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スマホの基本設定を変えるだけ!災害時に生き抜く力をアップしよう【学生が調べた防災】

  • 2026.6.29

災害はいつ起こるかわかりません。いざという時、スマートフォン(スマホ)は情報のライフラインであり、救助を呼ぶための命綱になります。

今回は、災害発生時に「設定しておいてよかった」と思える、スマホ本体の重要な設定を5つ紹介します。iPhone、androidのそれぞれのやり方を説明していきます。※iOSやAndroidのバージョン、機種などによって画面表示などが若干異なることもあるので注意して下さい。

方法1:緊急地震速報/災害・避難情報をオンにする

緊急地震速報や津波警報、自治体からの避難指示などが自動で届く機能です。

iPhoneの場合

1「設定」画面を下にスクロールする

2「通知」を開く

3一番下にある「緊急速報」をオンにする

Androidでは、設定アプリで「緊急速報メール」と検索するか、「設定」画面を下にスクロールして「安全性と緊急速報」から「緊急速報メールを許可」「常に最大音量で通知音を鳴らす」をオンにするなどします。

この通知は、マナーモードやおやすみモードにしていても、最大音量で鳴動する場合があります。「音がうるさいから」といってオフにしてしまうと、就寝中などに逃げ遅れるリスクがあります。命に関わる情報ですので、基本的には「常にオン」にしておきましょう。

Androidの場合の例

1「設定」画面を下にスクロールする

2「安全性と緊急情報」から「緊急速報メール」を開く

3「緊急速報メールを許可」と「常に最大音量で通知音を鳴らす」をオンにする

Androidの場合、バージョンや機種によって操作が異なることがあります。通信事業者やスマホのメーカーなどが細かい情報を提供していますので、上記の方法でうまくいかない場合は確認してみてください。

代表的なサイトとしては

▼NTTドコモ「緊急速報『エリアメール』の設定・確認方法」
https://www.docomo.ne.jp/service/areamail/usage/

▼au「利用方法:緊急速報メール」
https://www.au.com/mobile/anti-disaster/kinkyu-sokuho/usage/

▼softbank「緊急速報メール(緊急地震速報+津波警報+災害・避難情報)」
https://www.softbank.jp/mobile/service/urgent_news/

▼Android「緊急地震速報を Android スマホでしっかり受信しよう!『緊急速報メール』の設定方法」
https://www.android.com/intl/ja_jp/articles/214/

などがあります。

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方法2:位置情報(GPS)を使えるようにしておく

遭難時や家屋の倒壊時など、救助が必要な場合に自分の居場所を正確に伝えるために不可欠です。この機能はスマホの位置を追跡する機能なので、使用回数が多いとバッテリーを消費し続けてしまいます。バッテリー消費を気にして「常時オン」にしたくない場合でも、緊急時にはすぐにオンにできるよう、設定場所を把握しておきましょう。

iPhoneの場合

1「設定」画面を下にスクロールして「プライバシーとセキュリティ」を開く

2一番上の「位置情報サービス」を タップ

3「位置情報を共有」にアクセスする

4自分のiPhoneの場所を共有したい場合は写真下の「自分の位置情報を共有」をオンにして「iPhoneを探す」を開きます。この位置情報は「探す」アプリで表示することができます。位置情報を共有する相手は赤い矢印の下、友達と書かれた所に表示されます。また、“探す”ネットワークを有効にすると、iPhoneが省電力モードや電源オフの状態でも見つけることができます。

5「探すネットワーク」、「最後の位置情報を発信」、「iPhoneを探す」をオンにする

Androidの 設定方法は「設定」画面の中の「位置情報」から「位置情報を使用」をオンにし、アプリごとに利用許可をあたえるものです。端末のオン/オフとアプリごとのオン/オフがあることに注意が必要です。

Androidの場合

1「設定」画面の中の「位置情報」を開く

2「位置情報を使用」をオンにし、アプリごとに利用許可をあたえる

Android のスマホは、「デバイスを探す」という機能を使って、位置を特定できることがあります。”android.com/find”にアクセスして、スマホで設定している Google アカウントと同じアカウントにログインします。「Google デバイスを探す」の画面のマップにデバイスのある大まかな位置が表示されます。

この機能を利用するためには、

・電源がオンになっている
・Google アカウントにログインしている
・モバイルデータまたは Wi-Fi に接続している
・Google Playでの表示がオンになっている
・位置情報がオンになっている
・「デバイスを探す」がオンになっている(デバイスにGoogle アカウントを追加済みであれば自動的に「オン」になっています)

などの条件が満たされなければなりません。

また、機種や OS のバージョン、使用環境などの条件によっては利用できない場合があるので、使用している機種で機能が使えるか確認しておくとよいでしょう。

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方法3:モバイル通信は「5Gオート」に

「5G」(第5世代移動通信システム)は高速で大容量の通信を可能としますが、災害時にはデメリットになることもあると考え、通信の安定とバッテリーの節約を両立できる設定を筆者が考えてみました。
※5G対応のスマホ限定の設定になります。

