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「今年はホテルを取ってね」お盆に帰省した44歳女性、73歳母が電話越しに放った“思わぬひと言”、なぜ?

  • 2026.8.9
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。お盆や年末年始に、実家で家族と過ごすのを毎年の楽しみにしている方は多いのではないでしょうか。

ただ、親が住まいを移すと、これまでどおりの帰省とは勝手が変わる場合があります。今回は、母親が戸建てを売って駅近のマンションへ移り、帰省の形が変わった家族の事例を紹介します。

雪かきのつらさから、母は駅徒歩3分の1LDKへ

首都圏に暮らすBさん(44歳・会社員)は、夫と小学生の娘の3人家族です。新幹線で2時間の距離にある実家では、父が亡くなってから73歳の母が一人で暮らしてきました。

母は雪かきと庭の手入れ、2階への階段の上り下りがつらくなり、去年の春に戸建てを売却しました。住み替え先は駅徒歩3分の1LDKのマンションです。

相談を受けたBさんも、暮らしが楽になるならと賛成しました。65歳以上で一人暮らしをする人の割合は増え続けており、令和2年の時点で男性15.0%、女性22.1%です。高齢者の一人暮らしは、いまでは決して珍しくありません。

「今年はホテルを取ってね」宿代のかかる初めての帰省

去年の7月、お盆の帰省の日程を決める電話で、母はBさんに言いました。

「今年はホテルを取ってね。客用の布団ももう処分したのよ」

1LDKに泊まる場所がないことは分かっていました。家族3人で2泊約45,000円、宿代のかかる帰省は初めてです。お盆の当日、駅に降り立った家族が向かったのは、かつて育った家ではなく、駅から徒歩3分のマンションでした。

段差のない部屋で母は身軽に動き、買い物も歩いてすぐの店で済ませています。心配していた雪かきの話は、もう出ません。夜はホテルへ戻り、昼は母と店を選んで食事をしました。実家の台所に立たない帰省も、初めてのことです。

住み替え後の帰省は「旅」として組み立て直す

親が小さな住まいへ移ったあとの帰省は、宿泊費まで含めた旅として予算と日程を組むのがおすすめです。お盆や年末年始の宿は混みやすいため、日程が決まり次第すぐに押さえましょう。

親の家に泊まらない分、一緒に出かける店や場所を決めておくと、共に過ごす時間が濃くなります。「実家に帰る」が「親に会いに行く」に変わったら、宿と会う予定を早めに決めるようにしましょう。

参考:3 家族と世帯|令和7年版高齢社会白書(全体版)(内閣府)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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