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私の服も物も勝手に使う妹に、たまりかねて「返せばいいって話じゃないの」と言った

  • 2026.7.25
ハウコレ

勝手に使わないでほしい。ずっとそう思ってきた私が、妹の一言と、返ってきた物に残された小さな気づかいの前で、責める理由を見失っていきました。

クローゼットの1番手前にかけていたはずのコートが、ハンガーだけを残して消えていました。

妹は昔から、私の物を断りもなく持っていく

妹とは2人で暮らしています。困るのは、私の物を当たり前のように使うことでした。お気に入りのイヤリングも、お気に入りのバッグも、気づけば妹の部屋にあります。この前は、出先で羽織ろうとしたカーディガンが見当たらず、あとで妹のベッドに丸めて置かれているのを見つけました。借りたいなら聞いてくれればいい。それだけのことなのに、事後報告どころか報告すらなくて、同じことが起きるたびに苛立ちが積もっていきました。

私のコートを着て帰ってきた妹に、つい声をあげた

玄関で出迎えると、妹が着ていたのは、私が探していたそのコートでした。思わず口を突いて出ました。「それ、私のコートだよね。勝手に着ないでほしいんだけど」妹は少し困った顔で「ごめん。ちゃんと返すつもりだったから」と言います。その言い方に、余計に腹が立ちました。「返せばいいって話じゃないの」返す返さないの問題ではなく、勝手に使われること自体が嫌なのだと、どこまで伝わっているのかわかりませんでした。

思いがけない一言と、付け直されたボタン

言い返してくると思っていた妹は、うつむいたまま「お姉ちゃんみたいになれる気がして」と続けました。たたみかけていたコートの襟を、私は意味もなく直していました。後になって脱ぎっぱなしのコートに手を伸ばすと、少し取れかけていたボタンが、きれいに付け直されています。妹の部屋から返ってくる物は、いつも借りる前より少しだけ整っていました。

そして...

次に妹と顔を合わせたとき、私は「今度から、一言声かけてよ」とだけ伝えました。妹は「うん、ごめん」とうなずいて、それから自分のクローゼットの前で少し笑いました。勝手に使われるのは今でも困ります。それでも、あのコートを選んだ理由を聞いてからは、頭ごなしに責める気持ちは薄れていきました。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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