1. トップ
  2. 自宅の風呂を海外リゾート風にしてみたら…? カマタミワが実践した、手軽に日常を非日常にする「非日常活」のアイデア集!【書評】

自宅の風呂を海外リゾート風にしてみたら…? カマタミワが実践した、手軽に日常を非日常にする「非日常活」のアイデア集!【書評】

  • 2026.7.15

【漫画】本編を読む

日々のストレスでどんどん心も体もすり減っているのに、旅行などでリフレッシュする時間も気力もない。そんな閉塞感を抱いている人は多いのではないだろうか。『非日常活はじめました。』(カマタミワ/KADOKAWA)は、そんな行き詰まった日々を打開すべく、日常の中で手軽に非日常を感じる「非日常活」を始めることにした著者のカマタミワ氏の姿を描いたコミックエッセイだ。

一番のリフレッシュ方法が「旅行」というカマタ氏は、夜も更けた自宅で、どうにか手軽に旅気分を味わえないかと考えを巡らせる。そうして思いついたのが、自宅の小さなお風呂を「海外リゾートのような空間」にすることだった。電気を消してキャンドルを灯し、いつもよりお高めの海外の入浴剤を使用。さらに防水スピーカーを持ち込んで南国の伝統音楽「ガムラン」を流し、浴槽にはポリウレタン製の造花を浮かべる。さらにトロピカルジュースを用意し、仕上げに日常の権化ともいえるスマホはあえて持ち込まないという空間を作ってみる。

予想以上に完璧なリゾート空間ができあがったものの、いつもの風呂場で花を浮かべてジュースを掲げる自分の姿があまりにもシュールで、思わず自嘲してしまうカマタ氏。しかし、じっと浴槽に浸かっているとだんだんと頭の中が静かになっていき、本当にどこか遠くのリゾート地へやってきたかのような不思議な高揚感に包まれていく。自宅にいながら、これほど手軽に心をリセットできると知った彼女は、ここからさらにユニークな「非日常活」へと踏み出していく。

普段歩く街の景色の見方を変えて歩いてみたり、喫茶店メニューのおもちゃが出てくるカプセルトイを買い、出たメニューを実際に喫茶店に食べに行ったり、あえて終電を逃してみたりと、著者ならではの発想が面白く、思わず試したくなるネタが満載だ。

観光地やテーマパーク、高級料理などではなくても、私たちの日常には「非日常」がたくさん隠れている。癒やしやリフレッシュはお金や時間をかけなくてもできることを教えてくれるはずだ。

文=坪谷佳保

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