1. トップ
  2. エピソード
  3. 「君ならわかる」とだけ届いたメッセージに、私は頭を抱えていた

「君ならわかる」とだけ届いたメッセージに、私は頭を抱えていた

  • 2026.7.12
ハウコレ

会話の途中でもないのに、彼から「君ならわかる」とだけメッセージが届きました。何を分かってほしいのか、何を察してほしいのか、肝心なことは何も書かれていません。好きな相手からの短い言葉ほど、自分に都合よくも、悪いほうにも読めてしまうのだと知りました。

文脈のない一言

彼とは共通の友人を通じて知り合いました。最初は集まりで話すだけの関係でしたが、少しずつ2人でもメッセージを交わすようになりました。

彼は、自分の夢や仕事のことを時々話してくれる人でした。会社を辞めて、いつかコーヒーの店を持ちたい。そんな話を聞くたび、私は応援したいと思っていました。

だから、彼から名前が表示されるだけで嬉しかったのです。けれど、その日届いたのは「君ならわかる」という短いメッセージだけでした。前後の説明も、続きもありませんでした。

返ってこなかった答え

私はすぐに「何かあったの?」と返しました。責めるつもりではなく、ただ内容を知りたかったのです。

でも、返事は戻ってきませんでした。読まれたことは分かるのに、そのあと何も届かない。私は何度もチャットアプリを開き、同じ文面を見ていました。

彼は私に何を求めていたのか。仕事を辞める話なのか、誰かに相談できない悩みなのか。それとも、私なら何も言わなくても察してくれると思っているのか。答えがないぶん、考えだけが増えていきました。

2通目のメッセージ

何日かして、彼からもう1度メッセージが届きました。「この前のこと、近いうちにちゃんと話すよ」。それでも、中身までは書かれていませんでした。

突き放されたわけではないと分かって、少し安心しました。けれど、彼の言う「この前のこと」が、私の想像していたどれと重なるのかは分かりません。

期待していいのか、少し距離を置いたほうがいいのか。私は返事を書いては消しました。彼の言葉を待ちたい気持ちと、待たされるだけの関係になりたくない気持ちが、同じ画面の中に残っていました。

そして...

今は、答えを急がないことにしました。彼が何を話すつもりなのかは、彼の言葉で聞くしかありません。

ただ、次に会ったときは、「分かってほしい」だけではなく、ちゃんと話してほしいと伝えるつもりです。察することと、説明を省かれることは同じではありません。

彼を応援したい気持ちはあります。でも、彼の決断を受け止めるなら、私にも分かる形で渡してほしい。短いメッセージの続きを、今度は私だけで考え込まないようにしたいです。

(20代女性・販売職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