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チェ・ジョンヒョプが語る『バカンスの法則』。計画を手放す“理想の休暇”像とは

  • 2026.7.21
MAI KISE

仕事も上手くいかないし、人生もなんだかパッとしない……そんな大人たちが集まり、ひょんなことからひと夏の「バカンス」を過ごすことになったのは、海辺の別荘。大人気漫画家、東村アキコが原作、脚本、監督の3役を務めたことでも話題の『バカンスの法則』で、再び日本のドラマに帰ってきたのは、『Eye Love You』のとろける笑顔で日本の全女子を虜にした、あのチェ・ジョンヒョプ!! ということで、今回はそのインタビューをお届けします。ドラマで彼が演じる役どころは、謎めいた別荘の管理人、その正体とは?

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-脚本の第一印象や、ご自身が感じたテーマなどを教えてください。

最初に感じたのは、登場人物たちの集まりが、まさにタイトル通り、夏休みのような、癒しの休暇というような感じだなという印象を受けました。大人になった今こそ、癒しの休暇というのは絶対に必要だと思いますが、私自身は仕事をしていることで癒されているような気がします。自分が意図することを表現することもそうですし、現場で実際にスタッフの皆さんの反応を見ることもそうですね。スタッフの方たちは、視聴者の皆様が見る前に見てくださる最初の観客でもありますから、その反応を見ることは何よりも癒されますね。

MAI KISE

-ジョンヒョプさんが演じる役について教えてください。

今回演じるのは、表面上は「別荘の管理人」です。別荘に集まってくる人たちを一歩引いて眺めているという人物で、演じる上で特別難しいという部分はありませんでした。文字通り「管理人」として、まるで叔父さんが子供たちが遊ぶのを見守っているような、そんな感じの距離感で演じました。

-でも、ただの「管理人」ではないんですよね?

ただ単なる「管理人」という役ではない、何かしらの秘密があるというのが、この作品を選んだ大きな理由だったと思います。そういう役を一度も演じたことがなかったんですよね。それで興味が湧きました。より詳しく掘り下げればお話しできるんですが、いろいろ話せないことがあるので(笑)。

個人的には、韓国で描かれるいわゆる「管理人」とは少し違っていたように思います。韓国の別荘の管理人は、滞在者が遊びに来る前に準備をしておき、帰ったら片付ける、ただそういう存在です。この作品の管理人は、いつも滞在者と一緒にいて、彼らがやっていることをすべて手伝うような人ですよね。

(C)AbemaTV, Inc.

-東村アキコさんについてはご存知でしたか?

存じ上げていました。監督の作品を読んでいたとか、どういう絵を描く方だとかではないんですが、すごく有名な漫画家の方だと。そしてこの作品で、ドラマの監督に初めて挑戦するとお聞きしていたので、情熱に満ち溢れているんだろうなと思いましたし、その点でもすごく興味が湧きました。実際にお会いすると、まさにそういう方でした。リハーサルなどでは、すごく熱意を持って「あなたの役はここではこんな感じで、こういうふうに」と、直接言ってくださったり、動いて見せてくださったりして。

-今回の作品では「夏祭り」など、日本の夏らしい場面が多かったと思いますが、そのあたりは楽しみましたか?

韓国の夏休みと似ているなと思いました。「浴衣」を着るなどは初めて知りましたが、バーベキューなんかは韓国でもやります。私も夏休みに友達と一緒に肉を焼いて食べながら、こんなふうに休暇を楽しみたいなあと。撮影自体も、本当の夏休みをそのまま撮ったみたいな感じでしたね。

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-もし今から2週間のバカンスが取れるとしたらどうしますか?

どうかな? まずは、ただ家でただ何もしないでいたいです。ルールのようなもの自体が何もなく、何をするにもその時の気分で決めたいです。朝4時に寝てもいいし、朝4時にご飯を食べてもいいし、どこかに行きたいと思ったら、そのまま行く、そういうふうにしたいです。今は仕事もあるし、翌日のために寝て準備をして、運動をして--そういう生活をしているので。ルールはないんだから、思い立てば旅行にだってすぐにでも行けばいいし。でも「2週間休みが取れるから旅行に行こう!」と思ったら、チケットをあらかじめ予約しておかなきゃと思うし、休暇の2日前に突然「別のことがしたい」と思うかもしれないですよね。そういうルールさえ決めないで、何のプレッシャーもなく過ごしたいです。

MAI KISE

-逆に今まで過ごしたバカンスで、一番楽しかった経験は?

実は、本当に計画なしで行った旅行が一度あったんです。その時はただ友達に会うためにカフェに行って、ちょっと待っている間にGoogleマップとかを眺めていたら、行ったことのない場所ばかりだなと思って。それで思い立ってチケットを取り、10日間くらい行ってきました。アイルランドのダブリンに。

-ダブリンを選んだのはなにか理由があったんですか?

