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「危ない、ぶつかる!」青信号の横断歩道をスレスレでかすめた車。だが、運転手に訪れた自業自得の結末とは

  • 2026.7.5
「危ない、ぶつかる!」青信号の横断歩道をスレスレでかすめた車。だが、運転手に訪れた自業自得の結末とは

青信号で踏み出した一歩

その朝も、いつも通りの通勤路だった。交差点の信号が青に変わり、私は左右をしっかり確認してから横断歩道へ足を踏み出した。

数歩進んだ、そのときだった。右手のほうから、けたたましいエンジン音が一気に近づいてきた。

「危ない、ぶつかる!」

とっさに半歩、後ろへ引いた。

目の前を赤い乗用車が猛スピードで走り抜けていく。体のすぐ横、鞄が風圧で揺れるほどの距離だった。

心臓が激しく打っていた。あと半歩前に出ていたら、と考えると、その場から足が動かない。

もしいつもの調子で、少し早足に渡っていたら。想像するだけで、背筋がすっと冷たくなった。

隣で信号を待っていた会社員風の男性も、青ざめた顔で立ち尽くしていた。

「今の、完全に信号無視ですよね」

「ええ。当たっていたら、ただじゃ済みませんでした」

そばにいた年配の女性も、胸を押さえて声を震わせていた。

「最近、この道を飛ばしていく車が本当に多いんですよ」

女性はそう言って、まだ胸をさすっていた。文句を言おうにも、車はとっくに視界の先へ消えている。

信号は青のまま、渡りきれなかった数人だけが歩道に取り残されていた。

背後で鳴った音の正体

誰もがまだ呆然としているなか、背後から低いサイレンの音が響いてきた。

振り返ると、一台の白バイが、あの赤い車を追って交差点を勢いよく走り抜けていく。ほんの3秒ほど前の出来事だった。

どうやら白バイは、後方の信号でちょうど停まっていたらしい。暴走の一部始終を、すぐ後ろから見ていたのだ。

少し先の路肩で、赤い車が停められた。降りてきた運転手が、しきりに何か言い訳をしている。

「速度超過に信号無視。横断中の歩行者もいましたよね」

警官の淡々とした声が、朝の空気にはっきりと通った。最初は身振り手振りで抗弁していた運転手も、次第に声が小さくなっていく。

やがて反論をあきらめたのか、肩を落として、警官の指示にうなずくばかりになった。免許証を差し出す手が、遠目にも小さく見えた。

足を止めていた通行人の何人かが、その様子を見て小さくうなずき合っている。「よく捕まえてくれたね」と、どこからか声が上がった。

先ほどの男性と、思わず顔を見合わせた。

「ちゃんと見ていてくれたんですね」

「本当に。捕まってくれて、よかったです」

張りつめていた肩から、ようやく力が抜けていく。危ない思いをした直後だからこそ、あの光景は胸のすくものだった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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