1. トップ
  2. エピソード
  3. 「子どもの風呂は?」家事を押し付ける夫。だが、小学生の娘のひと言が夫を固まらせた瞬間

「子どもの風呂は?」家事を押し付ける夫。だが、小学生の娘のひと言が夫を固まらせた瞬間

  • 2026.7.20

名もなき家事は、全部私の担当

結婚して数年。夫は周りに「俺は家事も育児も手伝ってる」と胸を張ります。

けれど実態はまるで違いました。洗濯物を畳んでも、途中で必ず手が止まるのです。

「これ、どこにしまえばいいかわからない」

子どもが泣いていても、腰を上げるのは私だけ。

「ママの方が落ち着くでしょ」

そう言って、夫はスマホから目を離しません。

手伝うというのは、名前のついた家事を気が向いたときにやること。夫の中では、それで十分だったのでしょう。

そんな毎日が続いた休日の夕方、仕事の疲れが一気に出ました。

体温計は38度を超え、私は布団から起き上がれなくなったのです。

熱で動けない私に、夫の第一声

夕方に帰宅した夫は、寝室のドアを開けるなり言いました。

「俺の夕飯はどうする」

続けて「子どもの風呂は?」と、当然のように聞いてきます。心配の言葉は一つもありませんでした。

「今日は無理だから、お願い」

絞り出した声に返ってきたのは、不機嫌な舌打ちでした。

「なんで俺が?こっちも仕事で疲れてるんだけど」

そのとき、寝室の入口で聞いていた小学生の娘が、ぽつりと言ったのです。

「パパって、いつも怒ってるね」

夫の動きが、そこで止まりました。

「いや、怒ってるわけじゃ……」

言い訳の途中で声がしぼみ、夫は気まずそうに視線を床へ落としました。娘はきょとんとしたまま私の枕元に来て、小さな手を額に当てます。

「ママ、お水持ってこようか」

私は娘を抱き寄せて、夫に聞こえるように言いました。

「パパも疲れてるんだよ。でも、家族だから助け合わないとね」

夫は何も言い返さず、そのまま寝室を出ていきました。

翌朝、夫が自分から下げた頭

その夜、台所からは慣れない包丁の音が、ずっと聞こえていました。娘の笑い声も混じっています。

翌朝、目を覚ますと、夫が枕元に座っていました。

「昨日は悪かった。俺、家のこと何もしてなかったな」

あれだけ手伝っていると言い張っていた人が、初めて自分の口でそれを認めたのです。

「今日からできることはやるよ。まずはゴミ出しと、子どもの送り迎えから」

「そう。助かる」

私はそれだけ返しました。気にしないで、とは言いません。言う必要もありませんでした。

それから夫は、毎朝ゴミ袋を提げて先に玄関を出るようになりました。娘に「パパ、今日は怒ってない?」と聞かれるたび、決まりが悪そうに目を逸らします。

手伝ってる、というあの口癖は、それ以来一度も聞いていません。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