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話し好きの母が急にそっけなくなり、嫌われたのかと落ち込んだ数日間

  • 2026.7.24
ハウコレ

毎日画面を埋めていた母の長いメッセージが、その日は「うん」の一言きりでした。

原因が思い当たらないまま、眠れない日が続きました。意を決してかけた電話の向こうで、母が明かした事情は、私の想像とはまるで違うものでした。

返信が、急に短くなった

母はいつも、近所の話や晩ごはんの献立まで、細かい出来事を長々と送ってくる人でした。1人暮らしの私は、その長さにうまく付き合えず、短く返す日もありました。ところが、ある日を境に母の文章は急に短くなっていったのです。何を送っても、返ってくるのは「うん」の一言ばかり。あれほど話し好きだった母が、めっきり言葉を惜しむようになりました。

思い当たることを、何度も探した

いったい何がいけなかったのか、私は過去のやりとりを何度も読み返しました。あの返信が素っ気なかったのだろうか。この前、電話を早めに切ってしまったせいだろうか。思い当たる場面を並べては、母を怒らせたに違いない自分を責めていました。送った言葉に返事がつかないまま、テーブルの上のスマホは暗い画面のまま動きませんでした。

思いきって、電話をかけた

これ以上1人で抱えていられなくて、私は母に電話をかけました。呼び出し音の途中で、母の声が聞こえてきます。私はこらえきれずに聞きました。「お母さん、私なにか怒らせた?」。母は少し笑って答えました。「怒ってないよ」。それから続けたのです。「パートを始めたの」「あなたの返事も、いつも短かったから」。思いがけない言葉に、私は黙り込みました。

そして...

母を責める資格は、私にはなかったのだと思います。長い文章を持て余していたのは、ほかでもない私自身だったのですから。次に届いた短いメッセージに、私はいつもより少しだけ長い返事を書きました。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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