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いよいよ朝ドラ“再放送”「また地上波で見られる」“奇跡のキャスティング”と言われた9年前の【NHK連続テレビ小説】

  • 2026.8.3
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NHK連続テレビ小説『ひよっこ』第1週(C)NHK

2017年度前期に放送された、有村架純主演、岡田惠和脚本のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』が、2026年8月3日から再放送される。NHK総合での放送ということで、BS難民から歓喜の声が上がっている。「有村架純さんや磯村勇斗さんの初々しい姿をまた地上波で見られる!」といった投稿から、再放送を待ちわびていた人が多いことがよく分かる。ひる0時30分という放送時間にも、「昼休憩の楽しみにピッタリ!」など喜びの声が。

実在の人物をモデルにした朝ドラの場合、つらい現実が描かれることも少なくないが、『ひよっこ』は岡田による完全オリジナルストーリー。有村が演じるヒロイン・谷田部みね子をはじめ、“名もなき人々”がひたむきに生きる姿を描いていて、“悪い人”はほとんど出てこない。SNSには「今こそ、この優しい世界観が必要」というコメントが書き込まれており、本作が“愛されている朝ドラ”であることが伝わってきた。

※以下、本文には放送内容が含まれます。

2017年のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』

1964年、高校生の谷田部みね子(有村架純)は、茨城県北部の奥茨城村で両親、妹と弟、祖父と暮らしている。高校卒業後は家業の農業を手伝うつもりだったみね子だが、東京に出稼ぎに出た父・実(沢村一樹)が失踪したことを知り、状況は一変してしまう。みね子は、家計を支えるためと、父を捜すために上京を決意し、東京への集団就職に参加することに。

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NHK連続テレビ小説『ひよっこ』第1週(C)NHK

“向島電機”のラジオ工場で働き始めたみね子は、会社が用意した“乙女寮”に入居。一緒に就職した幼馴染みの助川時子(佐久間由衣)や、親しくなった同僚たちと共に、一生懸命仕事に励む。ところが、会社が倒産してしまい、次の就職先を探さなければならなくなったみね子。そんなみね子を雇ってくれたのは、赤坂の洋食店“すずふり亭”だった。上京直後、みね子は、実が「東京で一番美味しい店」と言って通っていたすずふり亭を訪れた。店主の牧野鈴子(宮本信子)と、シェフで鈴子の息子の牧野省吾(佐々木蔵之介)は、実のことを覚えていて、彼の娘・みね子に温かく接してくれる存在に。みね子にとって、“東京の実家”のような場所になったすずふり亭が、新しい職場となった。ホール係として働き始めたみね子に、さまざまな出会いが訪れる。

朝ドラには珍しいドラマチックな“キーワード”も

『ひよっこ』の舞台となっている時代は、1964年の東京オリンピックの前後で、高度経済成長期の真っ只中。東京に出稼ぎに出た実は、オリンピックに向けた建設ラッシュの中、ビルの建築現場で働いていた。きつい肉体労働を頑張っていた実だが、ある“危険な目”に遭い、記憶を失ってしまう。記憶喪失が登場する朝ドラは少ないと思うが、実の“物語”はこの後もかなりドラマチックなので、未見の人はぜひ注目して観てほしい。

みね子は、東京で父・実を捜しているけれど、実が記憶を失っていることから、捜索は難航。その分、みね子は東京に居続けなければならず、乙女寮の後に入居した“あかね荘”の住民や、すずふり亭の人々との“物語”が広がっていく。岡田が描く人物描写は非常に深みがあり、どのキャラクターも魅力的だ。

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NHK連続テレビ小説『ひよっこ』第1週(C)NHK

乙女寮の舎監・永井愛子(和久井映見)は、やがて すずふり亭と深く関わっていくことに。乙女寮でみね子と同室になった、同期の青天目澄子(松本穂香)や兼平豊子(藤野涼子)は、会社倒産後もずっとみね子との友情が続く。あかね荘の住民は、個性的な人物が際立っていて面白い。毒舌の“オフィスレディ”久坂早苗(シシド・カフカ)、漫画家志望コンビの坪内祐二(浅香航大)と新田啓輔(岡山天音)など、観ていて楽しいキャラクターばかり。住民の1人、“慶応ボーイ”の御曹司・島谷純一郎(竹内涼真)は、みね子と恋愛関係になるも、“身分の差”が壁となる。記憶喪失や、恋愛における身分の差といった“キーワード”は、ちょっと韓国ドラマのようで興味深い。

豪華なキャストが多数出演した朝ドラ

未見の人にはネタバレになって申し訳ないが、みね子の運命の相手となるのは、すずふり亭でコックとして働く、“ヒデ”こと前田秀俊。みね子とヒデの爽やかなカップルは、視聴者を癒やす存在になり、ヒデを演じた磯村勇斗は本作で全国区の人気俳優に。2人の物語は、続編の『ひよっこ2』でも綴られていく。

『ひよっこ』には、上記で紹介した登場人物役の豪華キャストのほかにも、『虎に翼』の朝ドラヒロイン・伊藤沙莉や、朝ドラ常連俳優の菅野美穂らも出演している。「奇跡のキャスティング」「この顔ぶれが揃うのは今では無理そう」などの投稿が見られた。

主演の有村は、朝ドラ『あまちゃん』で、小泉今日子が演じた天野春子の若い頃を好演して注目を集めた。春子の母・夏を演じた宮本信子との、『ひよっこ』での再共演もうれしい。『ひよっこ』のみね子役は、SNSでも「最高のハマり役!」という声が多く、「夏の楽しみができた」と期待されている。本作のファンはもちろん、『ひよっこ』初心者も、ぜひこの機会に“優しい世界”に浸ってみてはいかがだろうか。


連続テレビ小説『ひよっこ』毎週月曜〜金曜午後0時30分放送 2026年8月3日(月)より 放送開始予定
NHK ONE(新NHKプラス)見逃し配信中・過去回はNHKオンデマンドで配信

ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)
海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。
X:@KumikoShimizuWP

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