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「朝ドラ出るの!?」「観る理由できた」初出演にさっそく“期待”の声→M-1の“独特なネタ”で爪痕残したふたり組

  • 2026.7.26
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ヨネダ2000 (C)SANKEI

2026年度後期のNHK連続テレビ小説『ブラッサム』に、お笑いコンビ・ヨネダ2000が出演することが発表された。2人にとって朝ドラは初出演。石橋静河演じる主人公・葉野珠が東京で働く西洋レストラン・悠樂軒の女給として、愛はスギ、誠はヨネを演じる。SNS上では「朝ドラ出るの!?」「観る理由できた」と驚きと期待の声が。唯一無二のリズムと存在感を持つ2人は、朝ドラの世界でどんな花を咲かせるのか。

※以下本文には放送内容が含まれます。

ヨネダ2000、コンビそろって初の朝ドラ

お笑いコンビ・ヨネダ2000の愛と誠は2人とも朝ドラ初出演かつ、コンビそろっての登場だ。2人が演じるのは、主人公・葉野珠が東京で働くことになる西洋レストラン・悠樂軒の女給。愛はスギ、誠はヨネを演じる。

劇中でも仲の良い女給コンビとして登場することが期待されており、店長役にはトレンディエンジェルの斎藤司も決定している。朝ドラの東京編に、芸人たちの新鮮な風が吹き込まれることになりそうだ。

出演にあたって、愛は、学生時代に朝ごはんを食べながら朝ドラを見て、終わる頃に家を出るのがルーティーンだったと語っている。そんな毎日見ていた朝ドラに、自分たちの出演場面が誰かの朝のルーティーンとして入り込むかもしれない。その言葉には、朝ドラという番組が生活に根付いていることへの実感がにじんでいる。

お話を聞いたとき、本当に嬉しかったです。学生の頃、朝ごはんを食べながら見て、朝ドラが終わる頃に食べ終わって家を出るというルーティーンでした。そんな毎日見ていた朝ドラに出演できる人生だと思ってもいなかったですし、なによりコンビで出演できるということが嬉しかったです。私たちの出演場面が誰かのルーティーンの中に入り込めると思うと楽しみです。
出典:連続テレビ小説「ブラッサム」出演者発表 第8弾【東京・本郷で出会う人々】(2026.07.16 投稿より)

一方の誠は、自身の役名が「ヨネ」だと知って喜びつつ、愛の役名が「ダ2000」かもしれないと焦った、というコメントを寄せている。結果、愛の役名はスギ。この軽やかな言葉遊びは、まさにヨネダ2000らしい。

私の役名が“ヨネ”と知った時「ヨネダだからかなぁ嬉しいな」と思ったと同時に愛さんの役名が“ダ2000”の可能性があると思い焦りました。違いました。スギでした。出典:連続テレビ小説「ブラッサム」出演者発表 第8弾【東京・本郷で出会う人々】(2026.07.16 投稿より)

唯一無二のリズム感は芝居でどう生きるのか

ヨネダ2000は、NSC東京校23期の同期である愛と誠によるコンビ。前身コンビの解散を経て、2020年に現在の形で再結成された。

2021年には『M-1グランプリ』準決勝進出、『THE W』決勝進出で注目を集め、2022年の『M-1グランプリ』決勝では、独特なリズムと世界観の“餅つきネタ”で強烈なインパクトを残した。

彼女たちのネタの底力は、理屈で笑わせるというよりも、その唯一無二の音・間・動き・癖になる繰り返しによって、気づけば観客を奇妙な世界へ巻き込んでしまう点にある。言葉の意味だけではなく、空気そのものをずらす力があるコンビだ。

そのリズム感は、朝ドラの芝居でも生きるのではないか。

主人公・珠が上京し、新しい人々と出会う東京編において、レストランはおそらく活気と出会いの場になる。注文を取る、客を迎える、同僚同士で掛け合う。そうした何気ない場面に、ヨネダ2000の持つ間のおもしろさや身体性が自然に混ざれば、より世界観が重層的になるはずだ。

『ブラッサム』に吹き込まれる、少し不思議で愉快な風

『ブラッサム』は、明治、大正、昭和を駆け抜け、自由を求め続けた作家・宇野千代をモデルにした物語である。主人公・葉野珠は、幼い頃から小説を書きたいという夢を抱き、故郷・山口県岩国を飛び出して、魅力的な人々との出会いを通じて作家への道を切り開いていく。

結婚、離婚、震災、戦争、倒産、借金。幾度も苦難に見舞われながらも、珠は“幸せのかけら”を見つけ、小説を書くことをやめない。強く、しなやかで、愉快に生きる女性の物語である。

この作品にヨネダ2000が加わることは、意外でありながら、どこかぴったりでもある。ヨネダ2000の芸風には、既存の型から少しはみ出す自由さがある。漫才やコントの枠をゆるやかにずらし、観客に“何を見せられているんだろう”と思わせながらも、最後にはその世界に巻き込んでしまう。

これは、時代の枠や女性に求められた生き方からはみ出しながら、自分の道を切り開く『ブラッサム』の主人公とも、どこか響き合うのではないだろうか。

劇中でヨネダ2000が演じるスギとヨネは、主人公の人生を大きく変える人物というより、東京での日々をにぎやかに彩る存在になるのかもしれない。しかし朝ドラにおいて、そうした“周囲の人々”はとても重要だ。ヒロインが夢へ向かう途中で出会う店の人、同僚、町の人。彼らの一言や笑いが、物語の空気を作っていく。

M-1決勝で強烈な印象を残した2人が、朝の15分の物語にどう溶け込むのか。『ブラッサム』は、自由を求め続けた女性の物語だ。そこに、既存の笑いの型を軽やかに飛び越えてきたヨネダ2000が加わる。愛と誠が演じるスギとヨネは、きっと少し不思議で、少し愉快な風を吹き込んでくれるだろう。


出典:NHK 連続テレビ小説「ブラッサム」出演者発表 第8弾【東京・本郷で出会う人々】より

ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。X:@yuu_uu_

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