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タクシーで「後ろを見たらお客様が泡を吹いていて…」女性ドライバーが咄嗟にとった“冷静な判断”

  • 2026.7.27
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

タクシードライバーとして働く20代女性のAさん。2022年からタクシードライバーとして勤務し、日々様々なお客様を乗せて走っています。

今回はそんなAさんが、初めて警察に助けを求めることとなった、「とある乗客との緊迫したエピソード」を明かしてくれました。

泡を吹いて俯く乗客…初めて警察を頼った夜

これは、私が初めて警察を頼ることになった際のエピソードです。

雨の降る夜勤中の出来事でした。よくタクシーを呼んでいただく居酒屋から配車依頼が入ったため現地へ向かいました。 そのお店は比較的若い客層が多く、かなりお酒の入ったお客様が多い印象がある場所です。

その日もずいぶん酔っ払った様子のお客様が乗車されたため「大丈夫かな……?」と少し心配になりましたが、「○○まで」と行き先を告げられたので安心して車を発進させました。

市境の橋を渡ったあたりで、後方からいびきのような声が聞こえてきたため「眠っているのかな」と思いつつも、特に支障はなかったためそのまま目的地へ向かいました。

指定された場所が近づいてきたため、「この周辺でしょうか?」とお尋ねしました。しかし眠りが深いのか、何度お声がけしても全く反応がありません。 これでは埒があかないと思い、車を停車させて後部座席を確認したところ、なんとお客様は泡を吹いて俯いていたのです。

ルール上、乗客のお体に直接触れることはできないため、後部座席側へ回り込み、至近距離から何度も声をかけました。ですが、意識を失っているような状態で反応は返ってきません。 流石にこれは単に眠っているだけではないと感じたため、すぐ近くにあった交番へと駆け込みました。

すると警察官の方が対応してくださり、お客様の意識確認を開始。

意識はかろうじて確認できたものの、急性アルコール中毒の危険性があったため救急車を要請することになりました。 どこで乗車されたのか、いつ頃からこの状態だったのかなど、警察官の方から聞き取りがあったため事情を事細かに説明しました。

しばらくすると救急車が到着し、お客様はそのまま担架で運ばれて搬送されていきました。 それから数日後、その時のお客様が会社まで来訪され、謝罪の言葉とともに乗車料金を支払ってくださいました。お体はすっかり良くなられていたのでホッと一安心しました。

しかし、自分や同僚のドライバーが再び同じような目に遭うのは困るため、「お酒は適量で楽しんでくださいね」とお伝えしたところ、「今後はこんなことにならないよう注意します」とおっしゃっていました。

楽しくお酒を飲む分には良いですが、周囲に迷惑をかけるような飲み方をするお客様もいらっしゃるので、なるべく気を配ってほしいものです。

迅速な判断が救った命

乗客が泡を吹いて意識を失っているという異常事態の中で、Aさんは落ち着いて警察へ助けを求めました。 急性アルコール中毒は、命の危険にもつながる深刻な状態です。

今回の出来事では、Aさんのすばやい対応があったからこそ、乗客は適切な医療処置を受けることができました。無事に快方へ向かわれたようで何よりですね。 深夜帯のタクシー業務においては、こうした緊急事態に直面する可能性があります。

Aさんのように、乗客の安全を一番に考えた冷静な判断力こそが、プロのドライバーとして求められる資質と言えるのではないでしょうか。


取材協力:タクシードライバーAさん。2022年からドライバーとして勤務中

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