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「今日は仕事だったよね。また今度ね」私だけを外したボスママ。だが、他のママ友の一言で状況が一変

  • 2026.7.29

夜に届いた集合写真

夕飯の支度をしていると、スマートフォンが何度も震えました。

保育園のママ友グループに、ランチの写真が次々と投稿されていたのです。

料理が並んだテーブルを囲み、楽しそうに笑う3人の姿。

「今日は楽しかったね」

「また集まろう」

写真の下には、絵文字つきのメッセージが続いていました。

私は何も書き込まず、スマートフォンを伏せました。

その写真が撮られた日の昼、私は3人と同じ場所にいたからです。

園の行事が終わり、保護者たちが園庭に残って話していました。

そのうちの一人が、近くにいたママたちへ声をかけました。

「このあと、どこかでお昼を食べて帰らない?」

私も同じ輪の中にいました。

その日は仕事が休みで、お迎えの時間まで予定はありません。

誘われるのだと思い、返事をしようとしたときでした。

「今日は仕事だったよね。また今度ね」

声をかけてきたママが、私に向かってそう言いました。

「今日は休みだけど……」

私が答えると、相手は一瞬だけ黙りました。

けれど、すぐに別のママへ顔を向けます。

「じゃあ、どこのお店にする?」

話はそのまま進み、私に改めて声がかかることはありませんでした。

私は居心地の悪さを感じながら、子どもの手を引いて園を出ました。

「今日、休みだったよね」

写真が届いてしばらくすると、一人のママから個別にメッセージが来ました。

「今日、仕事はお休みだったよね?」

私は少し迷ったあと、正直に答えました。

「うん。園庭でもそう伝えたんだけど、3人で行くみたいだったから帰ったよ」

それ以上、誰かを責めるようなことは書きませんでした。

相手からも、すぐに返事は来ませんでした。

翌日の夕方、子どもを迎えに行くと、駐輪場で昨日の3人が話していました。

そこへ、私にメッセージをくれたママが近づいていきます。

「昨日のランチ、みんなを誘ったんじゃなかったの?」

責めるような口調ではありませんでした。

ただ、少し不思議そうに尋ねただけです。

ランチを決めたママは、困ったように笑いました。

「仕事だと思ってたから」

「でも、本人が休みだって言ってたよね」

そう返されると、相手は言葉に詰まりました。

「急に人数が増えると、お店にも迷惑かなと思って」

「写真は、本人もいるグループに送ってたけど……」

その場に短い沈黙が流れました。

私は少し離れたところから子どもの靴を履かせていましたが、会話は聞こえていました。

相手が本当に仕事だと思い込んでいたわけではないことは、周囲にも伝わったようでした。

それでも、誰かが声を荒らげたり、相手を囲んで責めたりすることはありません。

一人が「じゃあ、また明日」と話を切り上げると、ほかの人たちも子どもを連れて帰っていきました。

少しずつ変わった関係

それからも、私はそのママと必要な会話は続けました。

朝に会えば挨拶をし、行事について聞かれれば普通に答えます。

ただ、以前のように自分から近づくことはなくなりました。

周囲のママたちも、表立って態度を変えたわけではありません。

けれど、ランチの写真が投稿されていたグループは、次第に使われなくなっていきました。

誰か一人が会話を仕切るのではなく、送り迎えの時間が合った人同士で、自然に話すことが増えていったのです。

私にも、気軽に話せる相手ができました。

「また靴を左右逆に履いてる」

「うちも昨日やってました。本人は気づいてなかったけど」

誰かを仲間に入れるか外すかを気にしなくていい会話は、とても楽でした。

子ども同士の関係も変わりません。

園では一緒に遊び、休みの日に公園で会えば、楽しそうに走り回っています。

半年ほど経ったころ、園の門の前で、あのママに呼び止められました。

「あのときは、ごめんね」

突然の言葉に、私は足を止めました。

「仕事だと思ってたって言ったけど、本当は違ったの。なんとなく3人で行きたいと思って、あんな言い方をしてしまった」

相手は私の顔を見ないまま続けました。

「今度、よかったら一緒にお昼に行かない?」

私は少し考えてから答えました。

「謝ってくれてありがとう。でも、今はこのままで大丈夫です」

相手は小さくうなずきました。

私は迎えに出てきた子どもと手をつなぎ、家へ向かって歩き出しました。

以前の関係に戻りたいとは思いませんでした。

けれど、無理に誰かを責めたり、嫌い続けたりする必要もありません。

必要な距離を保ちながら、穏やかに付き合っていけばいい。

そう思えるようになっていました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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