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NHKドラマ「久しぶりに泣いた」1年半ぶり再放送に視聴者号泣…「切なさが残る」凄まじいラスト“15分”とは

  • 2026.8.4
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2025年撮影。74歳の誕生日を迎えてアニメ似顔絵を贈られて笑みを浮かべる俳優の小林薫(C)SANKEI

約1年半ぶりの再放送となったNHKドラマ『憶えのない殺人』が、あらためて視聴者の心を強く揺さぶっています。もともとは2025年2月22日に89分版がNHK BSで放送され、その後、2026年7月25日に前編、8月1日に後編がNHK総合で放送されました。認知症を患う元警官・佐治英雄が、自分こそ殺人犯かもしれないという不安と向き合いながら真相を追う物語は、サスペンスでありながら、人が老いていくことの怖さや切実さまで突きつけてきます。見終えたあとに感情だけが残るのではなく、静かな痛みまで持ち帰らせる―そんな作品の強さが、再放送でも際立ちました。

“事件もの”の枠に収まらない切実さ

この作品が特別なのは、犯人探しの緊張感だけで終わらないところです。元警官という誇りを持ちながらも、記憶の揺らぎによって自分自身を信じきれなくなっていく佐治の姿は、見ている側の足元まで不安にさせます。事件の謎を追うほど、サスペンスの面白さよりも先に、生きることや老いることの重みが迫ってくる構造になっていて、そこが『憶えのない殺人』ならではの後味につながっています。

小林薫さんと尾野真千子さんが生む緊張

物語をここまで成立させている大きな理由のひとつが、小林薫さんと尾野真千子さんの存在です。佐治の弱さと矜持を同時に見せる小林さんの芝居は、ただ哀しいだけでは終わらず、どこか張りつめた気配を保ち続けます。一方、刑事・北嶺亜弓を演じる尾野さんも、冷静に疑いながら相手の奥へ踏み込んでいく難しい役どころを丁寧に積み上げました。感情を大きく揺らしすぎないからこそ、画面の沈黙や視線が強く残ります。

SNSには涙と余韻を語る声

SNSでは、「切なさが残る」、「久しぶりに泣いた」「やっぱりNHKのドラマはいい」「良いドラマだった」といった反応が広がりました。衝撃的な展開を語るというより、見終えたあとに残る気持ちを言葉にする投稿が多く、作品そのものの余韻の深さがうかがえます。泣かせようと押してくるのではなく、静かに感情を残していく作りが、多くの視聴者に届いたようです。

号泣を呼んだ“最後の15分”

とりわけ反響が大きかったのは、物語のラスト約15分です。真相だけを提示して終えるのではなく、佐治が背負ってきた後悔や、守れなかった記憶、そして他者のまなざしが一気につながっていくことで、サスペンスだったはずの物語が、切実な人間ドラマとして胸に落ちてきます。派手な演出ではなく、淡々と積み重ねた先に感情が決壊する構成だからこそ、再放送にもかかわらず“久しぶりに泣いた”という声が相次いだのかもしれません。


※記事は執筆時点の情報です

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