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実は『脳梗塞』予防に効果的な飲み物があった。医師が教える、1日3~4杯飲むべき「身近な飲み物」とは?

  • 2026.8.10
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

日本の死因において絶えず上位に位置する病気「脳梗塞」。突然の発症で命が脅かされたり重大な後遺症が残ったりすることから、自身や家族の健康に強い不安を覚える方も多いはずです。

脳梗塞の予防には生活習慣全般の改善が不可欠ですが、そのサポートとして期待されているのが日常的に口にしている「緑茶」です。1日に3〜4杯(約500〜600mL)ほど飲むことが血管の健康維持に貢献すると研究で示唆されています。

今回は、緑茶が脳梗塞の予防に役立つとされる医学的理由と、安全に日々の暮らしに取り入れるポイントについて解説します。

脳梗塞ってそもそも何?基本をおさらいしよう

まずは脳梗塞とは何かを簡単に説明しましょう。脳梗塞は、脳の血管が詰まり、脳に酸素や栄養が届かなくなる状態を指します。これによって詰まった先の脳細胞がダメージを受け、体の麻痺や感覚障害、言語障害などが生じることがあります。

血管が詰まる主な原因は以下の3つです。

  1. 血栓(血のかたまり): 脳の血管内で血の塊ができて詰まる
  2. 塞栓(そくせん): 心臓や大きな血管から血の塊などが流れてきて脳の血管を塞ぐ
  3. 動脈硬化: 血管壁が厚く硬くなり、狭くなって詰まりやすくなる

原因は様々ですが、共通して重要なのは「血管の健康状態」と「血液のサラサラ度」です。普段から高血圧や脂質異常症、糖尿病、喫煙などのリスク要因を放置していると、動脈硬化が進み脳梗塞を引き起こしやすくなります。

脳梗塞リスクを低減?「緑茶」に秘められたカテキンの働き

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

日々の飲み物として親しまれている「緑茶」には、ポリフェノールの一種である「カテキン」という強力な抗酸化物質が豊富に含まれています。

カテキンには以下のような働きがあると考えられており、これが血管を守る手助けをします。

  • 血管の炎症を抑える: 血管へのダメージを和らげる
  • 悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防ぐ: 動脈硬化の進行を抑制する
  • 血小板の過剰な集団を防ぐ: 血液を固まりにくくし、血栓形成を予防する

緑茶に含まれるカテキンの量は煎茶などに多く、一般的に高温のお湯で淹れるほど多く抽出されます。また緑茶にはカテキンの吸収を高めるビタミンCも含まれており、手軽で効率的な栄養補給源と言えます。

今日から始める脳梗塞予防は“緑茶習慣”から!

緑茶は健康維持に役立ちますが、「飲めば絶対に脳梗塞にならない」「薬の代わりになる」というものではありません。

持病の治療や適切な服薬を行なった上で、あくまで補助的な習慣として取り入れることが大切です。また、体質や持病によっては注意が必要なケースもあります。

<安全な飲み方のポイント>

  • 1日の目安量: 濃すぎない緑茶を1日合計500〜600mL(一般的な湯飲みで3〜4杯程度)を目安に、こまめに分けて飲むのがおすすめです。
  • 飲むタイミング: 緑茶に含まれるタンニンは食事中の鉄分の吸収を妨げることがあります。気になる方は食事と1時間程度ずらして飲むと安心です。またカフェインも含まれるため、夜間の飲用は睡眠の質に影響しないよう調整しましょう。
  • 空腹時の飲みすぎに注意: タンニンやカフェインは胃を刺激することがあります。胃が弱い方は空腹時を避け、少し薄めて飲むなどの工夫をしてください。

また、緑茶に含まれるビタミンKが薬の作用を弱めてしまう(血栓ができやすくなる)可能性があります。ワルファリンを服用している方は、緑茶の摂取量について必ず事前に主治医へご相談ください。さらに、腎臓疾患などでカリウム制限がある方、貧血の治療薬(鉄剤)を服用中の方、妊娠・授乳中でカフェイン制限がある方は、大量摂取を避け、必要に応じて医師や薬剤師に確認するようにしましょう。

日々の緑茶習慣で血管をすこやかに保とう

脳梗塞は命に関わる危険な病気ですが、医療機関での適切な処置や管理に加え、日々の食事や生活習慣を見直すことでリスクを下げることができます。

緑茶に含まれるカテキンは、抗酸化作用や血流維持の面で私たちの血管をサポートしてくれます。特別なサプリメントに頼る前に、まずは毎日のほっと一息つく時間を活用して、無理のない「緑茶習慣」を始めてみてはいかがでしょうか


※本記事は一般的な健康・栄養情報の提供を目的としたものであり、特定の効果・効能を保証するものではありません。また、医師による診断や治療、処方薬の代わりとなるものではありません。

監修者:林裕章(はやし・ひろあき)
林外科・内科クリニック(https://www.hayashi-cl.jp/)理事長

国立佐賀医科大学を卒業後、大学病院や急性期病院で救急や外科医としての診療経験を積んだのち2007年に父の経営する有床診療所を継ぐ。現在、外科医の父と放射線科医の妻と、全身を診るクリニックとして有床診療所および老人ホームを運営しており、医療・介護の両面から地域を支えている。また、福岡県保険医協会会長として、国民が安心して医療を受けられるよう、また医療者・国民ともにより良い社会の実現を目指し、情報収集・発信に努めている。
日本外科学会外科専門医、日本抗加齢医学会専門医

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