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【兵庫・淡路島】夏の島旅2026グルメ編|極上イタリアンの宿「南海荘」とおすすめ観光スポット(樂久登窯)

  • 2026.7.22
撮影=安河内聡

「島に行きたい」──夏になると、そんなつぶやきが、自然に口をついて出てきませんか?常時何かに接続しているかのような日常の“圏内”から、地続きではない非日常の“圏外”へ。情報に従って動き回る旅ではなく、心と時間に余白のある旅へ。そんな思いを叶えてくれるのが、離島の旅です。

ニューオープン&リニューアルした宿のある島を中心に、この夏、旅したい魅力的な島々をご案内します。今回は、兵庫県の淡路島をご紹介します。

古代より豊かな食が育まれた地

淡路島【兵庫】

淡路島は夕日の美しさも有名。心洗われる景色。 撮影=安河内聡

瀬戸内海に浮かび、古くは御食国(みけつくに)といわれ、朝廷に食材を納めていた島。人も自然も穏やかな土地には食の担い手も増え、新たな美味が生まれています。

淡路島

面積:595.63km²
人口:約12.5万人
周囲:203km

8月の平均気温:28.6℃

南海荘

絶景と湯と極上イタリアン。島の恵みにどっぷり浸る

天然鯛、足赤海老のタルタル。赤たまねぎ、セルフィーユ、ルッコラなど島の野菜もたっぷり。自家製バゲットも絶品。 撮影=安河内聡

淡路島は温暖にして風光明媚、非日常の時間に浸ることができる一方、明石海峡大橋を利用すれば神戸から車で約1時間と、都市から気軽に行ける島です。豊富な山海の幸を求めて多くの人が訪れるなか「何度でも通いたくなる」と評判なのが、島の西南端にある「南海荘」です。

穏やかな海を見下ろす高台に建つ宿は、民宿として創業。イタリア料理を学んだ竹中淳二さんが3代目宿主・シェフとなってからは、見事な眺望と居心地のよさはそのままに、島自慢の魚介、農産物のおいしさを最大限に引き出す料理が魅力のオーベルジュとなりました。近隣の丸山港で水揚げされた鱧やおこぜなど魚介の上品な旨みと、野菜の滋味が生きた和食やイタリア料理は、島に滞在する喜びをしみじみ感じさせてくれます。

常連客たちが愛してやまない鱧の握り。素材の力をいかに伝えるか、作り手の真摯な姿勢が表れた一品。 撮影=安河内聡
おこぜのローストにズッキーニのソテーを添えて。島民愛用のセンザン醬油をソースに活用。 撮影=安河内聡
夏の味、かます、アスパラガスに自家製パスタ・パッパルデッレを使って。 撮影=安河内聡
炙った鱧にトマトのソース、ディルの香りを添えて。 撮影=安河内聡

趣のある器は地元の陶芸家の作。農家をはじめ、志ある作り手との交わりも宿の食事を支えます。全4室のうち、昨年1室をリニューアル。島出身の和紙職人、ハタノワタルさんが手掛けた部屋は、まるで繭に包まれた心地がする空間です。夕日と星空、とろりとした温泉を満喫した翌朝は、新鮮な島の朝食が待っています。

ハタノワタルさんが携わり改装した「おのころ」。優しい色、風合いは洗練の極み。 撮影=安河内聡
この日の朝食はいぼ鯛の塩焼きや「島ノ環ファーム」の卵、「淡路島西洋野菜園」の野菜などを中心に。 撮影=安河内聡
撮影=安河内聡

DATA
一泊2食付き2名1室の2名料金24,200円~(サ込)
IN15時 OUT10時 全4室
tel.0799-39-0515
Google mapで確認
兵庫県南あわじ市阿那賀1603

南海荘

樂久登窯(らくとがま)

作家の暮らしのなかで生まれた、愛される器

アーユルヴェーダの壺をモチーフにした鍋など、暮らしを彩る器の数々が並ぶ。機能性も高い。 撮影=安河内聡

丹波焼を学び、淡路島に窯を開いた西村昌晃さんの、古民家を改装したギャラリー&カフェ。作陶は米作りや養蜂を行う島での暮らしと地続きであるという西村さん。その作品は、世界中の土着の器から着想を得た鍋をはじめユニークで温かみのあるものばかりです。

撮影=安河内聡

DATA
※営業日はインスタグラムにて告知
時間/13時~17時
不定休
Google mapで確認
兵庫県洲本市五色町鳥飼浦2667-2

樂久登窯

cafe楽遊山荘(らくゆうさんそう)

緑の風を楽しみながら手作りのスイーツを

撮影=安河内聡

山の中にぽつんと一軒建つ、森に囲まれたのびやかに過ごせるカフェ。「樂久登窯」の器で、島の恵みを生かしたスイーツやコーヒーを味わうことができます。夏の人気メニューは自家製のシロップを使ったかき氷。夏は比較的空いている午前中が狙い目です。

撮影=安河内聡

DATA
※営業日はインスタグラムにて要確認
時間/10時〜16時30分(L.O.)
不定休
Google mapで確認
兵庫県洲本市五色町鳥飼浦2667-4

Cafe 楽遊山荘

撮影=安河内 聡 取材・文=大喜多明子 編集=大坪千夏(婦人画報編集部)

『婦人画報』2026年8月号より

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