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1~2か月は常温保存可能なパン! カインズ、ダイソー、コンビニの“ロングライフパン”を食べ比べて本音レビュー

  • 2026.7.1

非常食というと、アルファ化米や缶詰、レトルト食品を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし最近は、常温で長期間保存できる「ロングライフパン」も注目されています。

ロングライフパンは、パネトーネ種などの天然酵母の働きや、アルコール作用などを活用し、長期間の賞味期限を実現したパンです。

普段の朝食やおやつとして食べながら備蓄できるため、ローリングストックにも取り入れやすいのが魅力です。特に子どもがいる家庭では、食べ慣れたパンがあるだけでも災害時は安心です。

災害時に甘いものを口にするとホッとできると言われているので、今回はロングライフパンのチョコ系商品を食べ比べてみました。カインズとダイソーで扱っている各商品、そしてコンビニやスーパーでも見かけるBASE BREADの3種類を味やボリューム、コストパフォーマンス、防災目線での使いやすさも含めてレビューします。
※掲載価格はすべて実売価格です。

家族でシェアできる大容量タイプ! カインズ「ロングライフパン ソフトチョコ」

最初に紹介するのは、カインズで販売されている「ロングライフパン ソフトチョコ」です。

価格は328円(税込み)。ネットでの取り扱いはなく、店舗限定の販売です。賞味期限は約60日です。ほかに、デニッシュやブルーベリーパンもあります。

カインズの担当バイヤーさんにお話を聞いたところ「カインズユーザーは1.5〜2か月に1度のペースで来店する人が多く、来るたびに“ついで買い”することで、防災食としても活用できるように賞味期限を約60日間にしている」とのこと。

袋から取り出してまず驚くのが、お皿からはみ出そうなほどの大きさです。長さは約23.5cm、重さは約285gとかなりのボリュームがあります。一般的な菓子パンというより、小さめの食パン1本に近いような存在感です。家族みんなで食べられるサイズ感で、コストパフォーマンスの高さを感じます。袋を開けた瞬間は若干のアルコール臭がしますが、数分すると気にならなくなりました。

パン生地にチョコレートが練り込まれており、見た目よりも甘さは控えめ。甘いものが苦手な夫も「このくらいの甘さは嬉しい」とお墨付きをもらいました。しっかりチョコ風味は感じるものの、朝食として食べても重たくありません。小学6年生の次男は、1cmほどの厚みに切ったもの2切れ食べてちょうどいいようでした。

ロングライフパンというと「パサついているのでは?」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、思った以上にやわらかく、パンそのもののおいしさを感じられました。

防災の観点から見ても、大容量で家族と分けられるのは大きなメリットです。1つで複数人が食べられる商品は、備蓄としても心強い存在です。また、普段の朝食用としても取り入れやすく、賞味期限が近づいたら家族で食べて買い足すというローリングストックもしやすそうです。

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子どもたちから大人気! ダイソー「カカオチョコレートパン」

次に紹介するのは、ダイソーで購入した「カカオチョコレートパン」です。

価格は108円(税込み)。常温保存が可能で、賞味期限は購入時で約1か月半ありました。取り扱い店舗は限られていますが、ダイソー公式アプリで検索すると在庫確認ができます。

製造しているのは富山県にある東京ブレッドというメーカー。長期保存できるパンを中心に製造している企業で、着色料・保存料・イーストフード不使用という点にも安心感があります。

カインズのロングライフパンよりも開封時のアルコール臭がありますが、数分経つと気にならなくなりました。

サイズは一般的な菓子パンほどで、片手で手軽に食べられる大きさです。見た目からは少しパサつきそうな印象を受けましたが、実際に食べてみると意外にしっとり。カカオ生地の中にチョコレートが練り込まれていて、想像以上にチョコ感がしっかりあります。

そして何より、今回食べ比べた中で子どもたちから最も人気があったのがこの商品でした。中学2年生の長男は「おやつにちょうどいい!」、小学6年生の次男は「チョコの味が濃くておいしい」と好評。2歳の三男も「もうちょっと食べる!」とおかわりが止まりませんでした。

災害時は慣れない環境や不安から食欲が落ちることもあります。そんな時、子どもが「これなら食べたい」と思える食品を備えておくことはとても大切です。

また、個包装になっているため、そのまま持ち出せるのもメリット。避難所や車中泊など、食器を使わずに食べたい場面にも向いています。価格も108円(税込み)と手頃なので、複数個をまとめて備蓄しやすいのも魅力。味のバリエーションも豊富なので、家族それぞれのお気に入りを探してみるのも良さそうです。

栄養バランス重視なら「BASE BREAD チョコレート」

最後に紹介するのは、「BASE BREAD チョコレート」です。

スーパーで269円(税込み)で購入しました。コンビニやスーパー、ドラッグストア、インターネットなどで手軽に購入できます。賞味期限は約1か月です。

近年、完全栄養食として注目されているBASE BREAD。公式サイトによると、1食(2袋)で1日に必要な栄養素の約3分の1が摂取できるそうです。災害時は炭水化物に偏りやすく、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維が不足しがちです。その点、このパンは33種類の栄養素を含んでいるため、栄養面での安心感があります。

こちらも開封時にはアルコール臭がしますが、しばらくすると気にならなくなりました。

実際に食べてみると、今回比較した3商品の中で最もしっとりとしていました。一般的な菓子パンというより、少しケーキに近いような食感です。生地の中にはチアシードと思われる粒が入っていて、独特のプチプチ感があります。ボリュームもあり、1袋でかなり満足感が得られました。

一方で、子どもたちから「ネチョッとしている感じが苦手かも」という声もあり、好みが分かれる印象です。

ただ、忙しい社会人や食事の準備が難しい状況では、この栄養バランスの良さは大きな魅力です。災害時だけでなく、仕事が忙しくて昼食を取る時間がない日や、会社での非常食ストックとしても活用しやすいと感じました。

また、一度にたくさん食べられない高齢者にとっても少量で栄養を補える選択肢として役立つかもしれません。

家族構成や目的に合わせて選ぶのがおすすめ

今回、3種類のロングライフパンを食べ比べてみましたが、それぞれに異なる魅力がありました。

カインズのロングライフパンは、大容量で家族みんなでシェアしやすいのが特徴です。朝食用としても使いやすく、ファミリー向けの備蓄に向いています。

ダイソーのカカオチョコレートパンは、手頃な価格と子ども受けの良さが魅力です。個包装なので持ち運びしやすく、子どものいる家庭の備蓄にぴったりだと思います。

そしてBASE BREADは、栄養バランスを重視したい方におすすめです。災害時に不足しがちな栄養素を補えるため、働く世代や高齢者向けの備蓄としても活躍しそうです。

非常食というと「我慢して食べるもの」というイメージがありますが、普段からおいしく食べられるものを備えておくことは、災害時の安心感にもつながります。

ロングライフパンは、日常と非常時を無理なくつなぐことができる食品のひとつです。ぜひ家族で食べ比べながら、自分に合った備蓄パンを見つけてみてはいかがでしょうか。

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<執筆者プロフィル>
海老原葉月
ライター、整理収納アドバイザー1級
カインズ公認の「日本一のカインズマニア」、スリコマニアとしても知られる。
14歳、11歳、2歳の三兄弟を子育て中。東日本大震災、令和元年房総半島台風にて被災した経験から、防災に関する情報を発信。

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