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10歳の長男が陥っていたまさかの借金の連鎖……世帯年収700万・46歳男性が直面した「自分の教育が間違っていた」という自己嫌悪

  • 2026.7.24

子ども間の少額の貸し借り。それが親の知らぬ間にエスカレートし、取り返しのつかない事態に発展してしまっていたら……?神奈川県に住む世帯年収700万・46歳の男性は1年ほど前、当時10歳だった長男が親の気づかぬ間に借金の連鎖に苦しんでいたと言います。事実を知り、大きなショックと自己嫌悪にさいなまれた男性。親としての切実な葛藤を詳しく紹介します。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年5月、インターネット上で「子どもにまつわるお金トラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。男性のプロフィールは以下の通りです。

回答者本人:男性(46歳)
居住地:神奈川県
同居家族の構成:妻(44歳)、長男(11歳)、次男(8歳)
回答者の職業:会社員(正社員・営業)
配偶者の職業:パート・アルバイト
回答者個人の年収:約500万円
現在の世帯年収:約700万円
住居形態:戸建て(分譲・建売住宅)
現在の金融資産状況:預貯金が約300万円、学資保険あり、積立投資を月2万円ほど
トラブル当時の子どもの年齢:10歳(小学5年生)

レアカード欲しさにした500円の借金。それが全ての始まりだった……

神奈川県の一戸建てで、44歳のパートの妻、11歳の長男、8歳の次男と4人で暮らす会社員の男性(46歳)。世帯年収は約700万円で、学資保険や積立投資も活用しながら将来に備えています。

そんな男性の家庭でお金のトラブルが起きたのは、長男が10歳、小学5年生のときでした。

トラブルの発端は、学校で流行っていたカードゲーム。「どうしても手に入らないレアカードを、クラスの友達A君から『1000円で売る』と言われた」という長男は、手持ちのお小遣いが足りず、A君から500円を借りて購入してしまったのです。

事態はここから、さらに深刻化していきます。

しばらくして、A君に「500円返して」と催促された長男。しかし、お小遣いがなかったために、今度は別の友達B君から500円を借りてA君に返済したと言います。

当然、次はB君に500円を返さなければならなくなってしまいます。そこで長男は、また別の友達からお金を借りることに……。

大人顔負けの自転車操業で、長男は最終的に3人の友達から合計2000円を借りていました。

「たかが500円」ではすまされない。腹痛を訴える長男と、相手保護者からの連絡

男性と妻は、我が子がそんな事態に陥っているとは、まったく気づいていなかったと言います。

ところが、長男が次第に学校に行きたがらなくなり、腹痛を訴えるようになります。原因は精神的なもの。複数の友達から借金を重ねたことで「お金を返さないと」という強いプレッシャーを抱えてしまったことでした。

さらに、そこに相手の保護者から「息子さんがうちの子から借りたお金を返してほしい」との連絡が入ります。

事実を知った男性と妻は、まさかの事態に驚くばかりでした。

男性は当時の心境について、「最初は『たかが500円』と思いましたが、連鎖借金の仕組みを聞いて驚きと怒りでいっぱいになりました」と明かします。

親としての責任感も男性を苦しめました。

男性は「子どもがこんなに早く“借金の連鎖”を経験するとは思わず、自分の教育が間違っていたのかと自己嫌悪に陥りました」と、当時の胸の内を正直に打ち明けます。

さらに、長男が借金をしていた相手の親との関係も気まずいものに。「社会的な信用を失ったような気持ちでとてもつらかった」と、計り知れないダメージを受けました。

親が全額を立て替え、長男はお小遣いゼロに。親が目を向けるべき「隠しているサイン」とは?

事態をどうにか収束させようと、男性はまず長男を落ち着かせ、すべての借金の経緯を詳しく書き出させたと言います。

その後、長男がお金を借りていた友達の保護者全員に自ら連絡を取り、事実関係を確認した上で誠心誠意謝罪しました。

長男が借りていたお金は、男性が全額を立て替えてすぐに返済。男性の対応によって、相手の保護者とは無事に和解しました。長男の学校での友人関係も時間の経過とともに元に戻っていったと言います。

一方、家庭内では長男が家の手伝いをして得たお小遣いを全額、父親への返済に充てる、という厳格なルールを設定。しばらくの間、長男が手にするお小遣いはゼロ、という状態を貫いたそうです。

当時を振り返り「無理な借金はしないことの大切さを伝えていれば防げたかもしれない」「こじれる前にもっと早く相手の保護者に連絡して対応すればよかった」との反省を口にする男性。

たとえ子ども同士のことであっても、お金の貸し借りは大人と同じくらい深刻な問題になり得ると痛感しました。

さらに、お小遣いの頻繁な前借り、持ち物の急激な増加、友達との関係の変化など「子どもが借金を隠しているサインに気づく目を養うことが大切だと学びました」と、男性は明かします。

現在、男性家族は定期的にお金の話をすることが習慣づいた、とのこと。子どもを守るためには、日頃から親がしっかりとサインを見逃さず、お金についてオープンに話し合う環境づくりが不可欠——手痛いトラブルを経て、男性家族はそんな学びを得たようです。

 

(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年5月、「子どもにまつわるお金トラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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