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「NHKでよくやったな!?」「豪華すぎ」主題歌まで流れる“徹底”ぶり 遊び心あふれる演出に称賛の声【ドラマ10】

  • 2026.10.5
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『団地のふたり』第9話(C)NHK

小泉今日子と小林聡美が、同じ団地で生まれ育った50代の幼なじみを演じるNHKドラマ10『団地のふたり』。9月29日に放送された第9回では、団地の建て替え計画が進むなか、太田野枝(小泉今日子)の母・節子(丘みつ子)が軽い脳梗塞を起こして倒れてしまう。家族との会話を重ねるうち、野枝は節子が最後までこの家で暮らしたいと考えていたことを知る。一方、桜井奈津子(小林聡美)も今の家に住み続けられるのか、これからの生活について考え始める。

※以下、本文には放送内容が含まれます。

SNSがざわついた『セーラー服と機関銃』パロディ

第9回でSNSを大きく沸かせたのが、冒頭のシーンだ。

団地の建て替えに反対する住民たちが立てこもるなか、突然、映画のようなワンシーンが始まる。節子が手りゅう弾を持ち、野枝はセーラー服姿で機関銃を乱射。ひとしきり撃ち終えた野枝が最後に「カ・イ・カン…」とつぶやくと、聞き覚えのある音楽が流れ始める。

本シーンは、言わずと知れた薬師丸ひろ子が主演の映画『セーラー服と機関銃』の有名な場面を思わせる演出だ。さらに、バックには同作の主題歌が流れるという徹底ぶりである。実際には野枝の夢というオチだったが、あまりに突然のパロディにSNSでも「NHKでよくやったな!?」「豪華すぎないか」「すごい演出」という驚きと称賛の声があがった。建て替え問題という重いテーマを扱いながら、こうした遊びを入れてくるところが、なんとも『団地のふたり』らしい。

団地を離れることも、残ることも、それぞれの選択

もちろん、第9回の中心にあるのは笑える場面だけではない。

節子が脳梗塞を起こしたことで、野枝は昌夫(橋爪功)や厚志(杉本哲太)ら家族と、これからの暮らしについて話すことになる。そこで初めて知った両親の思いに、野枝はこれまで自分があまり深く考えていなかったことに気づく。

住み慣れた団地で、できるだけ長く暮らしたい。両親がそう考えていたとしても、建て替えが決まれば、これまでと同じようにはいかない。

それは奈津子も同じことだった。収入が安定しない仕事を続けつつ、今の家に住み続けられるのかという問題は、決して遠い話ではない。さらに、同じ団地に住む佐久間絢子(由紀さおり)は息子との同居を決める。それぞれが違う事情を抱え、それぞれの答えを出していく。

本作の魅力の一つは、団地に残る人と、そこを離れる人のどちらにも、譲れない事情があることを丁寧に描いているところだろう。ここで暮らし続けたいという思いも、これからの生活を考えて引っ越すという決断も、その人にとっては大切な選択に違いない。

50代になった幼なじみが考える、これからの人生

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『団地のふたり』第8話(C)NHK

野枝と奈津子は、50代になった今も同じ団地で暮らしている。結婚しているか、独身なのか。家族が近くにいるのか、いないのか。状況は人によって違っても、年齢を重ねれば“この先、どこで暮らすのか”という問題は誰にだって出てくる。野枝と奈津子の何気ない会話や、いつものようなやり取りのなかに、50代になった2人が抱える不安や迷いを自然とチラつかせる。

全10回の物語も、残すところあと1話。あまり馴染みのない団地の話に見えて、実は誰にとっても他人事ではない。誰もが自分の物語として重ね合わせられる点に、このドラマが愛され続ける理由があるのだろう。


NHK総合 ドラマ10『団地のふたり』毎週火曜よる10時〜
NHK ONE(新NHKプラス)同時見逃し配信・過去回はNHKオンデマンドで配信

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