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「その言い方は、やめてほしい」初対面に近い相手の無遠慮な一言に、私がはっきり違和感を伝えた結果

  • 2026.8.2

朝いちばんの声かけ

その会社に移って、まだ日の浅い時期のことです。

朝、出社してパソコンを立ち上げていると、他部署の男性が私のそばに立っていました。

ほとんど言葉を交わしたこともない人です。

それなのに、はじめから距離がやけに近いのでした。

「帰りの方向、一緒だよね?今度乗せてってよ」

朝からいきなりの申し出に、返す言葉を探しているうちに、話はどんどん先へ進んでいきます。

無遠慮な一言

趣味を聞かれ、体を動かすのが好きだと答えると、その人は私の見た目について、思ったままを口にしました。

じろじろと眺める視線も、あわせて向けられます。

本人は雑談のつもりなのでしょう。

けれど、初対面に近い相手に投げていい言葉と、そうでない言葉の区別が、すっぽり抜け落ちているようでした。

自分の趣味の話に移ってからも、その調子は変わりません。

「そういうの、興味ないでしょ」と、こちらの答えまで決めつけてかかります。

こちらが困った顔をしても、その人はまるで気づきません。

悪気がないぶん、かえってたちが悪いようにも感じました。返す言葉を探すほど、胸のあたりがざわついていきます。

朝の慌ただしい時間が、少しずつ嫌な色に染まっていくのを感じました。

ここで黙ってしまえば、この間合いが当たり前になってしまう。そう思ったのです。

はっきり伝えた朝

私は手を止め、相手の目を見て、静かに切り出しました。

「その言い方は、やめてほしい」

責め立てる調子ではなく、けれど、はっきりと伝えました。

見た目のことも、決めつける物言いも、続けられると困るのだ、と。

声が震えないよう、ひと呼吸おいてから口にしました。ここで言えなければ、きっとこの先もずるずると続いてしまう。そんな確信が、私の背中を押してくれたのです。

男性は一瞬きょとんとして、それから気まずそうに口ごもりました。「……そんなつもりじゃなかったんだけど」。声のトーンが、目に見えて下がっていきます。

やがて彼は「わかった、ごめん」と言い残し、自分の席へ引き上げていきました。

それからというもの、彼が無遠慮な一言をぶつけてくることは、なくなりました。朝いちばんに言い切れたあの数十秒が、私の職場での居心地を、確かに変えてくれたのでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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