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「そのシャツ、3年前のじゃない?」送迎に来る父親を笑い続けたママ友。だが、父親の一言で状況が一変

  • 2026.7.23
「そのシャツ、3年前のじゃない?」送迎に来る父親を笑い続けたママ友。だが、父親の一言で状況が一変

自転車のかごに、園バッグ

息子が保育園に入ってから、送りも迎えも私が受け持っています。妻と話し合って決めた分担です。

朝はかごに園バッグを載せて自転車を走らせ、預けたその足で職場へ向かいます。

門の前は、時間ぎりぎりに着いた保護者でいつも混み合っています。

そこでよく一緒になる保護者がいました。

最初に声をかけてくれたのも、その人です。

「その服、どこの?」

「量販店です。動きやすいので」

「そのシャツ、3年前のじゃない?」

周りに何人か立っている中でした。笑いながらの言い方です。

「よく覚えてますね」

そう返して、その日は終わりました。

次に会ったときも、話の入り口は同じでした。

「共働きだと、子どもが寂しいでしょ」

「園ではよく遊んでるみたいですよ」

「ふうん。まあ、うちとは違うもんね」

返す言葉を探しているうちに、その人はもう別の輪に入っていました。

会うたびに、服のこと、時間のこと、家のやり方のことを言われます。

笑って流していれば、そのうち飽きるだろうと思っていました。

玄関前で立ち上がった日

その日は行事の前日で、迎えの時間が重なっていました。

玄関前に、保護者が五、六人立っています。

息子の靴を履かせているときに、後ろから声が飛んできました。

「そんなに忙しいなら、子育て向いてないんじゃない?」

周りが静かになりました。息子が、私の顔を見上げます。

靴のかかとを直してから、立ち上がりました。声を張るつもりはありませんでした。

「家庭のやり方はそれぞれですし、うちはうちで楽しくやっています」

「え…そんな、深い意味はないけど」

「入園から3年、この時間にここへ来ているのは私です。息子と歩いて帰るこの時間が、うちには大事なので」

言い終えると、少し離れたところにいたママが口を開きました。

「そうだよね。よそはよそだもんね」

「うちも下の子のときは、夫が全部やってたよ。行ける人が行けばいいと思う」

ひとりが言うと、ほかの人もうなずきます。

あの人の顔から、笑いが消えました。何か言おうとして、口を開いたまま止まります。

「……別に、悪気があったわけじゃないから」

そのあとは下を向いて、自分の子の名前を呼び、先に門を出ていきました。

「パパ、帰ろ」

息子に手を引かれて、私も自転車のところまで歩きました。

それから、服の話をされることはなくなりました。門で会えば挨拶はしますし、行事の連絡もふつうにやり取りします。それ以上は近づきません。

今朝も、かごに園バッグを載せて門に着きました。先に会釈をしてきたのは、向こうのほうでした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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