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「ガス代の請求書を見て驚いた」安い家賃の物件を選んだのに…毎月数千円の差を生む"見えない固定費"

  • 2026.7.24
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

こんにちは、元注文住宅営業マンのホリカワです。

物件選びで「家賃」「駅徒歩」「築年数」は必ずチェックしますよね。ですが、「ガスの種類」まで確認している方は、どれくらいいるでしょうか。

じつは、都市ガスかLPガス(プロパンガス)かの違いだけで、毎月のガス代に数千円の差が生まれることがあります。

今回は、家賃の安さだけで物件を選んでいた方にこそ知ってほしい「見えにくい固定費」のお話です。

営業マン時代、土地探しのお客さまに伝えていたこと

注文住宅の営業マンをしていたころ、土地探しをしているお客さまに伝えていたことがあります。「水道光熱費がいくらかかるか、チェックしてください」です。

じつは、ガス代は地域によって金額が大きく異なります。その主な要因は、ガスの種類が「都市ガス」か「LPガス(プロパンガス)」かという点にあります。

これは土地探しに限らず、賃貸物件でも同じです。入居後に「冬のガス代の請求書を見て驚いた」「前の物件より明らかに高い」と青ざめる方が少なくありません。「安い物件」を選んだつもりが、

  • 「家賃+光熱費」で見ればむしろ割高だった
  • 家賃で浮いたはずのお金がガス代で消えてしまう

そんなふうに家計を圧迫してしまうことがあるのです。

都市ガスとLPガスは「供給の仕組み」が違う

都市ガスは公共インフラとしてガス管で届くため、料金が比較的安定しています。

一方、LPガスは販売店ごとに料金設定が異なり、ボンベで各戸に配送されるぶん、配送コストや設備貸与費が上乗せされる構造です。

スマホの料金プランに例えるなら、基本料が安くても従量単価が高いプランを選んでいるようなもの。使用料の節約くらいでは追いつかず、どうしても請求額が大きくなりやすいのです。

人は「見えるコスト(家賃)」には敏感でも、「見えにくいコスト(光熱費)」は過小評価しがちですよね。物件選びの際も、この傾向には注意が必要です。

なお、2025年4月施行の液石法(LPガスに関する法律)の省令改正により、LPガスの「三部料金制(基本料金・従量料金・設備料金)」が徹底されました。ガスの消費と関係のない設備費用を料金に上乗せすることが禁止され、料金の透明化が進められています。

参考:LPガス料金の表示・計上方法に関する新しいルールを施行しました(経済産業省)

物件情報の「設備」欄、30秒のチェックを習慣に

物件情報の「設備」欄には、「都市ガス」か「プロパンガス(LPガス)」のどちらかが記載されています。このチェックが、年間の固定費を左右することがあります。

比較するときは、家賃だけでなく「家賃+想定光熱費+共益費・管理費」のトータルで見る習慣をつけてみてください。

LPガスの物件でも、ガス会社の料金を事前に確認すれば、納得のうえで選ぶことができます。

ちなみに、事業者間の競争が活発な地域では、都市ガスと同等かそれ以下の料金になるケースもあります。また、LPガスには「災害時の復旧が早い」という利点もあります。

大切なのは、「知らずに損する」のではなく「違いを知ったうえで、自分で選ぶ」ことです。

まとめ:見えにくい固定費まで含めて比較しよう

家賃の安さは、住居費の一面にすぎません。見えにくい固定費まで含めた「トータルコスト」で比較できるようになれば、物件選びの精度が上がります。

今すぐできることがひとつあります。お住まいの給湯器やコンロに貼られたラベルを見てみてください。「LPG」「都市ガス(13A)」などの表記が確認できることが多いです。

まずは、自分の家のガスの種類を知る――それが、次の物件選びで損をしないための第一歩になります。


ライター:ホリカワ ダット
注文住宅の建築会社に営業職として従事したあと、SEOライターとして独立。500組以上の家づくり相談に携わった経験をもとに、「マイホーム取得を少しでもラクに」をテーマに、住宅ジャンルの記事を幅広く執筆中。インテリアコーディネーター/1級カラーコーディネーター(商品色彩)資格保有。


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