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「4人の子供はちゃんと見てた、十分だろ」帰ったら部屋が荒れていた。だが、私が夫に意趣返しした結果

  • 2026.7.19

ぐちゃぐちゃのリビング

末っ子が歩くようになって、ようやく少しだけ手が離れました。友達から「ランチしない?」と誘われたのは、そんなときです。

「たまには行ってきなよ。子どもは俺が見てるって」

夫はそう送り出してくれました。子どもが4人もいるのに、快く引き受けてくれる。ありがたい話です。実際、夫は子どもたちのことをよく見てくれるのです。

ランチは楽しくて、3時間があっという間に過ぎました。久しぶりに大声で笑って、足取りも軽く家に帰ったのですが。

ドアを開けると、リビングがぐちゃぐちゃでした。

脱いだ服が床に散らばり、食べかけのパンが皿ごとテーブルに残っています。こぼれたジュースの跡はそのまま。流しには鍋と皿が積み上がっていました。

「……ちょっと、これ」

「4人の子供はちゃんと見てた、十分だろ」

夫はスマホから顔も上げずに、そう言い切りました。

「無事が一番だろ。何か文句あるのか」

文句と言われてしまうと、それ以上は言えませんでした。

結局、私はカバンを置くひまもなく片付けを始めました。服を拾い、皿を下げ、床を拭いて。楽しかった気分は、疲れに塗りつぶされていったのです。

同じ言葉を、そっくり返した日

次の土曜日。夫が昼から出かけると言うので、私はあることを決めました。

子どもたちのことは、ちゃんと見る。危ないことをしたら止めるし、けんかは仲裁する。でも、それ以外は何もしない。

夕方、帰ってきた夫が玄関で立ち止まりました。

「……なんだこれ。すごいことになってるけど」

床は服とおもちゃで埋まり、流しには朝からの食器。洗濯カゴは山盛りです。私はソファから振り返って、にっこり答えました。

「見てたよ。4人とも、ずっと。誰もケガしてないでしょ」

夫の顔から、少しずつ表情が消えていきました。

「いや、それは…でも、これは」

「これは?頼まれてないよね」

夫は口を開けたまま固まり、しばらく何も言えずにいました。それから、ゆっくり床の服を拾い始めたのです。

上の子が不思議そうに聞きました。

「ママ、今日ずっと座ってたね」

「うん。パパと同じことしてたの」

夫の手が止まりました。それきり、言い返してはきませんでした。

それから私が出かける日は、帰るとリビングが片付いているようになりました。この前なんて、洗濯物までたたんであったのです。

「これ、地味にきついな」

そうこぼす夫に、私は台所から答えました。

「でしょ。私、それ毎日やってるよ」

夫は小さくうなずいて、それ以上は何も言いませんでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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