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「これくらい大丈夫」が命取りに…セルフスタンドで荷台が炎上。元店員が語る給油中の“注意点”

  • 2026.9.8
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出典:PIXTA(※画像はイメージです)

みなさん、こんにちは。元ガソリンスタンド店員でWebライターのハンダ タクロウです。

私がガソリンスタンドで働いていた頃、別の店舗で給油中に火災が起きたという話を聞いたことがあります。車への給油ではなく、軽トラックの荷台に置いた携行缶へガソリンを入れようとした際に、静電気が原因で火がついたというものでした。

スタッフがすぐに消火器を使ったため大きな事故にはならなかったそうですが、「給油中に火災なんて本当に起こるんだ」と感じた出来事でした。

ガソリンスタンドでは毎日のように給油が行われていますが、ガソリンは取り扱いを誤ると火災につながる危険があります。

そこで今回は、元ガソリンスタンド店員の経験をもとに、給油中に火災が起こる原因や、実際に聞いた給油中の火災事例、給油時に注意したいポイントについて紹介します。

給油中に火災が起きるって本当?

給油中の火災は、決してあり得ない話ではありません。ガソリンは揮発しやすく、液体そのものだけでなく、気化したガソリン蒸気にも引火する危険があります。

特に注意したいのが静電気です。車から降りる際に衣服とシートなどが擦れることで、体に静電気がたまることがあります。その状態で給油口付近に触れると、静電気が火花となってガソリン蒸気に引火する可能性があります。

「給油中に火災なんてめったに起きない」と思うかもしれませんが、実際に給油中の静電気による火災事故は発生しています。そのため、セルフスタンドでは給油前に静電気除去シートに触れるよう案内されています。

給油時の注意ポイント

給油時の火災を防ぐためには、次のポイントを守りましょう。

  • 給油口を開ける前に静電気除去シートに触れる
  • エンジンを停止する
  • タバコやライターなど火気を近づけない
  • 給油中は車内へ戻らない
  • 携行缶への給油は従業員に依頼する

特に静電気には注意が必要です。車から降りる際に、ドアやシートと衣服の摩擦によって静電気がたまることがあります。給油口を開ける前に静電気除去シートに触れ、体にたまった静電気を逃がしてから給油しましょう。給油中に車内へ戻ると、再び衣服とシートが擦れて静電気が発生する可能性があるため、給油を始めたらそのまま作業を終えることが望ましいです。

た、携行缶への給油は、セルフスタンドであっても利用者が自分で行うことはできません。法令上、セルフスタンドでは顧客がガソリン容器へ小分けすることが禁止されているため、携行缶に給油する場合は身分証の提示と使用目的を伝えたうえで、従業員に依頼しましょう。

給油中の「これくらい大丈夫」が事故につながる

給油は日常的に行う作業だからこそ、慣れによる油断が起こりやすいものです。

今回紹介したように、給油時の静電気が火災につながることもあります。「少しだけだから」「今まで大丈夫だったから」と考えて手順を省かず、安全を意識して給油することが大切です。

セルフスタンドを利用するときも、給油前の静電気除去やエンジン停止など、決められた手順を守りましょう。

参考:
ガソリン給油はこれで安心!静電気除去シートの使い方と注意点(全国石油商業組合連合会)
ガソリンを容器で購入する場合のルール(東京消防庁)


ライター:ハンダ タクロウ

ガソリンスタンド勤務を経験後、職業訓練校で自動車整備士資格を取得。その後も自動車業界に従事する傍ら、副業でWebライターとして活動。自動車業界の経験をもとに、カーライフやアウトドアなどを中心とした記事を執筆中。危険物取扱者乙種第4類、自動車整備士資格保有。


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