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31年前のNHKドラマ“再放送”「待っていた」「地上波でもやって」若手時代の“人気女優”も…情報解禁に反響

  • 2026.9.14
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松たか子(C)SANKEI

1995年にNHK BS2の“BS日曜ドラマ”で放送されたドラマ『藏』が、4Kリマスター映像でよみがえる。10月9日から全6回で、毎週金曜午後8時15分よりBSP4Kで放送。出演は松たか子、鹿賀丈史、檀ふみ、井上真央、高橋惠子、香川京子、大滝秀治、洞口依子、前田耕陽、平田満、渡辺えりら。

放送決定を受け、SNSでは「再放送を待っていた」「地上波でもやって」といった声が上がるなど、31年前の作品とは思えない注目を集めている。なかには「ドラマ版が1番好き」と、映画版や原作とはまた違う魅力を挙げる声も見られる。

ベストセラー小説のドラマ版

『藏』の原作は、宮尾登美子による長編小説。新潟の旧家で酒造りを営む田乃内家を舞台に、やがて視力を失うことになる娘・烈と、彼女を支える叔母・佐穂を中心として、家族の愛情や確執、時代のしきたりの中で生きる女性たちの姿を描く物語だ。原作は連載時から大きな反響を呼び、単行本と文庫本を合わせて100万部を超えるベストセラーとなった。さらに舞台、テレビドラマ、映画とさまざまな形で作品化されている。

今回あらためて注目したいのが、松たか子の出演だ。
松が演じるのは、成長した烈。現在では数々の映画やドラマ、舞台で存在感を放つ松だが、『藏』が放送された1995年当時はまだ若手。前年にはNHK大河ドラマ『花の乱』に出演しており、テレビドラマでの本格的な主演作として『藏』に挑んでいる。

一方、幼少期の烈を演じているのが井上真央だ。現在も第一線で活躍する井上が、松たか子へとバトンを渡す形で烈の成長を演じている。NHKオンデマンドの作品情報でも、烈役は井上真央から河野由佳、そして松たか子へと引き継がれていることが確認できる。

つまり『藏』は、今では誰もが知る2人の女優の若き日の姿を一つの作品で楽しめるドラマでもある。

再放送でハマる人も…!

物語の中心となるのは、烈の人生だけではない。烈を見守り続ける叔母・佐穂を檀ふみ、烈の父・意造を鹿賀丈史が演じるほか、高橋惠子、香川京子、大滝秀治、洞口依子、前田耕陽ら実力派が顔をそろえる。家を守ること、跡を継ぐこと、女性が生きること。それぞれの立場がぶつかり合うことで、家族の物語に厚みが生まれている。

特に見逃せないのが、松たか子演じる烈が酒造りに向き合っていく姿だ。
病によって視力を失うという大きな運命を背負いながらも、烈は自分の人生を誰かに決められることをよしとしない。やがて家業である酒造りにも強い意志を見せ、当時の社会で当然とされていた“女は蔵に入れない”という価値観にも立ち向かっていく。単なる“悲運のヒロイン”ではなく、自分の生き方を自ら選ぼうとする女性として描かれている点が、この作品の大きな魅力だ。

そして、今回の放送では4Kリマスター映像で楽しめるのもポイント。1995年の作品だけに、当時の映像と現在の松たか子、井上真央を見比べながら楽しむのも面白いだろう。過去の再放送をきっかけに作品を知った視聴者もおり、2022年のNHK BSプレミアムでの再放送時にも『藏』にハマったという人がいた。

放送から30年以上が経った今も、再放送を待ち望む声が出る『藏』。松たか子のデビュー間もない時期の熱演と、幼少期の烈を演じる井上真央の姿を同時に見られることも、このドラマならではの楽しみだ。

原作、舞台、映画と形を変えながら受け継がれてきた物語。その中でも「ドラマ版が1番好き」と支持するファンがいるNHK版『藏』が、4Kリマスターで再び放送される。1995年当時に見た人はもちろん、2022年の再放送で初めて作品に触れた人、そして今回初めて知る人にとっても、改めて見る価値のある一作となりそうだ。


出典:BS日曜ドラマ『藏』NHKアーカイブスより

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