結論として最適と考えるのが「5Gオート」への設定です。

災害時は一部の基地局が破損することがあります。5Gは電波の特性上、障害物に弱く、だいぶ普及が進んでるとはいえまだエリアも限定的な場合があります。 もし「5Gオン(常に5G)」にしていると、電波が不安定な場所でスマホが必死に5Gを探し続けるため、バッテリーを激しく消耗してしまいます。

推奨設定(5Gオート)にしておけば、 5Gが安定している時だけ5Gを使い、不安定なときは自動で、より広域をカバーする「4G」に切り替えてくれます。

災害時の裏ワザとして、あえて「4G」にする方法もあると思います。

災害直後で電波が極端に不安定な場合、設定を一時的に「4Gのみ」に固定することで、通信が安定してつながりやすくなるケースがあるそうです。

住んでいるエリアによっては、5G→4Gの切り替えが頻繁に起こって、通信が不安定になったり、バッテリーを余計に消費したりすることもあります。そういった場合は設定を見直しましょう。

「4G」に変更する方法は以下の通りです。

iPhoneの場合

1「設定」画面の中の「モバイル通信」をタップ

2「モバイルデータ通信のオプション」を開く

3「音声通話とデータ」で「4G」に変更

Androidの場合

1「設定」画面の中の「ネットワークとインターネット」を開く

2「SIM」を選び、「優先ネットワークの種類」をタップ

3「5G/4G/3G/GSM」から「4G/3G/GSM」に切り替え

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方法4:緊急SOSの方法を覚えておく

画面操作ができない状況でも、物理ボタンだけで110番や119番へ通報できる機能です。

緊急SOSの方法は、サイドボタンと音量ボタンを長押ししてから放すか、電源ボタンをすばやく5回連続で押すことです。操作の後、カウントダウンが開始され、緊急通報サービスに発信されます。

iPhoneの場合

1「設定」画面から「緊急SOS」をタップ

2 緊急通報の仕方を選びます

Androidの場合の例(※バージョンによって異なります)

1「設定」画面から「安全性と緊急情報」で「緊急SOS」をオンにする

2「設定を変更」から緊急通報の仕方を選ぶことができる

衛星経由の緊急SOSは、iPhone 14以降に搭載された機能で、携帯電話やWi-Fiの電波が届かない場所でも、衛星を通じて公的な緊急通報サービスにテキストを送信できます。利用にはアクティベーション後2年間無料で、衛星通信に接続するには、空への視界が開けて、地平線がはっきりと見通せる屋外にいる必要があります。

Wi-Fiの電波が届かない場所は写真にある赤丸のようなSOSとマークが表示されます。

使い方はまず通常の電話を試み、つながらない場合に「衛星経由の緊急テキスト」を選択します。緊急事態に関する質問に答えながら衛星に接続すると、位置情報・高度・バッテリー残量・メディカルIDなどが自動的に緊急通報サービスへ送信されます。

デモンストレーションをやった時のスクリーンショットとともに、衛星経由の緊急SOSの例を見ていきます。

1緊急SOSを押します

2衛星経由の緊急SOSに書かれている、「デモを試す」をタップ

3簡単な仕様の説明を読み、「次へ」をタップ押し、「衛生通信接続をテストする」をタップする

4指示された方向を向きながらメッセージのやり取りをする

以下のように、衛星通信の例が表示されます。

共有したい情報を設定しておきます。

実際に衛星経由の緊急SOSを利用する際には、メディカルIDを共有し、緊急連絡先に通知できます。

先ほど解説した「医療情報の登録も」を参照してください。

対応国は日本を含む18か国で、日本ではiOS 17.6以降が必要です。また、車の衝突や激しい転倒を検出した際にも、自動で緊急通報サービスへ通知される仕組みも備わっています。電波の届かない場所へ出かける前に、デモ機能で使い方を確認しておくことが推奨されています。

医療情報の登録も

このほか、あらかじめ自分の医療情報を登録しておくと、スマホのロックを解除できなくても、第三者(救急隊など)が必要な情報を確認できる機能もあります。表示できる情報は名前、血液型、持病、アレルギー、緊急連絡先などです。バージョンによりますが、iPhoneでもAndroidでも可能ですのでチェックしておくと良いでしょう。

今回は「緊急地震速報の通知」、「モバイルデータ通信」、「位置情報」、「緊急SOSのショートカット」について調べました。

これらの設定は、災害が起きてからでは遅いものばかりです。「いつかやろう」ではなく、今すぐ設定を確認してみてください。そして、ご家族や友人にもぜひ教えてあげてください。

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<執筆者プロフィル>
木庭遥之

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