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タオルの臭いが取れない!生乾き臭の原因と撃退法・元からしっかり落とす洗濯方法

  • 2026.7.1
AI Gemini

お風呂上がりに、ふかふかのタオルで顔を包む瞬間。最高のリラックスタイムになるはずが、ふいに漂う臭いに「え、洗った、よ、ね……?」と疑惑が浮かぶことがある。洗いたてのはずなのに、どこか雑巾っぽいスメルを感じ、クンカクンカ。そんな小さな事件の原因は、「生乾き臭」。タオルに残った汚れと水分、そして雑菌が増えやすい環境によって、洗ったはずのタオルが臭う魔訶不思議な現象だ。今回は、日常のそんなシーンを解決すべく、洗濯家・中村祐一さんに教えを請い、臭いを元から見直す洗い方、乾かし方、予防習慣を整理していく。

<結論>
タオルの生乾き臭や戻り臭は、菌を退治すれば解決する話ではない。根本的には、タオルに残った皮脂・汗・タンパク質などの汚れを、洗濯で落とし切れていないことが大きい。濡れたままの放置や乾きにくさは、臭い対策の中心ではない。まず見るべきは、洗濯量、水量、洗剤量、洗い時間、すすぎ。香りで隠す、除菌・抗菌に頼る、早く乾かすではなく、「汚れを落とす」ことを最優先に考えたい。


専門家の紹介:中村祐一洗濯家・国家資格クリーニング師

Larisa Stefanuyk / Getty Images

洗ってもタオルが臭い!原因は「洗ってもタオルに残る汚れ」

しっかり洗濯機を回しているのに、タオルだけ臭い。洗剤も入れたし、干したし、こちらとしては一通りの礼は尽くしたつもり。それでも「なぜ?」とタオルに問い詰めたくなるなら……?「洗剤の香りが足りないのではなく、その最大の原因は洗っても落としきれていない汚れです。衣類やタオルに残った汚れは雑菌の養分になり、水分が残ると時間がたって臭いが戻りやすい。香りで覆うより、汚れをきちんと落としきる方向で考えると、対策がぐっと現実的になります」と中村さん。まずは洗ってもタオルに汚れが残る原因を中村さんに教わろう。

原因①:詰め込みすぎている

洗濯槽の大きさに対して、使った後のバスタオルなどの洗濯物が入りすぎていると中で洗濯物が動かず汚れが落ちない。

原因②:水量が少ない

今の洗濯機は節水志向によって標準の水量が極端に少ない。キレイに洗えないくらい水が減っている。タオルは水を多く吸い込むので、今の全自動洗濯機の標準設定の水量では水の量が足りなくなっている可能性が極めて高い。

原因③:洗剤量が足りていない

洗剤は一定の濃度がないと汚れを包み込むことができず、キレイに洗えない。この3つの量が、衣類量が多い・水量が少ない・洗剤量が少ない、いずれかの状態になると汚れが落ちにくくなったり、あるいは、落ちた汚れが服に戻る「逆汚染」を引き起こす。この残った汚れや、戻った汚れが臭いの原因になる。

原因④:柔軟剤を使っている

柔軟剤は最後のすすぎ後に投入され、すすがずに衣類へ残るものだ。すると、次回の洗濯では残った柔軟剤が洗剤の洗浄力を下げる原因になる。その結果、

  • 本来落とすべき汚れを引き剥がせない
  • 捕まえきれなかった汚れが衣類に戻る「逆汚染」が起きやすくなる

この状態になりやすくなる。タオルに柔軟剤を使うと吸水性も悪くなるので、柔軟剤を使う必要がないアイテムの筆頭だ。

原因⑤:洗濯ネットを使っている

洗濯ネットにタオルを入れる人もたまに見かけるが、ネットに入れることで動きが制限され、汚れが落ちにくくなる。そして、なんとなく「痛みそう」とか「絡まりそう」とかで、ネットで保護しているようだが、それはなんとなくのイメージで根拠がないことも多い。実際にはタオルはネットに入れる必要がない。

タオルのイヤな臭いをスッキリさせる洗濯のポイント

Siarhei Khaletski / Getty Images

「ついてしまった臭いは、洗濯の基本を見直せば必ず解決する」と中村さん。いきなり強い処理に飛びつくより、タオルの汚れをきちんと落とす基本的な洗い方を見直すのが最大のポイント。これは中村さんの”気持ちよく着るための洗濯”という考え方にも通じている。洗濯の基本を見直すと、汚れや臭いがキレイに落ちるのはもちろん、手間が減り、洗濯はラクになるというから一石二鳥だ。さっそく具体的なポイントをみていこう。

