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シマエナガのヒナ「究極の赤ちゃん仕様」は“への字”に“赤いリング”?【写真5枚・北海道のかわいい動物たち①】

  • 2026.6.30

今週もインスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトに寄せられた、みなさまからのお写真をご紹介します。(2026年6月22日〜6月26日ピックアップ分・前編)

赤ちゃんの時期だけの「への字ぐち」

Sitakke
撮影:@kariyushi.route58さん

巣立ちしたばかりのシマエナガのヒナのお写真、しかも、どアップの。
携帯の画面で見たら、実物以上の大きさです。

顔が真っ白ではありませんね。
そのほかにも、クチバシが左右がぷっくり広がって、まるで「への字口」みたいでかわいらしいですね。

でもこれ、かわいいだけではありません。
親鳥に「ボクはここだよ!」「ごはんまだ?」とアピールするための特別な目印なんです。
この柔らかい部分は大きく伸びるので、親鳥が運んできたエサをしっかり受け取ることができます。

さらに、目のまわりの赤いリングも重要なサイン。
親鳥から見ると、「私はまだヒナですよ!」という、目立つ看板のような役割をしていると考えられています。

つまり、この顔は、「ごはんください」と「私まだまだヒナなんですけど」という主張を全力でアピールしたシマエナガ界の『究極の赤ちゃん仕様』なのです。

自分でエサがとれるようになると、「への字口」は、次第に「おちょぼ口」のクチバシに変わっていきます。

今シーズンは出会いがたくさん!シャチの赤ちゃんも

Sitakke
Sitakke
撮影:@ririsu_kさん

1枚目の写真、白いはずの部分が少しベージュ色に見えませんか?

実はこれ、シャチの赤ちゃんの特徴なんです。
生まれたばかりの頃は、白い部分がクリーム色やベージュ色をしていて、大人になるにつれて少しずつ真っ白になっていきます。

おそらく今年の春(4〜5月)に産まれたのではないでしょうか?

2枚目の写真では、大人たちに囲まれて泳ぐ姿が見えます。
「ちゃんとついておいでよ」「はーい!」そんな会話が聞こえてきそうですね。

ことしの羅臼沖は、シャチとの出会いが例年以上に豊富だといわれています。
船の近くまでシャチのほうから寄ってきてくれることも多く、観光船のすぐ目の前で彼らの姿を見ることができます。

世界的に見ても、羅臼の海は特別な場所です。

知床半島と国後島に挟まれた根室海峡には、流氷が豊富な栄養分をもたらすため、魚が集まりその魚を追ってシャチやマッコウクジラ、イルカたちもやってきます。
これほど高い確率で、野生のシャチを観察できる海域は世界的にも限られています。

羅臼のシャチウォッチングシーズンは、例年だと7月上〜中旬ごろまで。
その後はマッコウクジラが主役となり、クルーズ自体は10月頃まで楽しめます。

海の上で出会うシャチたちは、まるで水族館のスターではありません。
ここは彼らの家。

私たちは、ほんの少しだけ、その暮らしをのぞかせてもらっているのです。

みにくいあひるの子ってボクのこと?

Sitakke
Sitakke
撮影:@hiro.rsmnさん

北海道だけにしか生息している鳥ではありませんが、北海道の湖や公園でも見かけることができるコブハクチョウ。

もともとはヨーロッパ原産の鳥で、日本には観賞用として持ち込まれました。
北海道では各地で定着し、いまでは子育てをする姿も普通に見られるようになっています。

ヒナたちも、ずいぶん大きくなってきましたね。
まだ全身はふわふわの灰色ですが、親鳥のあとを隊列を組むようにして一生懸命ついていきます。

童話『みにくいあひるの子』ってありましたね。
主人公が仲間外れにされたのは、実はアヒルではなくハクチョウの子だったから。
周りと違う姿をしていたヒナは、成長すると誰もが見とれる美しいハクチョウになりました、という結末です。

とするとこの灰色のヒナたちが、まさに「みにくいあひるの子時代」の真っ最中の姿なのでしょう。

「みにくい」どころか、とってもかわいらしいですよね。

コブハクチョウのヒナは生後4〜5か月ほどで飛べるようになり、秋になる頃には親鳥とほとんど変わらない大きさまで成長します。

そして翌年以降、少しずつ羽が白くなりあの優雅な姿へと変わっていきます。

***

後編の記事では
・動物界でトップクラスの「モフ度」
・子リスにも「イヤイヤ期」ってあるの?
の写真をお届けします。

◆「北海道3大かわいい動物」プロジェクト
インスタグラム やSitakkeの記事で発信中

◆文:「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催。

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