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「別れたいってこと?」彼のメモ帳の箇条書きを撮って送りつけた私

  • 2026.7.7
ハウコレ

机の上に開きっぱなしのメモ帳がありました。見るつもりはなかったのに、1行目に書かれた「別れない理由」という文字から目が離せませんでした。彼の気持ちは、もう私から離れかけているのかもしれない。そう思った私は、そのページを写真に撮って、彼に送ってしまいました。

短くなっていく返信

付き合って3年になる彼の部屋で、私はひとり帰りを待っていました。最近の彼は、どこか上の空でした。メッセージの返信は「うん」「了解」ばかりで、次の予定も「また決めよう」と流されることが増えていました。それでも、嫌われたと決めつけたくはありませんでした。仕事が忙しいだけかもしれない。疲れているだけかもしれない。そう自分に言い聞かせていたとき、机の上に開いたままのメモ帳があることに気づきました。

ページに並んだ「別れない理由」

見てはいけないと思ったのに、目は勝手に文字を追っていました。ページの1行目には、彼の字で「別れない理由」。その下には、「家事を半分やってくれる」「休みが合う」「ひとりだと生活が荒れる」と箇条書きが続いていました。そこにあったのは、「好き」でも「一緒にいたい」でもありません。私という人間ではなく、私がいることで成り立つ生活の都合ばかりに見えました。わざわざ“別れない理由”を書き出すということは、別れる理由もあるということなのだと思いました。

「別れたいってこと?」と送った

気づけば、私はそのページを写真に撮っていました。彼が帰ってくる前に部屋を出て、自分の家に戻ってから、その写真と一緒に「別れたいってこと?」と送りました。送信した直後、見てしまったことも、写真を撮ったことも、全部よくなかったと分かりました。でも、あのメモを見なかったふりをして笑うことは、もうできませんでした。しばらくして、彼から電話がかかってきました。出ると、彼は息を切らしながら「別れたくないから書いたんだ」と言いました。

そして...

覚悟していた言葉とは、まるで逆でした。けれど、すぐに安心できたわけではありません。別れたくないから書いたと言われても、どうしてその理由が「家事」や「休み」や「生活」だったのか、まだうまく受け止めきれませんでした。本当は、「好きだから」と言ってほしかったのだと思います。あのメモを見てしまった後悔と、彼が別れたいわけではなかったという安堵。その両方を抱えたまま、次に会ったときはちゃんと聞いてみようと思いました。私が知りたいのは、別れない理由ではなく、それでも一緒にいたいと思う理由だからです。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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