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エマ・ワトソン、パパラッチと思って逃げた相手は「珍しい鳥」を狙うカメラマンだった

  • 2026.7.23

『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で知られる俳優のエマ・ワトソンが、6月22日にロンドンで開かれたフォーラムに登壇。ウィリアム皇太子と並んだステージで彼女が打ち明けたのは、有名になりたての頃に自宅で起きた、盛大な勘違いだった。(フロントロウ編集部)

ウィリアム皇太子のフォーラムに登壇

2019年公開の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』以降、映画出演はなく、SNSの更新も年に数えるほどしかないエマ・ワトソン。昨年秋のインタビューでは、映画のプロモーション活動を「魂を滅ぼす」ものだったと明かしていた。

そんな彼女が、英時間6月22日にロンドンで開催された、ウィリアム皇太子が立ち上げた野生生物保護の取り組み「ユナイテッド・フォー・ワイルドライフ」のビジネスフォーラムに参加。野生生物の違法取引をどう断ち切るかを、企業のトップたちと話し合う場だった。

ロンドン気候アクションウィークに合わせて開かれたこの日の会場には、Meta、Amazon、Googleの幹部に加え、TikTok、Pinterest、eBay、Etsyの関係者、さらに元米副大統領のアル・ゴア氏の姿もあった。パネルに座ったのは皇太子、エマ、そして俳優のベネディクト・カンバーバッチ。進行役はキャスターのジューン・サーポンが務めた。

英PA通信によると、ウィリアム皇太子は集まった経営者たちに向けて「みなさんの多くは模範的なことをしている。それでも、地球のために、環境のために、もっと野心的に、もっと勇敢になれるはずだ」と呼びかけた。この日は、AIを活用した新たな取り組みを含む野生生物犯罪対策が企業各社から発表され、ブリティッシュ・エアウェイズはヒースロー空港と連携した啓発キャンペーンを発表している。ステージに上がる前、エマは皇太子に「みんながあなたの取り組みを愛している」と声をかけたという。

「今日がその日だわ。ついに来てしまった」

その壇上で、エマは自分の家で起きたハプニングを披露した。『ハリー・ポッター』でいきなり世界的な知名度を手にした頃の話だ。

ある日、リビングから外をうかがうと、見知らぬ男性たちが大きなレンズを構えて自宅の周りに集まっていた。「外に、とても長いレンズを持った男の人たちがたくさんいて」と彼女は当時を振り返る。頭に浮かんだのは、いつか来ると覚悟していた瞬間だった。

米Peopleによると、エマは「『今日がその日だわ。ついに来てしまった、なんてこと』と思った」と語り、家族の誰かが外へ出て彼らに応対している隙に、自分は別の道からこっそり抜け出したのだと続けた。だが、彼らの望遠レンズの先にあったのは彼女ではなかった。

「彼らはアカトビという、とても珍しい鳥を撮りに来ていたの。うちの裏庭にそのアカトビがいると思い込んで、要するに敷地へ入り込もうとしていたのよ」

パパラッチだと信じて裏口から逃げ出した相手は、野鳥を狙うカメラマンたちだった。このエピソードは、野生生物保護をテーマにしたフォーラムの会場で、参加者の笑いを誘った。

エマが訴えた「企業の伝え方」

この思い出話に続けてエマが本題として話したのは、企業が社会課題についてどう発信するかということだった。

「ストーリーテリングには本当に力があります。企業として自分たちが語る物語、どれだけ透明性を持っているか、こうした問題についてどう話すか。それが重要なんです」とステージで述べ、「若い世代にとって、それは重要なこと」と付け加えた。

環境をめぐる場でエマがウィリアム皇太子と並ぶのは、初めてではない。2021年に開かれた第1回アースショット賞の授賞式では、「気候の修復」部門のプレゼンターを務めている。

国連ウィメン親善大使に任命され、男性にも性差別の解消への参加を呼びかけるキャンペーン「HeForShe」を立ち上げたのは2014年。2019年には、職場でのセクシュアルハラスメントに直面する英国の女性向けに、法律相談窓口の設立資金を支援している。

エマは企業や団体の関係者を前に、野生生物保護や企業の情報発信のあり方について自身の考えを語り、環境問題への継続的な取り組みをあらためて示した。

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