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【ようこそ!俺酒場「田舎の大鵬」②】"レモン3変化"による食感と酸味の違いが独特! 夏の暑さを吹き飛ばす爽快な"檸檬酸辣鶏"(レモンと鶏肉の酸っぱ辛和え)

  • 2026.7.25

シェフがもし家で酒場を開いたら、どんなつまみを出すのだろう……。という妄想でスタートしたdancyuWEB連載「ようこそ!俺酒場」が、dancyu2026年夏号に登場。『田舎の大鵬』渡辺幸樹シェフに俺酒場メニューを5品考案していただきました。1品目は、レモンの酸味と唐辛子の辛味を効かせた檸檬酸辣鶏(ニンモンサンラージー)です。

【ようこそ!俺酒場「田舎の大鵬」②】"レモン3変化"による食感と酸味の違いが独特! 夏の暑さを吹き飛ばす爽快な"檸檬酸辣鶏"(レモンと鶏肉の酸っぱ辛和え)

■この酸っぱさ、くせになる

「今回は素材を生かしたシンプルな調理を基本に、調味料で味にパンチを利かせます。鶏のゆで汁や皮、筋はいいスープになるので、最後まで取っておいてください」

1品目は酸辣=酸っぱ辛い味つけのゆで鶏。雲南省など、シェフが研修でたびたび訪れる中国の西南部にインスパイアされた一品だ。レモンは果汁だけでなく果肉、皮も使うのがポイント。にんにくや唐辛子、パクチーを加え、仕上げに青山椒のオイル・藤椒油(タンジャオユ)をまとわせれば、キュンとした酸っぱさと辛味、爽快な香りが次々と押し寄せ、蒸し暑さを吹き飛ばす。「どこかタイ料理っぽさがあるけど、やっぱり漢民族の味。これが“西南”の面白さなんですよね」

野菜使いの巧みさにも定評のあるシェフ。次の2品は旬の野菜を生かしたつまみを披露してくれたのでお見逃しなく。

品書きの短冊
品書きの短冊

■檸檬酸辣鶏(レモンと鶏肉の酸っぱ辛和え)のつくり方


◇材料 (3~4人分)

鶏胸肉:300g(1枚)
鶏ささみ:120g(3本)
塩:10g
砂糖:7g
長ねぎ:1本(青い部分)
生姜:10g(包丁で叩き潰す)
レモン:2個(国産)
A :
・ 乾燥唐辛子:1本(熱湯で戻して小口切り)
・ にんにく:1片(みじん切り)
・ ナンプラー:7g
・ 醤油:5g
・ オイスターソース:2g
・ 柚子胡椒:3g
・ 塩:5g
・ 砂糖:2g
・ パクチー:20g(2cm幅のざく切り)
・ 煎り胡麻:2g
・ 藤椒油:10ml(*)


*四川省特産の青山椒(藤椒)を原料とした香味油。花椒に比べて香り高くマイルドな痺れが特徴。Amazonなどで購入可。

(1)
鶏胸肉の皮、ささみの筋を外す(皮と筋は取っておく)。塩と砂糖をまぶしてもみ込み、10~15分置いてなじませる。

[dancyu]

(2)
鍋に1.5lの湯を沸かし、鶏の皮と筋、長ねぎ、生姜を入れる。胸肉を入れ、再度沸騰したら弱火にし、蓋をして5分ゆでる。火を止めてささみを入れ、蓋をして20分置く。

[dancyu]

(3)
レモンは両端を切り落とし、1個は縦半分に切ってから皮ごと薄切りに、もう1個は皮と果肉に分け、皮はみじん切りに、果肉は果汁を搾っておく。

[dancyu]

(4)
鶏肉をゆで汁から引き上げ(ゆで汁は取っておく)、水気をきって手でほぐす。Aと3をすべて加え、ざっくりと混ぜ合わせる。

[dancyu]
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――教える人

「「田舎の大鵬」オーナーシェフ 渡辺幸樹さん」

1981年京都生まれ。父が開いた「大鵬」に2006年に入店し、親子で腕を振るう。四川や雲南を中心に中国にも足繁く通い、現地の技術を吸収。2021年「田舎の大鵬」をオープンした。



◇店舗情報

「田舎の大鵬」
【住所】京都府綾部市八津合町山ノ神65‐1
【電話番号】なし(予約はインスタグラムのDMから)
【営業時間】3月~6月は12:00~ 7~9月は17:30~
【定休日】毎月1日、他に不定休あり
【アクセス】JRほか「京都駅」より車で約1時間半


文:本庄 彩 撮影:エレファント・タカ

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