

「ありがとうございます。でも、今日は来ると聞いていなかったので、びっくりしました」

なるべく角が立たないように伝えましたが、義父は気にした様子もありません。

「家族なんだから、いちいち連絡しなくてもいいだろう。庭くらい、きれいにしておかないとな」

さらに、玄関のほうを見ながら続けました。

「外がこんな調子じゃ、家の中も散らかってるんじゃないのか」

頼んでもいない庭仕事をされたうえ、家の中のことまで言われ、私は返す言葉を失いました。

善意だったとしても、留守中に勝手に敷地へ入ってよいことにはなりません。けれど、その場で強く言い返せず、義父が帰るまで曖昧に笑うことしかできませんでした。

夫が義父へ伝えたこと

その夜、仕事から帰った夫に、昼間の出来事を話しました。

「草を抜いてくれたこと自体は、ありがたいと思う。でも、留守の間に連絡もなく庭へ入られるのは嫌だった」

私がそう伝えると、夫は申し訳なさそうに顔を曇らせました。

「親父が勝手に来ていたなんて、俺も知らなかった。嫌な思いをさせてごめん」

夫はその場で義父に電話をかけました。

「今日、うちの庭に来たんだって?」

電話の向こうで、義父は悪びれる様子もなく、草を抜いてやっただけだと説明しているようでした。

夫はしばらく話を聞いたあと、落ち着いた口調で言いました。

「手伝おうとしてくれたことは分かる。でも、留守中に何も言わず敷地へ入るのはやめてほしい」

義父は、家族なのだから問題ないと反論したそうです。

それでも夫は、声を荒らげずに続けました。

「俺たちの家だから、親子でも守ってほしいことがある。庭を触るときも、来る前に必ず連絡してくれ」

「連絡がつかなければ、その日は入らずに帰ってほしい。草むしりが必要なら、こちらからお願いするから」

義父はすぐには納得できない様子でしたが、夫は何度も同じことを伝えました。

最後には義父も、「分かった。次からは電話する」と答えたそうです。

その後、義父が突然庭に入っていることはなくなりました。来訪するときは、前日か当日に連絡が入るようになっています。

義父との関係が急に悪くなったわけではありません。庭仕事について相談すると、今でも手伝ってくれることがあります。

ただし、作業する場所や抜いてよい草は、事前に一緒に確認するようになりました。

親しい家族であっても、互いの生活には守るべき境界があります。

私自身はうまく言葉にできませんでしたが、夫が私の気持ちを受け止め、義父にはっきり伝えてくれたことで、安心して自宅で過ごせるようになりました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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