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オーランド・ブルーム新境地 主演&製作で挑む最新2作品

  • 2026.7.22

俳優オーランド・ブルームの新作が、相次いで動き出している。カンヌ国際映画祭への出品を製作陣が辞退した話題作の公開を控える一方、8月には別の新作がクランクインする予定だ。49歳を迎えたブルームの最新出演作を紹介する。(フロントロウ編集部)

8月クランクイン、演じるのは「信用していいか分からない男」

オーランド・ブルームが次に撮影に入るのは、『Reset(原題)』というサバイバル・スリラーだ。米Deadlineによると、監督は『ワイルドフラワー』のマット・スマクラー、共演はインド出身のプリヤンカー・チョープラー・ジョナス。撮影は8月に始まる予定だ。

物語は、謎に満ちた設定となっている。プリヤンカー演じる女性が、文明圏から何日も離れた荒野で目を覚ます。どうやってそこへ来たのか、記憶がない。生き延びるために頼れるのは、そこで出会った魅力的な見知らぬ男だけだ。しかし、その男が名乗っているとおりの人物であるとは限らない。ブルームが演じるのは、この「信用していいか分からない男」だ。

スマクラー監督は、キャスティングについて「魅力を感じながらも、信用できないと思わせる組み合わせを探していました」と説明し、2人には、魅力と不信感の両方を同時に抱かせる力があると語っている。オーランドは出演だけでなく、自身の製作会社アメイジング・アウルを通じて製作にも名を連ねる。プリヤンカー側の製作会社パープル・ペブル・ピクチャーズも参加しており、主演の2人がプロデューサーとしても参加する企画だ。

カンヌ出品を辞退したヘルツォークの新作

一方、すでに撮影を終えた作品も注目を集めている。オーランドは、巨匠ヴェルナー・ヘルツォーク監督の新作『Bucking Fastard(原題)』に出演している。実の姉妹であるルーニー・マーラとケイト・マーラが、真実の愛が存在するとされる架空の土地を求め、山脈を貫くトンネルを掘り始める双子を演じるという、ヘルツォークらしい異色の設定が印象的な一作だ。

この映画をめぐっては今年5月、カンヌ国際映画祭への出品辞退が話題になった。カンヌ国際映画祭からコンペティション外の公式部門への招待を受けたものの、製作陣が辞退したのだ。米Varietyに対し、作品の広報担当者は「『Bucking Fastard』は2026年カンヌ国際映画祭の公式部門に招待されましたが、製作陣はこれを辞退しました」と説明している。辞退した理由は、コンペティション部門への出品が認められなかったためと報じられている。ヘルツォークがコンペティション部門での上映を望んでいたと報じられた。

主演と製作を兼任、俳優としての立ち位置に変化

ここ数年の出演作を並べると、選び方の変化が見えてくる。ボクシング映画『The Cut(原題)』では主演と製作を兼ね、過酷な減量を伴う役作りが注目を集めた。製作を担ったのは、やはりアメイジング・アウル。俳優として出るだけでなく、作品を企画・製作する側にも回っている。

『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラスや『パイレーツ・オブ・カリビアン』のウィル・ターナーで世界的な顔になった俳優が、近年選んでいるのは大作シリーズの続編ではなく、ヘルツォークによる異色作や、記憶を失った女性と謎の男を描くサバイバル・スリラーだ。大作シリーズとは異なる、個性的な企画への参加が続いている。

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