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一ノ瀬ワタル、自宅で飼う8羽のウサギは何があっても見捨てない「今はウサギたちのために頑張っている」

  • 2026.6.27
一ノ瀬ワタル、映画『四月の余白』公開記念舞台挨拶に登場 (C)2026 N.R.E. width=
一ノ瀬ワタル、映画『四月の余白』公開記念舞台挨拶に登場 (C)2026 N.R.E.

一ノ瀬ワタルが主演を務める映画『四月の余白』の公開記念舞台挨拶が27日都内にて開催され、一ノ瀬のほか、夏帆、上阪隼人、山崎七海、吉田恵輔監督が登場。作品のテーマにちなみ「どんなことがあっても見捨てないもの」を聞かれた一ノ瀬は、自宅で飼う8羽のウサギへの惜しみない愛情を明かした。

【写真】舞台挨拶で笑顔を見せる夏帆

『ミッシング』の吉田恵輔監督が、実体験や自身の周囲で起こった出来事をもとに描いた人間ドラマ。ある地方都市に佇む全寮制の更生施設を舞台に、人の痛みや常識を理解できず逸脱した子供たちに“人は変われる”と信じて体当たりで向き合おうとする元受刑者の男性の姿を描く。

本作で映画初主演を務めた一ノ瀬は、初日を迎えた心境を聞かれると「もちろんすごくうれしいですし、こんなに足元が悪い中で来ていただいてうれしいっすね!」と喜びをあらわに。一方で「内容的にも、見る人によっていろんな見方ができる作品なので、不安というのもあります」と率直な思いも打ち明けた。

吉田監督は作品について「脚本を書いている時は“これ誰が見るんだ?”と思うくらい地味な話だと思っていた」と苦笑しながらも、「素敵なメンバーが集まって、出来上がってみたら、自分で言うのもなんだけど、結構いい映画になったと思う」と作品への自信をのぞかせた。

また、一ノ瀬を主演に起用した理由についても言及。「柔らかくて人懐っこい人なんですけど、過去には悪役をたくさん演じてきた。何人殺して何回殺されたかわからないくらい(笑)。悪役のイメージがあるけど、今は“いい人”というイメージもあって、この役にぴったりだと思った」と語ると、一ノ瀬は照れた様子で「そんな、皆さんの前で褒めていただいてありがとうございます」と笑顔を見せた。

夏帆は印象に残ったシーンとして、劇中で海斗の母を演じた占部房子との場面を挙げる。撮影初日だったというそのシーンについて、「占部さんは感性でお芝居される方なので、テイクごとにニュアンスが少しずつ変わるんです。どのテイクも胸に響いて苦しくなって、監督は一体いつOKを出すんだろうと思っていました」と回想。「最後にさらにすごいものが出てきて、その瞬間に監督がOKを出したんです。占部さんもすごいし、それを見極める監督もすごいなと思いました」と振り返った。

吉田監督も「夏帆さんと占部さんは動物的感覚で芝居をするタイプ。テイクごとに温度が違うので、こっちが思っていないものが出てくる可能性がある。ずっと見ていたくなる二人でした」と独特の表現で称賛した。

上阪は、本作が初めて長期間親元を離れての撮影だったことを明かし、「双子の弟に会いたいなと思ったりしたんですけど、吉田組が本当に温かくて、家族のように接してくれて居心地が良かった」と吉田組を絶賛。「めちゃくちゃ楽しかった思い出があります」と振り返った。

そんな上阪について「現場ではムードメーカーだった」と明かした吉田監督。「子どもたち同士が仲良くなるのに時間がかかる中、誰にでも話しかけて空気を作ってくれた」と感謝。一方で「撮影が終わっているのに、急に現場へ遊びに来たりしていた(笑)」と暴露されると、上阪は照れ笑いを浮かべていた。

山崎は、一ノ瀬との共演について「怖い人だったらどうしようと思っていたんですけど、本当に柔らかくて優しい方だったので、すごく演じやすかった」とコメント。劇中のラストシーンについては「テイクを重ねるごとに、一ノ瀬さんがどんどん小さくなっていって」と笑いながら振り返ると、一ノ瀬も「あの時は西が唯一、普段見せないような感情を出していたシーンだった。涙が出るんじゃないかというくらい辛かった」と明かした。

イベント後半では、本作のテーマにちなんで「どんなことがあっても見捨てないもの」という題材でトークを展開。一ノ瀬は飼っている8羽のウサギを挙げ「今はウサギたちのために頑張っている。みらいの里の子たちにも投影していた部分がある(笑)」と愛情をのぞかせる。

夏帆は愛猫について触れつつ、「最近、思い出の映画館が閉館するニュースを見て、映画は映画館で観なきゃなって改めて思いました。絶対に守りたい場所」と映画館への思いを語った。

上阪は「家族です」と即答。「今日もママが来てるんですけど、本当に感謝しかないです」と感謝を伝えると、会場からは温かな拍手が送られた。

山崎は「マネージャーさん」と回答し、「今ここに立てているのも、一緒に頑張ってきたからこそ。これからも二人三脚で頑張っていきたい」と。吉田監督は「子どもの頃の映画好き少年の気持ち」と答え、「その夢を冒涜するような映画や監督にはなりたくない。恥ずかしくない映画を作っていきたい」と力強く語った。

最後に一ノ瀬は「この作品が、何か変わりたいと思っている人のきっかけになれば」とメッセージ。夏帆も「見終わったあと誰かと話したくなる作品。この問題をみんなで考えていけたら」と呼びかけ、吉田監督からは「私の監督作品『mentor』が秋に公開になるのですが、『四月の余白』と同じくメンターをテーマに描いた兄弟的作品になっていますので『mentor』を楽しみにしてくれている方も、まずは先に『四月の余白』を見て頂けるとあわせて楽しんでもらえるかと思いますので、ぜひお願いします」と話し、舞台挨拶を締めくくった。

※吉田恵輔の「吉」は「つちよし」が正式表記
※山崎七海の「崎」は「たつさき」が正式表記

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