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「うちの子が主役のはずよね」園のお遊戯会の配役に文句を言うママ友。だが、ママ友に訪れた自業自得の結末

  • 2026.6.30
「うちの子が主役のはずよね」園のお遊戯会の配役に文句を言うママ友。だが、ママ友に訪れた自業自得の結末

お迎え前の愚痴

子どもが通う園のお遊戯会が、来月にせまっていた。配役は先生方が一人ひとりの様子を見て決めたもので、誰が見ても公平な振り分けだった。

うちの子も、出番の少ない端の役を素直に楽しみにしている。

その配役表が貼り出された日の夕方、お迎えのときに一人のママ友が足早に近づいてきた。同じクラスの子の母親で、声をひそめながらも語気は強かった。

「ねえ、あの配役、おかしくない?」

「どうしたの?」

「うちの子が主役のはずよね」

彼女はそう言い切って、わたしの顔をじっと見た。同意してほしいのが、表情からありありと伝わってくる。

同意しなかった一言

正直、返事に困った。先生方が何日もかけて、子どもたちの得意なことや性格を見ながら決めた配役だ。そこに私情を挟む余地はなかったはずだ。

「先生が公平に決めたと思うよ」

私はそれだけ、静かに答えた。

否定したわけでも、彼女の子をけなしたわけでもない。ただ事実を口にしただけのつもりだった。

「公私混同なんてしてないと思うよ、本番が無事に終わるといいね」

そう付け足すと、彼女の表情がすっと固まった。返ってきた言葉はなく、軽く会釈だけして、子どもの手を引いて去っていった。

翌朝、園の門の前で顔を合わせた。私は普段どおり「おはようございます」と声をかけた。けれど彼女は、こちらを見もせずに通り過ぎていった。

空回りした無視

それからというもの、彼女の無視は続いた。挨拶をしても顔をそむけ、目すら合わせない。否定すらしていない私が、なぜここまでされるのか。胸の奥がざわついたのは確かだった。

けれど、苛立ったら相手の思うつぼだ。私は何も変えず、いつもどおりにふるまうことに決めた。会えば挨拶し、ほかのママ友とは今までどおり笑って話す。

すると、おかしいのは私ではなく彼女のほうだと、周りが先に気づきはじめた。あるママ友が、そっと耳打ちしてきた。

「あの人、配役のことで先生にも食ってかかったらしいよ」

「自分の子だけ特別扱いしてって、無理を言ったみたい」

無視されている私が淡々としているぶん、一人で態度を硬くしている彼女の姿だけが浮いて見えた。別のママ友も、苦笑いしながら言った。

「挨拶を返さないのって、見ていて気持ちのいいものじゃないよね」

その言葉に、周りの数人が小さくうなずいた。彼女は遠くでその様子に気づき、ばつが悪そうに目をそらした。

次の日、すれ違いざまに、彼女のほうから小さく頭を下げてきた。空回りしていたのは、私の挨拶ではなかった。お遊戯会の当日、子どもたちは役の大小に関係なく、堂々と舞台に立っていた。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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