Googleマップで見たら韓国からすごく遠い場所だったし、一度も行ったことがなかったので。飛行機の中で、『ONCE ダブリンの街角で』という映画の舞台として有名になった場所だということを知りました。自由がいいですよね。もちろん普段、自由がないというわけではないですよ。

MAI KISE

-日本のドラマへの出演は2度目ですが、撮影中に「楽しかったこと」があれば教えてください。

日本の作品に出演すると、韓国人としてアイディアを出したり、何かや提案のようなものをすることができるのが、楽しいですよね。もちろん日本人のスタッフやキャストの皆さんも、いいアイディアをたくさんお持ちなんですよ。私も日本の現場をそれほど経験していないので、「そういう考えもあるんだ、すごく不思議だな」と思うことも多いのですが、逆に韓国の現場を経験していない方には、私が「こういうのはどうですか?」と言えたりするので。もちろんそんなに頻繁に提案をするわけではないんですが。いずれにしろ新しい環境で様々な経験を積むことで、仕事においても、自分自身の人生においても成長につながっていると思います。

(C)AbemaTV, Inc.

-現場で「韓国と違うな」と思うところはありますか?

撮影の前にキャラクターを作るためのリハーサルを本当にたくさん行うというところが、大きく違います。韓国でももちろんリハーサルはやることはやるんですが、リハーサルの時点で、すでにカメラがある程度セットされていて、すぐに本番をやるという流れなんです。

-韓国ドラマでは、読み合わせのシーンも公開されることもありますよね。

あれは通常は「ドライリハーサル」というもので、セリフや視線などを確認して、ほんの少しだけ動きを見るためのものなんです。でも日本の場合、衣装を全部着て、小道具なども全部揃えた状態でリハーサルして、うまくいかなければ、またリハーサルをするという感じでしょうか。どちらにも長所と短所があると思いますが、私は韓国のやり方に慣れているので、そういう部分では緊張感を維持するのが少し大変でした。

(C)AbemaTV, Inc.

-ドラマを見る方に「バカンスのすすめ」を。

私は必ずしもバカンスにいかなければいけない、という訳ではないと思います。それが合う人もいれば、合わない人もいるだろうし。もし「こういうようなバカンスの過ごし方もありますよ」と言うのであれば、バカンスだからといって多くの人と交流を持たなくてもいいし、遠くに出かけなければいけないというのでもないと思います。私自身がそういうタイプです。何かしらの決め事をして「こうしなければ」というのではないですよ、と伝えたいですね。

もちろん私も、どこかに出かけることもありますし、外で食事をすることもありますけれど、そういう計画みたいなものに縛られてしまうと、また別のプレッシャーになってしまうような気がして。そう考えると、実はバカンスって、気分の良いヒーリングとなるような、そういうものじゃないですか。そのための気持ち的な部分を大事にするのが良いような気がします。バッテリーが切れた時に再充電して、また仕事ができるような、そんな感じの休暇ですね。実際に私の休暇もそういう感じです。

MAI KISE

-最後に、日本のファンの皆さんに一言お願いします!

久しぶりにこのように日本の作品でまたご挨拶することになりましたが、楽しく、愉快に、夏休みのように、お家で扇風機と、夏みかんを一緒に食べながら楽しんでいただけたらと思います!

photo MAI KISE styling TAEIL PARK hair HONGMOON AHN makeup HYUNJU KIM interview & text SHIHO ATSUMI

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動画企画「AS EMOJI」で絵文字インタビューにTRY

ELLEの人気動画シリーズ「AS EMOJI」にチェ・ジョンヒョプが登場。「『バカンスの法則』緑、紺太、西上役をEMOJIで表すと?」「日本滞在中に楽しみたいことをEMOJIで教えて!」などの質問に絵文字を使ってアンサー。キュートな笑顔が垣間見える、自然体な姿をお見逃しなく!

videographer YOSHIHIRO ONO video editor NURAN DEMIR/HDJ video producer NAOHIRO SUGANUMA/HDJ

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『バカンスの法則』

7月27日(月)夜8時よりABEMAにて無料配信開始。
1話15分、毎週月・水・金の週3回、全18話

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チェ・ジョンヒョプ/CHAE JONG HYEOP
1993年5月19日生まれ。ドラマ「トゥーンドラショー シーズン2」('16)で俳優デビュー。日本ドラマ初出演となった「Eye Love You」('24)で大きな話題を集め、第29回釜山国際映画祭の「2024 アジアコンテンツアワード&グローバルOTTアワード」にて新人賞を受賞。その他の出演作に、「わかっていても」('21)、「無人島のディーバ」('23)、「偶然かな。」('24)、「君がきらめく季節に」('26)など。

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