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「男のレジに並ぶな、他の男と話すな」別れた束縛男が家に来た。だが、父の一喝で退散

  • 2026.7.19

豹変した一つ上の元彼

付き合い始めたのは、私がまだ学生の頃でした。

従兄弟を通じて知り合った一つ上の彼に、私は一目で惹かれたのです。

ところが交際が始まったとたん、彼はまるで別人のように変わりました。

「男のレジに並ぶな、他の男と話すな」

買い物ひとつにも、そんな言葉が飛んできます。コンビニの店員が男性だったというだけで、彼は不機嫌に黙り込みました。

夜は毎晩、電話をつないだまま眠るのが決まりごと。

先に寝落ちしようものなら、翌朝には「なんで勝手に切った」と責め立てられました。

「これ、肌身離さず持ち歩けよ」

そう言って彼が握らせてきたのは、痴漢よけだという催涙スプレーでした。

守るためだと繰り返しましたが、実際は私の行動を縛る鎖でしかなかったのです。

友人と出かけると伝えれば「相手は誰だ、写真を送れ」と迫り、少しでも返信が遅れると、鬼のように電話が鳴り続けます。

「愛されている証拠なんだ」

彼はそう言い張りましたが、日を追うごとに、私の息はどんどん詰まっていったのです。

夜8時に鳴ったチャイム

日ごとに、気持ちがすり減っていきました。ある晩、私はとうとう電話で別れを切り出したのです。

「もう続けられない。別れたい」

「は?意味がわからない。誰かに吹き込まれたんだろ」

彼はまるで取り合わず、話は堂々巡りでした。

私は半ば強引に通話を切りました。

それから一時間もしないうちのことです。夜8時、実家のチャイムが鳴りました。インターホンの画面に映っていたのは、あの元彼だったのです。

(どうして、家まで来るの……)

体がすくんで動けない私の代わりに、玄関へ向かったのは父でした。

「娘は、もう決めたと言っている。話は終わりだ」

低く、けれどはっきりとした声でした。元彼はひるみながらも食い下がります。

「でも、ちゃんと話せばわかってもらえるはずで……」

「うちの敷地でこれ以上騒ぐなら、こちらにも考えがある。帰りなさい」

父が一歩前へ出ると、元彼の顔からすっと色が引きました。

何か言いかけて、口をつぐみます。そのまま目を伏せ、じりじりと後ずさっていきました。

後ろで様子を見ていた母も、黙って父の隣に立ちました。二人に挟まれる形になった元彼は、とうとう背を向けて去っていったのです。

あれほど私を支配していた人が、父の一言の前ではこんなにも小さく見えました。

以来、彼から連絡が来ることは二度とありませんでした。

「怖かっただろう。もう大丈夫だ」そう言った父の背中が、その夜はとても大きく見えたのを、今でも覚えています。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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