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感覚で打ってない?パッティングは“ボールをセットせずに”練習しよう

  • 2026.6.28

多くの海外コーチのメソッドを現地で直接指導を受けてきた吉田洋一郎がその概要をアマチュアにもわかりやすく解説。

今回は、ブライソン・デシャンボーを支えるパットの専門家ステフォン・ハリソンのパッティングメソッドを紹介する。

感性を極力排除し科学的な見地から高い再現性を目指す

感覚で打ってない?パッティングは“ボールをセットせずに”練習しよう
「デシャンボーは徹底的に合理的なストロークを目指す」

ステフォン・ハリソンは、パッティングの研究者であり、パターブランドのオーナーも務める異色のパッティングコーチです。「ゴルフの科学者」と異名されるブライソン・デシャンボーも、ハリソンの科学的な見地からミリ単位の精度にこだわったメソッドに共感し、2人はパートナー的な関係を築いています。

彼らの目指すスタイルは非常に機械的で、高い再現性を得ることを目的としています。そのため「クインテック」というボールの転がりを解析する機器などさまざまな最新機材を活用したり、ストロークの振り幅を定規で計測するなど、ユニークながら科学的な根拠に基づいたメソッドが特徴です。

アマチュアの多くはパッティングがアバウトで感覚重視すぎる場合があるので、彼らの機械的な方法論も役立つでしょう。

【メソッドの肝1】左肩を支点にした大きな振り子でストロークする

感覚で打ってない?パッティングは“ボールをセットせずに”練習しよう
大きなアークの振り子をイメージして、ヘッドをできるだけ直線的に動かすのがポイント

ストロークは基本的には左肩を支点とした大きな振り子。大きなアークで直線的にストロークすることを目指そう。 デシャンボーの場合、両腕をほぼ伸ばして深く前傾することでそれを強調している。

実際はグリップエンドにももう1つ支点があるが、主となる支点は左翼

【メソッドの肝2】手の形を決めてから足を動かしてていねいにセットアップ

感覚で打ってない?パッティングは“ボールをセットせずに”練習しよう
ボールをセットせずに構える(左)ボールが左目の真下に来るように移動(右)

ボール位置や体のセットアップをできるだけ一定にするために、まずはボールのないところで体、腕、クラブの関係を正確に作る。そこからその関係を崩さないように立ち位置を移動して、ボールに構える。

グリップはバームで握る。後方から見てヒジからヘッドまでが一直線になるのが理想

普段からフェースを箱などに合わせてスクエアにセットする練習をし、その見え方を覚える

【メソッドの肝3】グリップをしっかり握ってクラブをソールさせて始動

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パターをソールしておけば、セットアップや始動の瞬間にフェースの向きが狂うのを防げる

始動時の誤差を極力抑制するために、パターをソールして安定した状態で構えを作り、そこから始動する。ソールを浮かせていると、無意識にフェースの向きが変わりやすいので注意。

グリップは全力を10としたら6くらいの強さで握る。手の余計な動きを抑制し、フェースの向きのブレを防ぐ

いかがでしたか? 機械的な方法論も参考にしてみてください。

解説・レッスン=吉田洋一郎
●よしだ・ひろいちろう/1978年生まれ、北海道出身。スイング研究に強い情熱を燃やし、海外で直接有名コーチのメソッドを学び知識を広げる。日本ゴルフスイング研究所主宰。

ステフォン・ハリソン
デシャンボーが使用するパタープランド「SKIゴルフ」 のオーナーで、デシャンボーのパートナーとしてパッティングを指導するパットの専門家。

ブライソン・デシャンボー
1993年生まれ。アマチュア時代から活躍し15年にプロ入り。科学的根拠に基づく独自理論でゴルフを探求する「ゴルフの科学者」 として有名。

構成=鈴木康介
写真=相田克己、Getty images
協力=トータルゴルフフィットネス

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