①洗濯槽の大きさに対して詰め込みすぎない

縦型の洗濯機であれば洗濯槽の6~7割、ドラム式であればドラムの半分に洗う衣類の量を調整する。

②水量を増やす

縦型は衣類を洗濯槽の6~7割入れた時に最高水位になるくらいでちょうどいい。自動だと水が足りない。

ドラム式は、水位高めなどのモードがあればそれに設定する。それと、すすぎの設定を注水にする。これで水の絶対量を増やすことができる(縦型は注水すすぎは不要。普通のためすすぎでいい)。

③洗剤を規定量使う

縦型は水量、ドラム式は衣類の量に合わせて規定量が表示されているので、それを目安に量を確保する。目に見える目立つ汚れが無いからと言って洗剤を減らしてはいけない。衣類と水の量に対して必ず一定の濃度が必要。

④:洗いは15分

洗い始めてから、最低10分は汚れを落とすために必要。そこから20分くらいで洗浄力は頭打ちになる。それ以降は、逆に落とした汚れが服に戻る「逆汚染」が起きたり、生地が傷んだりと、デメリットが増えていく。総合すると、洗いの目安は15分。

⑤:すすぎは3回

近年すすぎ1回をうたう洗剤が増えているが、すすぎは、洗剤と同時に“汚れ”もすすいでいる。すすぎが足りないと、すすぎきれなかった汚れがタオルに戻って残る。通常3回が、汚れを流し切る基準。その証拠に、すすぎ1回でOKの洗剤でも、1回・2回ではすすぎ水に濁りが残っている。

やってはいけない!タオルの臭い取り・洗濯のNG行動

Cris Cantón / Getty Images

臭いを早く消したいときほど、強い香りや強い洗浄に頼りたくなる。でも、やり方によっては、タオルの吸水性を落としたり、繊維を傷めたり、かえって臭いを残しやすい状態につながることもある。良かれと思ったケアが、タオルには少し重荷になることも。先に知っておくと、余計な手間を減らしやすい。

☑1

柔軟剤で臭いをごまかす

柔軟剤の香りで生乾き臭を覆っても、臭いの原因そのものが落ちたわけではない。むしろ柔軟剤を入れすぎると、吸水性が落ちたり、次の洗濯で洗剤の働きを妨げる。臭いがあるときの優先順位は「香りをつける」より「汚れを落とす」。柔軟剤はタオルには必要ない。

☑2

洗剤を規定量より多く入れる

臭いが強いから洗剤も多めに……これはやりがちな落とし穴。洗剤は水量に対して溶ける量が決まっており、多めに入れれば消臭効果が上がるわけではない。多く使っても意味がなく、ムダなコストを上げる原因にもなる。臭いが気になるときは、洗剤を増やすより、基本を見直す。洗剤だけでなく、衣類と水の量を適正にして、すすぎを繰り返す。洗濯にも、適量という美学があるのだ。

☑3

お風呂の残り湯ですすぐ

入浴後の湯には皮脂や汗などのすでに汚れが存在している。残り湯を使うと洗剤が残り湯の汚れにも取られるため、洗浄力が下がってしまう。また水温を上げて洗った場合、すすぎの一回目は洗いと同じ温度ですすがないと、汚れや洗剤が中に入り込みすすぎにくくなる。すすぎに残り湯を使うと、洗剤がないのでダイレクトに残り湯の汚れがタオルに付着してしまう。

☑4

塩素系漂白剤を日常的に強く使う

塩素系漂白剤は強力な一方で、色柄ものの色落ちや繊維ダメージにつながることがある。いきなり使うと思わぬトラブルのもとになるので、まずは基本の洗濯を見直すことが最優先。漂白剤を使う場合も、まずは作用の穏やかな酸素系タイプの漂白剤を使うようにするが、そもそもきちんと汚れが落ちる洗濯になっていれば、漂白剤の出番もほとんど必要なくなると中村さんは言う。

実は多くの人が間違えている!タオルの臭いを発生させない予防習慣

Jamie Grill / Getty Images

中村さんは「洗濯を通して日々の暮らしをより良く変えていく」ということを大切にしている。タオルのケアも、考え方は同じ。特別なことを毎回がんばるというより、洗濯の基本を見直すと、今までしていた不要な手間やストレスから解放され状態よく長くタオルを使える。ここでは、実は多くの人が間違えて行っている考え方や習慣について指摘してもらった。

「すぐに洗わなきゃ!」から解放されよう

「すぐに洗わないから菌が増えて、臭いがしますよ。使ったらすぐに洗いましょう」と脅されたことはないだろうか?しっかり汚れを落とす洗濯になっていれば放置して洗う前に臭っても、その後洗ってキレイに落ちるのだから問題ない。早く洗わないから臭うのではない。汚れが落ちる洗濯になっていないから臭うのだ。ただし、汚れて湿った状態で気温が上がるとカビが生えやすくなる。なので、少し時間を置く時は湿った状態にならないようにだけ気をつけるだけでいい。

早く乾かす必要もない!

