1. トップ
  2. エピソード
  3. 共有カレンダーの予定を消しきれなかった俺が、彼女に伝えそびれていたこと

共有カレンダーの予定を消しきれなかった俺が、彼女に伝えそびれていたこと

  • 2026.7.21
ハウコレ

先に動いた方が格好がつくと思っていました。けれど俺の段取りは、彼女を不安にさせていただけだったのです。次に会ったとき、俺は気まずさをのみ込んで打ち明けました。

2人で住む部屋を探しに行くのに、俺が彼女に送ったのは「今日は会えない」という、そっけない一言でした。

先に進めたくて、嘘をついた

内見の予約が、彼女といつも会う約束と重なっていました。理由を正直に伝えれば、まだ漠然と話しただけの将来を、俺が勝手に一歩進めようとしていると知られてしまいます。だから理由は言わずに、会えないとだけ伝えました。

消そうとして、間に合わなかった

その予約をすると、店がある地名だけのそっけない予定が、彼女と共有しているカレンダーに勝手に入っていました。

気づいて慌てて消そうとしたときには、もう通知が届いたあとです。部屋を見て回る間、彼女から返ってきたのは絵文字1つきりで、それ以上のメッセージはありません。

いつもならもっと話しかけてくる人なのに、と思いながらも、サプライズを最後まで隠したい気持ちが勝ってしまいました。あの予定を見た彼女が、俺を別の誰かと会っていると疑っているとは、思ってもみなかったのです。

気まずさをのみ込んで打ち明けた

次に会ったとき、彼女がいつもより口数が少ないのは、すぐにわかりました。このまま隠し続けるのは違うと思い、俺は「この前のこと、説明させて」と口を開きました。

内見のことも、自分だけで部屋を見ておきたかったことも、ぜんぶ正直に話しました。彼女は怒るどころか、ほっとしたような顔を見せます。その表情を見て、俺は自分の段取りが何を置き去りにしていたかを知りました。

そして...

後日、俺たちは候補の部屋を2人で見に行きました。今度はカレンダーにも、彼女の名前と並べて予定を入れてあります。

先回りして頼られようとするより、隣で一緒に迷うほうが、ずっと近道でした。怖がらせる前に打ち明けること。それを、次の約束にしました。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