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「遅れてきて、私服なの?」結婚式に遅れてきた花嫁の友人。だが、花嫁の対応で空気が一変

  • 2026.7.29

幸せな披露宴で

親しい友人の結婚式に招かれ、私は華やかな披露宴会場の隅の席にいました。

彼女の晴れ姿を見られる日を、みんなが心待ちにしていたのです。

ドレスに身を包んだ参列者が、笑顔で祝福の言葉を交わしています。

格式のある会場に、上品であたたかな空気が満ちていました。晴れやかな新婦の横顔を眺めながら、私も朝からずっと胸を弾ませていました。

ところが乾杯も終わろうという頃、入口のあたりが、なにやら小さくざわつき始めたのです。

ざわつく会場

遅れて姿を見せたのは、花嫁の古い友人のひとりでした。

しかもその人は、まるで気軽な集まりにでも行くような、ラフな私服のままだったのです。

フォーマルな装いの並ぶ会場で、その格好はどうしても目立ちます。周りの参列者が、そっと視線を送り合うのが分かりました。

「遅れてきて、私服なの?」

隣の席の人が、困ったようにそうつぶやきました。

当の本人も、さすがにばつが悪いのか、身を縮めるようにして席を探しています。

見ている私まで、なんだかハラハラしてしまいました。

せっかくのおめでたい席が、少し気まずい空気に傾きかけたのです。

誰かが小声で何か言うたびに、その人の肩がびくりと震えるのが分かります。

悪気があったわけではないのだろうに、と思うと、こちらまで居たたまれない気持ちになりました。会場のあちこちで、視線がふっと泳ぐのが伝わってきます。

花嫁の大きな器

ところが、当の花嫁は少しも動じませんでした。高砂の席からその友人を見つけると、ぱっと顔をほころばせたのです。

「あの子はそういう子だから」

そう言って、花嫁は本当に楽しそうに笑いました。咎めるどころか、来てくれたことがうれしくてたまらない、という表情だったのです。

その一言で、こわばりかけた会場の空気が、ふっとやわらぎました。

ざわめきは、いつの間にか温かな笑い声に変わっていたのです。

飾らないその人を、飾らないまま受け止める。花嫁のおおらかさに触れて、ハラハラしていた私まで、胸の奥がぽかぽかと温かくなりました。

人を格好や時間で測らず、まるごと迎え入れられる。そんな新婦だからこそ、多くの人に慕われるのだと腑に落ちました。素敵な友人を持ったのだな、と心から思えた一日でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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