1. トップ
  2. ビジネス・マネー
  3. 50代女性「手続きするほうが面倒」“500万円”を大手銀行の普通預金に→ある日、ネット銀行と比較すると…“判明した事実”に絶句

50代女性「手続きするほうが面倒」“500万円”を大手銀行の普通預金に→ある日、ネット銀行と比較すると…“判明した事実”に絶句

  • 2026.8.11
undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。金融機関でマネージャーを務めながら、家計のご相談に日々向き合っている中川です。

今回ご紹介するのは、500万円を大手銀行の普通預金に置いたままにしていた50代のAさんの体験談です。「金利が上がったといっても0.1%か0.2%でしょう」と気にしていませんでしたが、ネット銀行の定期預金と比べたところ、1年の利息に60,000円の差がありました。金利上昇局面での預け先の選び方をご紹介します。

「うちの銀行も上がったらしいけど、どうせ数百円でしょう」

Aさんは50代の主婦です。長く続けたパート代と家計のやりくりで貯めた500万円を、結婚したときから使っている大手銀行の普通預金に置いていました。

金利が上がったというニュースは目にしていました。それでも「上がったといっても0.1%か0.2%でしょう。数百円のために手続きするほうが面倒」と考えていたのです。

ある日、久しぶりに会った友人にその話をすると、思いがけない反応が返ってきました。

「それ、いま一番もったいない置き方かもしれない」

金利は「0.1%の世界」ではなくなっていた

undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

日本銀行は2026年6月16日、政策金利を1.0%程度に引き上げました。およそ31年ぶりの水準です。

これを受けて、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行の3行は、8月3日から普通預金の金利を年0.40%(税引前)に引き上げました。地方銀行やネット銀行でも、同時期に同様の引き上げが相次いでいます。

Aさんが「0.1%か0.2%」と思っていた間に、普通預金の金利は倍以上になっていたのです。

さらに差が大きいのが定期預金です。2026年8月の時点で、ネット銀行の1年もの定期預金には年1.6%前後のものもあります。

500万円で「年60,000円」の差

Aさんが実際に計算してみると、差の大きさに言葉を失いました。

500万円を1年預けた場合、大手銀行の普通預金(年0.40%)の利息は20,000円です。一方、年1.6%の1年定期に預けた場合の利息は80,000円になります。

その差は年60,000円(いずれも税引前)。1,000円のランチなら60回分です。利息には20.315%の税金がかかりますが、それを引いてもおよそ48,000円の差が残ります。

「置き場所を変えるだけで、これだけ違うんですね」。Aさんは驚いたといいます。

預け先を選ぶときに見ておきたいこと

高い金利には条件が付いていることがほとんどです。新規口座の開設が条件だったり、預入額の下限や上限が決まっていたり、募集額に達すると終了したりします。

キャンペーンの金利は期間が限られています。満期を迎えたときの扱いは、同じ条件で自動的に継続されるもの、自動的に解約されて普通預金に入金されるものなど、商品によって異なります。自動継続型の場合は、満期後に通常の金利が適用されることがあります。

なお、ネット銀行も預金保険の対象です。万一のときに保護されるのは、1つの金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円までとその利息までとなります。

金利は動きますので、預ける前に各行の公式サイトで最新の条件を確かめてみてください。使う予定のないお金を普通預金に置いたままにしていないか、一度見直してみましょう。


執筆・監修:中川 佳人
金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。

の記事をもっとみる

注目コンテンツ