「5時間以内に乾かしましょう」と言われたりすることがあるが、臭い対策として5時間以内に乾かすのは根本的な対策ではない。汚れをきちんと落とせば多少乾くのに時間がかかって一日干していても臭わない。

洗濯槽の掃除もほとんどいらない!

服の汚れが落ちない洗濯をしていると、同時に洗濯槽も汚れる。逆に言えば、服をキレイに洗えていれば、洗濯槽の掃除も頻繁にする必要はない。年に1回やるかどうかだ。フィルターなどの掃除はやるが、それは臭い対策ではなく、洗濯機を正常に動かすためだ。

買い替えの頻度も減る!

洗っても戻る臭い、黒ずみ、吸水力の低下、ゴワつき。この4つが重なってきたら、タオルを買い替える人も多い。しかし、これらは洗って改善することなので、実は買い替えのタイミングではない。タオルを買い替えるのは擦り切れたときだ。洗濯を見直すと今までの2倍3倍の期間タオルを使えるようになることも少なくない。

タオルの臭いに関するよくある質問【FAQ】

Photo by Alex Tihonov / Getty Images

Q. バスタオルは毎日洗うべき?
A.使ったら毎回取り換えよう

タオルなどの素肌に使うものは、衛生を保つことが求められるので使ったら毎回取り替えるのが基本。体をきれいにした後でも、バスタオルには皮脂や汗、水分がつく。すぐに洗う必要はないので洗うまで少し時間があく場合はカビを防ぐために、濡れたまま丸めて置かず、一度乾かしてから洗濯待ちにできると安心。

Q. 柔軟剤を使えばタオルの臭いは消える?

A.臭いの原因を断つ対策にはならない

柔軟剤の香りで一時的に気になりにくくなることはあっても、臭いの原因になる汚れそのものを落とす対策にはならない。戻り臭があるタオルは、とにかく洗い方を見直す。ちゃんと洗えば不快な臭いはしない。タオルに柔軟剤は不要というのが中村さんの意見。

Q. ドラム式洗濯機の温水コースは使える?

A.使える。ただし温度に注意して

温水コースは皮脂汚れをより落としやすく出来る。ただし、すすぎの一回目は洗いと同じ温度ですすがないと、汚れや洗剤が中に入り込みすすぎにくくなる。

Q. クエン酸やお酢は使ってもいい?

A.ほとんどの場合は必要なし

最終のすすぎにクエン酸などの酸を使うことを「酸浴」という。鉄分を溶かす、アルカリを中和する、石鹸カスの付着を防止する、細菌を消毒するなどの理由で、酸浴をする選択肢はあるが、必ず必要かと言われると、ほとんどの場合は必要はない。特別、使う必要はないと中村さんは言う。

まとめ:タオルが臭い原因を改善して、いつでも清潔に使おう

Sergey Mironov / Getty Images

タオルの臭いは、暮らしの小さなストレス。特に、お風呂上がりや朝の洗顔後にタオルから生乾き臭がすると、せっかく整えた気分が一瞬で「洗濯どうなってるの会議」に引き戻されてしまう。でも、原因が見えてくると、対策はとてもシンプル。とにかく洗濯のキホンを見直して汚れを落とし切ること。そうすれば、今まで必要だと思っていた手間がなくなり、トータルの時間や労力をグンと節約できる。タオルを長く気持ちよく使える状態になり、買い替えのお金も減る。洗濯家・中村祐一さんが掲げる「気持ちよく着るための洗濯」という考え方は、タオルにもそのまま当てはまる。ふかふかで清潔なタオルは、毎日のリラックスタイムを少し前向きにしてくれる存在。顔を拭いた瞬間に「今日もいける」と思える小さな快適さを、洗濯で取り戻したい。

教えてくれた人:中村祐一さん/洗濯家

Yuichi Nakamura

長野県伊那市のクリーニング会社「芳洗舎」代表取締役。洗濯家として「気持ちよく着るための洗濯」を伝え、洗濯の側面からより良い暮らし方を提案。NHKをはじめメディア出演も多数。災害時の洗濯支援チーム「DSAT」代表、一般社団法人日本衣生活支援機構代表理事として、衣生活における社会課題の解決にも取り組んでいる。公式サイト:https://sentaku-yuichi.com/

※ハースト婦人画報社は生成AIの活用について開示を行っています。本記事は生成AIにより作成されたコンテンツを含みます。

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