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2026年ワールドカップで更に花開いた「次世代を担うブレイクスター」4名

  • 2026.7.20

ワールドカップという舞台は、常に新たなスターの誕生が約束されている。もちろん、大会での活躍がそのまま輝かしい将来を保証するわけではないが、そのままの勢いでワールドクラスの選手に成長していった存在も数多い。

今回は『ESPN』から「2026年のワールドカップで才能を見せつけた、次世代を担うブレイクスター」4名をご紹介する。

ヤン・ディオマンデ(RBライプツィヒ/コートジボワール)

彼を「新星」の枠に入れるべきかどうかは議論の余地があるだろう。何しろ、18歳で迎えた2025-26シーズンのブンデスリーガで、3位に入ったライプツィヒの主力として20ゴールに関与(ゴール+アシスト)しているのだから。

しかし、この大会で初めて彼を目にした人々にとって、そのポテンシャルは衝撃的だったはずだ。最大の武器は、すでに欧州でもトップクラスと言えるエレクトリックなドリブル。爆発的な加速力を持ち、19歳ながら身体のぶつけ合いにも動じない。さらに両足を遜色なく使いこなす技術を兼ね備えており、DFにとっては悪夢のような存在だ。

今大会で自らの持ち出し(キャリー)から創出したチャンス数において、ディオマンデの「8」を上回るのはキリアン・エムバペ(9)のみだった。しかもこのデータの時点でエムバペは彼より2試合多く消化していた。

コートジボワールはラウンド16でノルウェーに敗れ、彼の快進撃は止まった。それでも時折見せるスーパースターの片鱗に、パリ・サンジェルマンなどのビッグクラブが獲得に動くのは当然の流れだ。

アレックス・フリーマン(ビジャレアル/アメリカ)

開催国アメリカは、序盤の4試合で非常にポジティブな姿を見せた。グループステージでパラグアイとオーストラリアを退け、ラウンド16ではマウリシオ・ポチェッティーノ率いるチームがボスニア・ヘルツェゴビナを2-0で撃破した。

チームを支えたのは、自らの強みを最大限に活かす戦術。セルジーニョ・デストとアンソニー・ロビンソンが高い位置を取って幅を作り、ウェストン・マケニーやマリック・ティルマンが中盤から縦へ突き抜ける。この縦への推進力が、相手のミドルブロックを打破する鍵となった。

このシステムを機能させるために不可欠だったのが、複数の役割をこなせる守備者、アレックス・フリーマンだ。彼は右センターバックとして3バックの一角を形成しつつ、攻撃時には高い柔軟性を持って前線へと加わった。

特に目を引いたのが、右サイドのスペースへ走り出すマケニーを見逃さない縦パス。データによれば、フリーマンの放ったプログレッシブパス(前進させるパス)は28本で大会1位を記録している。

アメリカにはスター不在を嘆く声も上がっているが、フリーマンだけは胸を張っていいだろう。彼が2030年までに絶対的なスターになる確率はまだ未知数だが、そのプレーは確かに明るい未来を感じさせるものだった。

ヨアン・マンザンビ(フライブルク/スイス)

画像: (C)Getty Images
(C)Getty Images

ブンデスリーガのファンであれば、フライブルクでの彼の台頭は周知の事実だろう。2024-25シーズンの終盤にトップチームへ昇格すると、昨シーズンは2000分以上の出場で9ゴールに関与した。

今大会のスイス代表において、ムラト・ヤキン監督は守備の安定を優先したため、マンザンビの先発起用は5試合中2試合に留まった。それでも、彼を最初から使うべきだったという議論は根強い。

4試合の出場で3ゴール2アシスト。カナダ戦では得点とアシストを記録し、アルジェリア戦でも決定的な仕事を果たした。

ブリール・エンボロがポストプレーで相手を引きつければ、マンザンビが背後のスペースを突く。フライブルクとこのワールドカップで見せた輝きは、彼が近い将来、最高級のミッドフィルダーへと進化することを予感させるに十分なものだった。

グスタボ・プエルタ(ラシン・サンタンデール/コロンビア)

アメリカ同様、コロンビアもベスト16までは「ダークホース」としての実力を十二分に発揮していた。4試合で失点はわずかに1。得点こそ5にとどまったが、シュート数は大会3位を記録するなど、攻撃の形は作れていた。

流動的なポジションチェンジを伴うポゼッションと、堅固なミドルブロックからの鋭いカウンター。このスタイルを支えたのが、グスタボ・プエルタだ。ライン間でタクトを振るったかと思えば、前線の背後へ飛び出す。

FIFAの統計によれば、彼は「チームの形の中でのパスコースの確保」で2位、「背後へのランニング」で4位にランクイン。ファン・フェルナンド・キンテーロに次ぐチャンス演出能力を見せつけた。

一方で守備面での貢献も凄まじい。守備的プレッシャーの回数ではチーム1位を記録。昨シーズンのラシン・サンタンデールで見せた成長曲線が、そのままワールドカップの舞台でも継続されている格好だ。特にガーナ戦でのパフォーマンスは圧巻で、文字通りピッチを支配していた。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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