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「僕の奥手な部分とシンクロさせられたところが」声優・古川慎が語る役作りの種類とは?【TVアニメ『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』インタビュー】

  • 2026.7.10
【写真・画像】「僕の奥手な部分とシンクロさせられたところが」声優・古川慎が語る役作りの種類とは?【TVアニメ『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』インタビュー】 1枚目
ABEMA TIMES

TVアニメ『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す』が、6月30日より放送・配信を開始している。

【映像】無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す

「第2回アース・スターノベル大賞」奨励賞を受賞してシリーズ累計200万部を突破した原作小説のTVアニメ化となり、優秀な姉のフローラに劣等感を抱えるヒロインのカロリーナが、マルコシアス帝国第二皇子・エドワードとの政略結婚を受け入れるところから物語はスタート。新たな環境に身を置き、エドワードら周囲の人々から必要とされる存在であることを知ったカロリーナが徐々に劣等感から解放され成長していく過程が描かれていく。

本記事では、エドワード・ルビー・マルティネスを演じる声優の古川慎に行ったインタビューより、自身とエドワードとの共通点からどのように古川が役作りをしていったのか、その一端をお届けする。

——男性視点で見ても、エドワードという人物には好感が持てます。「烈火の不死鳥団」の団長で戦の能力に秀でていても、カロリーナを前にするととたんに不器用になってしまう人間らしさがあって。

古川:エドワードは、ざっくり言うと頼もしいヒーローのような印象を最初に持たれるのかなと思うのですが、人間的な未熟さがしっかりと描かれているキャラクターで個人的にも好印象を持っています。何でもできて強くてカッコよくて頼り甲斐がある人って、面白くないじゃないですか。

——たしかに、共感性は薄くなってしまいそうですね。

古川:エドワードに関しては(公式HPのキャラクター紹介などで)残酷無比というような物騒な言葉も使われている人ですが、女性と接する際にどうしたらいいかわからなかったり、大事な話をするときにどう声をかけたらいいのかわからなかったりする。

おそらく失敗を続けてしまってきたが故に、自分なんかが話したら相手を怖がらせると思ってしまう、よくないループに陥っていくところまで、しっかりと人間的に未熟なんですよ。

カロリーナを助けるために本能的に動いているところはとても頼もしく見えるけれど、彼女を大事な存在だと思ってからは、いざ目の前にすると何もできなくなってしまう(笑)。そのアンバランスなギャップが(視聴者にも)好かれるだろうなと客観的に見ていて思いますし、すごく初々しくなってしまうところは、「がんばれ! がんばれ!」って思えてきますね。

——作品の根幹には、カロリーナがエドワードやマルコシアス帝国の人々と出会って、徐々に自信を持ち始めて成長していく姿がありますよね。

古川:エドワードも、そんなカロリーナと一緒に歩んでいるからこそ成長できるんじゃないでしょうか。2人でどんどん立派な大人になっていくんだろうなという印象が強くありますね。

——実際にアフレコされた際に、役作りにおいて意識されたことはありますか?

古川:そうですね……エドワードは奥手なのですが、僕もそんなに積極的に行けるタイプではないので、その部分を被せて演じていければいいなと思っていて。幸いなことに、そういう立ち位置のキャラクターを任せていただく機会が多いので、奥手については経験値があると言いますか(笑)。

一同:(笑)

古川:役を演じるうえで、その役者の持つ一面が(キャラクターに)ハマるから任せていただけるパターンと、(役者の演技の)創造物としてちょうどピッタリ合うから任せていただけるパターンの2種類があると思っているのですが、エドワードの奥手でどうしたらいいのかわからないけれど好意は伝えたいという思いや、誰かが助けてくれているからそれでも日々を過ごせる部分は、僕もなんとなくわかるんです。

カロリーナのために自分ができることはなんだろうと一生懸命いろいろ考えた結果が、エドワードの作中のいろいろな初々しい行動につながっていくのですが、カロリーナは自分のことを好きじゃないのではと思ってしまうことも「そう感じてしまうのもわかるよ!」と、僕の奥手な部分とシンクロさせられたところがあるんじゃないかなって、ちょっとだけ思っています(笑)。

——いっぽう、戦闘シーンではそういった奥手な部分とは違った一面が見えますよね。

古川:エドワード自身がこれまでやってこられたことに対しては、彼も自信を持って動けると思いますので、かなりドスを利かせたような声を出してみるチャレンジなどをさせていただけました。

——カロリーナ役の高橋李依さんとの掛け合いはいかがでしたか?

古川:高橋さんが非常に受け上手なもので、綺麗に返してくれて本当に助かりました。ただ、「カロリーナ」って正直言いづらくて(笑)。言い訳をさせていただくと、低い声でラ行を発音すると舌が回らなくなってくるんですよ。(物語の途中から)呼び方が変わるのを知っていたので、そこまでは頑張ろうと思って絶対に噛まないようにめちゃめちゃ頑張った覚えがあります。

——キャラクター名や専門用語などを間違えずにしっかり言うのも大変ですよね……。

古川:大変でした!

——最後に、放送を楽しみにしているファンの方に向けて、メッセージをお願いいたします。

古川:この作品全体が持っている何かしらをどう受け取るのかは、見ていただいた皆様次第だと思っています。無自覚に自分の中に刷り込まれて、見てくださった方の何かを変えるかもしれない。もしよかったら見ていただいて、何か感じ取れるものがあれば幸いです。

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古川が奥手と語ったエドワードが、どのような成長を見せていくのか。演技にも注目しつつ、見守っていってほしい。

取材・撮影・テキスト/kato
(C)あーもんど/アース・スター エンターテイメント/無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す製作委員会

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