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彼が私の駅の物件ばかり選ぶ理由。優しさだと思っていたのに返ってきた最低の答え

  • 2026.7.7
ハウコレ

彼と同棲するために物件を探し始めた頃、私は少しだけ浮かれていました。けれど、彼が見せてくれる候補は、なぜか私の職場に近い駅ばかり。最初は気遣いだと思っていたのに、内見帰りのカフェで理由を聞いた瞬間、その優しさの見え方が変わってしまいました。

私の駅ばかり並ぶ物件候補

付き合って3年になる彼と、そろそろ同棲しようかという話になりました。休日に物件サイトを見たり、不動産屋さんへ行ったりして、少しずつ現実味が出てきた頃です。

ただ、彼が選ぶ候補には不自然な共通点がありました。彼の職場は私の会社とは反対方向で、通勤にはかなり時間がかかります。それなのに、彼が「ここ良さそう」と見せてくれる部屋は、いつも私の会社に近いエリアばかりでした。

最初はありがたいと思っていました。私の通勤を楽にしようとしてくれているのかもしれない。そう受け取ろうとしていましたが、候補を見るたびに同じ駅ばかりが並ぶうち、だんだん小さな違和感が消えなくなっていきました。

カフェで聞いた理由

内見の帰り、駅前のカフェで向かい合って座ったとき、私は思い切って聞きました。「どうして自分の職場は遠いのに、私の駅ばかり選んでくれるの?」

彼は少しも迷わず答えました。私の会社は、職場の近くに住むと家賃補助が増える。だからその制度を使えば、私が家賃を少し多く出せる。そうすれば彼の負担も減る、と。

言い方はあっさりしていました。まるで、2人にとっていちばん合理的な答えを見つけたという顔でした。でも私は、その瞬間からカップに手を伸ばせなくなりました。気遣いだと思っていたものが、いつの間にか計算の中に入れられていた気がしたのです。

嫌だったのは金額ではなくて

家に帰ってからも、私は物件サイトを開いては閉じていました。怒っているのか、悲しいのか、自分でもよく分かりませんでした。ただ、同棲の話を楽しい気持ちで見られなくなっていました。

数日経って、ようやく気づきました。私は、家賃を多く出すこと自体が嫌だったわけではありません。収入や補助のことを考えれば、私からそう提案するつもりもありました。

嫌だったのは、私が差し出す前に、彼がそれを当然の前提にしていたことでした。私の制度も、私の収入も、私の気持ちより先に計算されていた。その順番の違いが、思っていた以上に苦しかったのです。

そして...

私は彼に、自分の気持ちをそのまま話しました。家賃を多く出すことは考えていた。でも、それは私から言いたかった。最初から当てにされる形では、同じ金額でも意味が変わってしまう、と。

彼は少し黙ってから、「順番を間違えた」と言いました。その言葉だけで全部が消えたわけではありません。それでも、少なくとも話し合う余地はあるのだと思えました。

今は、2人の職場の中間あたりにある物件を見ています。家賃の分け方も、通勤時間も、まだ決まっていません。それでも、あのカフェで感じた違和感を忘れないまま、今度こそ「一緒に決めた」と言える形にしたいと思っています。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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